- 出演者
- 天野ひろゆき(キャイ~ン) 塚原愛
沖縄県宮古島から、南の島で生まれた新たな名物「メロン」メロンの旬は一般的には春~夏だが、冬のメロンとは。出荷されるのは糖度14度以上のものだけ、メロン本来の濃厚な甘さと香りが味わえる。宮古島のメロンを全国に知ってもらいたい、小さな島が起こした大きな奇跡とは。メロンを使ったドリンクやデザートも登場。
オープニングトーク。きょうの主役は沖縄・宮古島のメロン。スタジオでは、宮古島でメロンは珍しいとの声が上がっていたが、天野さんは既に食べたことがあると話した。宮古島とは、沖縄本島から南西に約300キロ、冬の平均気温は19℃前後とのこと。
メロンを求め向かったのは、宮古島の南東部城辺地区。島生まれの農家さんの元へ行き、メロンを見せてもらった。宮古島では湿気が多いため、風通しをよくする立体栽培を取り入れている。収穫後、7~10日ほど追熟させると果肉がやわらかくなるとのこと。宮古島には農業に必要な川がないという。島の土台となっているのが琉球石灰岩で、表面に穴が開いているため雨が降っても水を通しやすく、地下から海へ流れていき地表に川が出来ない。宮古島では長い間水不足に悩まされ、栽培できる作物も限られていた。救世主となったのが2000年に完成した地下ダム。地下水を農業用水として利用し、さまざまな作物の栽培が可能になった。メロンの栽培管理で一番難しいのが水、栽培段階に合わせて手作業で水の量を調整している。特に難しいのが網目を作る時期で、水が多すぎると大きなひび割れが起きてしまう。水が少なすぎると果肉が成長せず、網目が出来ない。水分調整によって網目の美しい、果肉の詰まったメロンができる。
沖縄・宮古島のメロンがスタジオに登場。熟し過ぎず、爽やかな切れ味のある甘味との感想があがった。宮古島のメロンが注目され始めたのはここ数年、宮古島と言えば夏のマンゴーだったが冬にも名物をということでメロンを全面的に推し始めたとのこと。2018年のメロンの年間の売り上げ額は、約1400万円。2024年になると約3倍近く打ち上げが伸びた。
沖縄・宮古島の直売所、経営する西里さんはメロンを冬の名物に押し上げた立役者の一人。2017年島のメロンを広く売り出そうと、ブランド化の取り組みを始めた。品質向上のため、1球1球糖度を測り14度以上のメロンのみを店頭に並べることに。中でも力を入れたのはメロンの販売時期、一番ギフトが動く年末にメロンを当てたいと工夫したという。西里さんのメロンブランド化計画に協力したのが、島で最初にメロンの生産を始めた一人の盛島さん。ギフトシーズンの出荷には、台風という問題があった。台風が直撃したら、メロンは全滅してしまう。盛島さんは台風被害を見越し、多くの苗を準備することを決断した。西里さんも、試食会を開催品質をアピールして、ギフトシーズンにメロンを選んでもらえるよう努力した。 2021年東京の老舗果物店で、宮古島のメロンが特集されることに。期間限定で販売したスイーツは連日完売。今では島内でもメロンブームが到来。
「メロンカクテル(ノンアルコール)」がスタジオに登場。お店ではアイスを乗せて”大人のメロンクリームソーダ”のイメージで出しているとのこと。濃厚なメロンの味に感動の声がスタジオから上がっていた。オーナーの坂下さんは、メロンの甘さを生かす研究を重ねていて毎年違うカクテルを作っている。今年はウォッカベースだったが、去年はラムベースでより大人な甘さだったとのこと。
「べらぼう」「NHKスペシャル」「プロフェッショナル」「ヒロシマで育ち ベトナムで戦った私」の番組宣伝が流れた。