モーサテ アメ株Update
マキシム・グループの久野誠太郎さんは「今年の夏の相場はインフレ市場に一喜一憂する動きとなりそうです。ミシガン大学によると期待インフレ率が上昇する中で消費者信頼感が低下したことが気になりました。水曜日発表の消費者物価指数が注目されますね。個人消費の動向、レストラン業界に注目しています」などと話した。S&P500企業の1-3月期の実績を発表した。市場予想を上回った企業は1株利益の全体の78%、売上高は59%となる。久野さんは、米国・大統領選挙が終われば一段高が予想されるとしている。また、アメリカ外食・食品企業の2024年1-3月期決算を紹介した。マクドナルドの1−3月期は増収増益を確保したが既存店売上高は市場予想を下回った。マクドナルド幹部からは低所得層が高いコストに苦しみ業界全体として消費者の外食頻度が減少。ケンタッキーなどを展開するヤム・ブランズの売上高はパンデミック以来の2.9%の減収。2024年9月通期の既存店売上高見通しを下方修正。株価は大幅安となった。ネスレは1−3月期が市場予想を下回る売上高の伸びとなった。北米での低所得層の不振を指摘。値上げの影響から消費者の需要が落ち込み始めた。久野さんが注目する好調企業は、チポトレ・メキシカン・グリルで、予想PERは58.38倍。消費産業のエヌビディアとしている。番組終了後、投資のヒントをモーサテプレミアムでライブ配信する。