ワールドビジネスサテライト (ニュース)
米国FRBはFOMC(連邦公開市場委員会)を開き政策金利を0.25%引き下げることを決定した。利下げは2会合連続。7日のニューヨーク株式市場ではハイテク関連銘柄が多いナスダックとS&P500が最高値を更新。日経平均株価は8日、前の日から118円上昇して取引を終えた。米国でのインフレが落ち着きを見せる中、パウエル議長は利下げを着実に進めている。しかしトランプ氏は、大規模な減税や関税の引き上げなど物価上昇につながりやすい政策を多く掲げていてFRBが、ようやく抑え込みつつあるインフレが再燃するおそれがある。さらに選挙戦ではパウエル議長を批判したトランプ氏。パウエル氏をFRB議長に指名したのは大統領1期目のトランプ氏だったがその後、金融政策のかじ取りをめぐり2人の関係は急激に悪化した。大和総研・主任研究員の矢作大祐さんは「25年のFRBのかじ取りは非常に難しい」などと語った。