NHKニュース おはよう日本 (ニュース)
G7外相会合ではウクライナ情勢についてロシアの侵攻を終わらせるための方策について意見交換した。アメリカとヨーロッパの間で停戦のあり方などをめぐり溝が生じている。一方、プーチン大統領は「アメリカと協議が必要」と話した。カナダ東部ケベック州・シャルルボワで開かれているG7の外相会合は、本格的な議論が始まった。議長国カナダ・ジョリー外相は「ロシアの侵略に直面するウクライナ支援の議論を楽しみにしている」とコメント。ウクライナ情勢についてロシアの侵攻を終わらせるための方策について意見を交わした。米国・ルビオ国務長官は「停戦に向け双方と協議を続けている」とコメント。ヨーロッパの国々は停戦と共にウクライナの安全が保証されることが重要だという立場を改めて強調。岩屋外相は和平の在り方はヨーロッパだけではなくインド太平洋含む国際秩序社会全体に影響するとしている。誤った教訓が導きだされうる状況を生んではならないと訴えた。G7は米国とヨーロッパの間で、停戦の在り方などを巡り溝が生じている。外相会合は14日まで続き、成果文書を通じてロシアへの対応やウクライナ支援でどの様な姿勢を打ち出すか注目される。ロシア・プーチン大統領は米国が提案している30日間の停戦について、十分ではないとの考えを示した。プーチン大統領は「停戦は恒久的な平和につながらなくてはならない」と述べた。米国とさらに協議が必要だと主張。ロシア大統領府の高官は「米国・ウィトコフ特使がモスクワに到着し、夜にプーチン大統領と会談する」と明らかにした。アメリカの停戦案について直接説明を受けた可能性があり、プーチン大統領の対応が焦点となっている。