- 出演者
- 市村正親 中岡創一(ロッチ) 川村エミコ(たんぽぽ) コカドケンタロウ(ロッチ)
オープニング映像。きょうのテーマは「肩の健康」。
専門家によると、肩こり、肩の違和感やだるさを訴える人のほとんどは肩のリズムが乱れているという。街ゆく肩の不調を訴える人33人を調べると、実に32人に肩のリズムの乱れがあった。腕の骨(上腕骨)が動く時、肩甲骨も一緒に動く。この動きこそが肩のリズムの大きなポイント。健康な肩だと、90度腕を上げた時、30度は肩甲骨が動いて補い、実際に腕の骨が動くのは60度だけ。その比率は1:2。腕を真上に上げた時、60度は肩甲骨が動いて補い、実際に腕の骨が動くのは120度。その比率も1:2。肩甲骨と腕の骨は1:2が理想で、これが黄金リズム(医学的には肩甲上腕リズム)とされる。
肩のリズムセルフチェック法を紹介。1つ目は手を胸にあて手のひらをつけたまま肘を無理なく上げる。首の付け根から肩が上がっていたら要注意。2つ目は両手を肩の高さまで上げる(前へならえの姿勢)。左右で肩の高さが違っていたら要注意。
肩の黄金リズムを取り戻すための対策を紹介。重要なのは筋肉のバランスを整えること。アプローチすべき筋肉は、背中にある広背筋、首と肩甲骨を結ぶ肩甲挙筋、肩甲骨を体に引き寄せ動きやすくする前鋸筋と僧帽筋下部。広背筋と肩甲挙筋のストレッチは、手を肩の後ろ側に回し、ポコッと出ている部分・肩甲骨を探す。もう片方の手で肩甲骨を下に押さえる。反対の手で肘をつかみ、首を斜め前に倒して体を傾け20秒キープする。反対側も同じくやる。前鋸筋のエクササイズは、肘を体の前で合わせ、肘をつけたまま上がるところまで上げる。肩に力を入れず、脇の下の筋肉を意識するのがポイント。これを10回繰り返す。僧帽筋下部のエクササイズは、手を頭の後ろで組み、肘を引きながら胸を張る。息を吸いながら肩甲骨を背骨に引き寄せるイメージで。息を吐きながら緩める。この動作を10回繰り返す。
肩のケアにもっとこだわりたい人にオススメのエクササイズを紹介。特に両手を肩まで上げるセルフチェックで左右差が出る方はオススメ。衰えている人が多い腱板を鍛えることで肩が上がるなどの効果がみられる。やり方は、タオルを折りたたんで脇の間に挟む。肘を固定してうちわを持ち、手を外側に引けるだけ引いて軽く扇ぐ。ポイントは手首を曲げず、腕だけでうちわを扇ぐこと。1セット左右10回ずつを3セット一日に行う。
- キーワード
- 日本肩の運動機能研究会羽曳野(大阪)
エンディング映像。
次回予告が流れた。