モーサテ (ニュース)
19日のNY株式市場について明治安田アメリカ・長谷川さんは「前日のタカ派的なFOMCを受けた大幅下落の反動から、3指数ともプラスで推移している。一方、前日引け後に決算発表をした半導体メーカー『マイクロンテクノロジー』は9-11月実績は過去最高の売り上げを計上し、概ね市場予想通りの堅調な実績を発表したものの、12-2月期のガイダンスが非常に弱く失望を呼ぶ内容となり、一時マイナス18%下落した。株価の割高感を示すS&P500のPERの予想はきのうの下落後も依然として高水準に位置しているが、一方でファンダメンタルズは健全とみられており堅調な企業業績が株価を下支えする見込み。これまで好調なアメリカ経済が株価を押し上げてきたが、特に個人消費の堅調さが目立つ。12月についても今月頭の”サイバーマンデー”のオンライン売上高は前年比プラス7.3%と予想を上回るデータが発表されているなど、消費の強さは継続している可能性がある。ただ、今後個人消費に予想外に陰りがみられた際にはEPSが下方修正され株価の下落につながるため、引き続き経済指標に注意が必要。