モーサテ (マーケット情報)
日本生命NY投資現地法人・今真一郎さんは「個別銘柄としての証券取引所に注目です。私がいるNY証券取引所グループを傘下に持つICE(インターコンチネンタル取引所)は、株価が年初来で28%と大きく上昇しています。ICEは、かねてから株式だけではなく、住宅ローンや債券など様々な資産でのビジネスを拡大してきましたが、近年、エネルギーに関する取引の割合が大きくなっている点に注目です。同社の取引所部門のうち、取引コストを考慮すると最も大きいのが原油や天然ガスなどのエネルギー関連に由来する取引で、第2四半期のICEの取引所部門の売上は、対前年14%増加、中でもエネルギー関連の売上は32%と大きな伸びとなっています。背景にはエネルギートランジションがあり、そうした中で重要な役割を果たしているのが液化天然ガス、LNGです。エネルギー政策は、アメリカ大統領選挙の大きなアジェンダの一つで、複数の視点で注目したいと考えています」など話した。