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G20(首脳会議が南米・ブラジルで開幕した。“先進国と途上国”の立場が異なる各国の首脳が一堂に会する中、トランプ次期大統領を念頭に一致した対応をとれるのかが焦点。リオデジャネイロで18日に開幕したG20サミットでは、貧困や気候変動問題が話し合われる。会議の冒頭、議長国・ブラジルのルラ大統領は、飢餓と貧困について、各国が行動を起こすよう呼びかけた。米国のバイデン大統領や中国の習近平国家主席、石破総理大臣など世界のリーダーが勢ぞろいする中、トランプ氏の返り咲きで懸念されるのが米中対立の深まり。ロイター通信などによると、中国の習近平国家主席は演説で、「グローバルサウス」の支援を強化することを発表した。また、英国とはスターマー首相と6年ぶりとなる首脳会談を行うなど、トランプ氏の就任を前に、新興国の取り込みや西側諸国との関係を改善する狙いがみてとれる。サミットの2日目には、気候変動対策や、中東やウクライナでの平和構築が盛り込まれた首脳宣言の採択が目指されている。“アメリカファースト”を掲げるトランプ氏が、気候変動対策の国際的枠組み「パリ協定」から再び離脱する姿勢を示す中、世界がどのような一致点を見いだすのかが注目される。