- 出演者
- 春日俊彰(オードリー) 若林正恭(オードリー) 塚地武雅(ドランクドラゴン) 西田幸治(笑い飯) 黒沢かずこ(森三中)
今夜は新企画「諦めたこと発表会」。これまでに人生において諦めたことで気持ちが楽になり前に進んだ経験を発表する。
オープニング映像。
塚地が諦めたことはお笑い一本で行くこと。年齢を重ねたどり着いた答えだというが、若い頃はライブシーンでネタがウケ、ネタ番組に呼ばれ、ユニットコント番組にでていずれ冠番組を持つというのが芸人の中で青写真のようにあるというが、塚地はその導線をたどり、ユニットコント番組が終わってからというものバラエティ番組がなくなってしまったという。しかしドラマに呼ばれるようになり、評価をもらえ仕事は徐々に増えていったが、その中でバラエティも徐々に出演が増えていったという。しかしその一方で両方をやっている負い目を感じるという。またとあるスタジオではバラエティ班とドラマ班が休憩する場所があり、バラエティ班が来る前にトイレに逃げ込んでいた事があったと答えた。さらに連続テレビ小説 おちょやんでは塚地は実際の人物を演じるためにその資料を取り揃えたが演じる人物が自分と同じような境遇だったと答え、スター街道を行っているのになぜ劣等感を感じていたのか?と思っていたという。しかし塚地は未だに自身が俳優をするということについては許すというよりは諦めたという感覚だと答えた。
西田は諦めたことをちょうどいいコメントだという。大阪でワイドショーに出演した際に理想のお義母さんランキングという話題の中で3位が天海祐希、2位が北斗晶。では1位は?というクイズに西田は尾木ママと答え、ボケが炸裂したという。しかし、1位がアンミカと発表され意見を求められたがそのコメントが何もでてこなかったと答えた。またロケでも気の良い善良な人に会ってしまった時に、面白く絡もうとしても自分が嫌なことしか言っていないと思い嫌な気持ちになってしまうという。塚地はのほほん系のロケでタレントをたてるために自分がタレントの面白くもないその一言に笑っている姿に愕然としてしまうと答え、自分がしたかったお笑いと乖離が生まれるという。西田は自分が思うちょうどいいコメントを言う人は小籔千豊だと答え、コミュニケーション能力が高いと答えた。塚地はコント番組のLIFE!でゲスト俳優とのコミュニケーションの取り方が難しいと答えた。
黒沢は諦めたことに根っからの明るさとしたが、テンションをあげることはできるが、それには時間の制限があるという。黒沢が自身の人生において異性とのデートやタバコも酒もなにもやっていないと答え、自分の人生の何が楽しいのかがわからないと答えた。さらに黒沢は地元の人と触れ合う番組に出演しているが、次の日休みが欲しくなるほど体にくるという。そのために本当に話したいことを話さなければと思い、店に入る時は居抜きかどうか聞くと答え自分が先に知りたいことを聞くようにしているという。若林は芸人になる前は暗くても良いと先輩が言っていたのに結局この世界は明るくなければいけないと痛感したという。西田は自分は親しい人だけなら明るくいられるが、違う場所では暗くなってしまうことが恥ずかしいので全部暗くなってしまったという。
若林は諦めたことに寝ずに働けるバイタリティとしたが超人の中に自分のような一般人が混じっていると答え、寝ないでお酒をのんでそのまま仕事に行けることはそもそも人間として面白いが自分はそれをしていないのに2本も収録すると固まったパソコンのようになってしまうという。塚地は自分も老いがとまらず老眼が酷く手カンペも読めないという。西田は昔のネタをすると昔のようには速くはできないという。黒沢は自分の番組がないので番組にいかないと露出が増えないと答え、こんなにも苦労するのかと思ってしまうと答えた。塚地はドラマになると自分は若手扱いで、扱いがぞんざいだと答えた。若林はテレビは輝いている人が優先される世界だと答えた。
- キーワード
- 哲夫
塚地は後輩芸人から憧れられることを諦めたという。自分の事務所にはアンタッチャブルやおぎやはぎなどがいて後輩が憧れる先輩たちがいるが、自分たちの名前はあがらないと答えた。その憧れられる基準は賞レースで結果を残しているかどうかで、自分よりも無名だが賞レースで結果を残した芸人の方に後輩が食いついていた時があったという。はねるのトびらや他のコント番組に出演している自分の実績でいればドリフターズのような功績を持つはずだが誰も気づいてくれないと嘆いた。若林は芸人に好かれたいと答えたがそうはなれなかったと答え、ワーキャー言われる芸人にはなりたくないと思っていたが、いつの間にか女子ウケをするようなことばかりしていたことがあったと答え、それしか道がなかったと振り返った。
黒沢は諦めたことに人に指示すること。後輩へのアドバイスのことだというが、成功していない人間のことを聞いても飛び抜けた人にはなれないと答え、余計な事を言うのはやめようと思ったという。またかつての自分たちと今の女性芸人についてはプライベートも充実していて羨ましいと感じるという。塚地もアーティストや俳優など今の人は分け隔てなく仲良くしてる姿に驚きを隠せないと答えた。その中で突出してシソンヌ長谷川のコミュ力はすごいと出演者たちは絶賛した。西田は若い人の文化には触れないと答え、塚地は今自分たちのた例えすら若い人にはわからないと答えた。黒沢は政治の1人芝居をすればお笑いなんて関係ないと答えた。
西田が諦めたことは賞レースの審査員。できると思われがちだが、点数の一点差は自分には意味も分からないという。また自分らよりもウケているときがあるのに何を偉そうに点数をつけているのかと思ってしまうという。一方で相方の哲夫には明確な審査基準があるという。塚地はさらにThe Wの審査員についてはどちらが面白かったかという白黒しかないので、100%票を入れなかったほうに恨まれてしまうという。その人には一生自分に票を入れなかった人となってしまうと答えた。また端っこに座っていると自分の票が最後にオープンとなるとまるで自分の票で運命が決まるという展開には冗談じゃないと感じると答えた。西田は視聴者票を最後にするなどの配慮がほしいと答えた。黒沢は自分は審査員に値するような人間ではないと答えた。
あちこちオードリー 〜春日の店あいてますよ?〜の次回予告。