- 出演者
- 鈴木奈穂子 博多大吉(博多華丸・大吉) 博多華丸(博多華丸・大吉) 田中直樹(ココリコ) 江上敬子(ニッチェ)
興は人智を超えた技、超能力の謎に迫る。
- キーワード
- 木曜スペシャル
田中直樹さんは、相方・遠藤章造さんはヘレン・ケラーさんをスプーンを曲げる人だと思っていたと明かした。番組には400件以上の不思議体験が寄せられた。スタジオで田中さんに食べたい料理名を紙に書いてもらい、視聴者に予想してもらった。「子どもの頃、シャープペンシルを分解して直せなくなって困ったまま寝ました。その夜の夢の中で、誰かがシャープペンシルを直していました。目が覚めて、夢で見たとおりにやってみたら、きれいに直りました。」といった夢に関するお便りがたくさん届いた。
何度も正夢を見たという女性を取材。中でも最もリアルに感じた夢は、小学4年生で転校した時、担任の先生が夢で見た人だった。
夢で見た公園に行ったことがあると田中さんは話した。
信州大学教授の菊池聡さんは、夢で見た気になるのは記憶の仕組みが関係していると話す。吹き込まれた情報や後で見た写真などで自分が見たものが変わる“事後情報効果”が頻繁に起こり得る。
正夢は自分から夢に記憶を寄せていくという説明に出演者らは納得しつつ、物理のテストで夢で見た問題と同じものが出題されたエピソードに対しては不思議がっていた。浅井理アナは、ロマンはまだ捨てなくて良いとコメント。
不思議な体験を何度もした経験があるという澤畑明美さんを取材。高校3年生の頃、家を早く出発しなければと感じて普段より15分早いバスで登校したところ、いつもの時間に乗用車がバス停に突っ込んだと後に知った。さらに、澤畑さんは電話の相手が事前にわかるそうで、実験したら15回中3回正解した。
きょうのテーマは超能力。超常現象を研究する学問が超心理学。テレパシー・予知・透視などを科学的に検証する。1920年代にアメリカで始まった。
テレパシーを検証するアメリカで行われたガンツフェルト実験を紹介。離れた部屋の2人が絵のイメージを共有できるかテスト。五感以外の力を研ぎ澄ます。受け手は4枚のイラストからイメージしたものに近い1枚を選ぶ。
ガンツフェルト実験の結果を解説。4枚のカードから1枚選んで当たる確率は25%。88の論文を合わせると3145回のうち32%が正解だった。コンピュータの導入で厳密になっても32%で変わらなかった。この正答率が偶然生じる確率は1億分の1以下。結果への反対・批判も多く、超心理学の仮説はいまの科学の標準的な世界の見方に反する。
田中さんがいま食べたいものを予想する企画では、現在1万9000通を超えるメッセージが寄せられた。
小学生のYUUさんは、においで誰が通ったかわかると話す。折り紙の色の違いも嗅ぎ分けることができる。カメラの実験したところ、実際に当てることができた。
VTRに登場したYUUさんは嗅覚のスイッチをオン・オフすることができるという。また、先程VTRに登場した澤畑さんからも番組にメッセージが届いていて、田中さんの食べたいものが大福だと予想した。
姿見えなくてもゴキブリがいるかどうか分かるというメッセージについて、認知心理学が専門の菊池さんに再び聞いた。何もいなかったときに外れたから記憶に残らないと解説した。
菊池さんの説明を受けて、華丸は全部ウケたと思ってVTR見たらそうでもないと話して笑いを誘った。
菊池さんは、「楽しみでやってる分には目くじら立てるほどのこともない。超能力があると肯定的にとらえると悪用されることがある」と指摘する。
田中さんが考えた食べたいもの(料理名)は何か正解発表。江上さんは素うどん、鈴木アナはカレーと予想。正解は、お好み焼き。正解者数は191。石川幹人さんは、この場合は偶然の一致の可能性が大きいとした。