モーサテ (ニュース)
SMBC日興セキュリティーズアメリカ・井野口志保さんは「本日発表されたADP民間雇用者数は低調でしたが、サービス業の景況感に回復が見られ、かつインフレ加速が示唆されなかったことからS&P500は最高値を更新。長期金利が低下する中、半導体株やハイテク株が堅調。直近の雇用指標で労働市場の軟化が示唆され、市場では来週のFOMCで年内の利下げに関する内容が示される可能性に期待し、株価上昇の追い風になっているとみられます。5月のISM非製造業景気指数は前月から上昇。活動拡大圏へと改善。サービス業の強さが見られました。ただ、物価を示す支払価格が前月から−1.1ポイントの58.1となり、サービス業のインフレ減速が示されました。サービス業のインフレは減少傾向だが、夏の旅行シーズンの始まるも活況とみられ、当面サービス業のインフレが根強くなる可能性に注意が必要です」などと話した。