- 出演者
- 大竹一樹(さまぁ~ず) 千原ジュニア 三村マサカズ(さまぁ~ず) とにかく明るい安村 あの
オープニング映像。
日頃から思っている気になる「変」を語る番組。ジュニアは「良いお年をってどこの期間に向けてるんですか?」と話した。言語文化研究所・岸本千秋さんによると、「良いお年をお迎えください」の省略文で翌年のことを言っているという。またジュニアは「ぽかぽかのスタジオがたまにしんみりしてるのなんで?」と話した。
ジュニアの気になる変は「婚姻届の色が茶色っぽいのって変じゃね!?」。真相は「赤色が上手く印刷出来なかった時代の名残」だった。戸籍制度史研究家・岩田章浩さんによると、婚姻届は赤色を想定していたが当時の印刷技術では茶色のような見た目となり名残が続いているという。様々な届出の作業を効率化するために色を決めたが色が決まった理由はわからない。
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- 岩田章浩
村重の気になる変は「鳥のフンが真っ白なのって変じゃね!?」。真相は「鳥の白いフンは実はおしっこでその成分である尿酸の色が白いから」だった。「横浜小鳥の病院」海老沢院長によると鳥類はおしっことウンチを同時に同じ穴から排泄しており、卵を産む動物は体の構造上尿酸を作らないといけないため白くなるという。
井口の気になる変は「年末に『第九』を聴く習慣って変じゃね!?」。真相は「亡命してきたドイツ人指揮者によって広められた」だった。獨協大学・矢羽々教授によると、元々大晦日に第九を聴くのは第一次世界大戦後のドイツで始まった文化だという。歌詞に「喜びと自由、人びとの連帯」の意味があり、自由と連帯のメッセージとして年末に演奏する行事となった。1940年に亡命したドイツ人指揮者によって演奏された第九を大晦日にNHKラジオで放送し、日本にその文化が広まった。
三村の気になる変は「問診票のお酒の単位が未だに『合』なのって変じゃね!?」。真相は「おそらく古くから日本で馴染みの深いお酒が日本酒だったから」だった。最近ではわかりにくいという声もあり、厚生労働省からの修正案も進められている。
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水野の気になる変は「illyのコーヒーカップの取っ手に指が通せないのって変じゃね!?」。真相は「わざと指が通らないようになっており取っ手を指で摘むように持つと飲み姿がエレガントに見えるから」だった。キーコーヒーの内藤さんによると、飲み姿がエレガントに見えるよう指を通せないデザインになっているという。コーヒーカップにちなみ、小宮はソーサーが付いてくるのが変だと話した。
あのがVTR出演。気になる変は「逆プロポーズの『逆』って変じゃね!?」。真相は「日本最古の書物『古事記』に『プロポーズは男性からした方がいい』と書かれているから」だった。婚礼文化研究家・鈴木一彌さんによると、「男性から声をかけなさい」とアドバイスされイザナキからプロポーズすると上手くいったことから男性からプロポーズするのが当たり前になったという。
小森の気になる変は「若者が苦手なモスキート音をお店の前で流しているのって変じゃね!?」。スタジオで20代のしか聞こえないモスキート音を流した。日本音響研究所・鈴木所長によると、モスキート音が聞こえるのは耳の有毛細胞が刺激されるためで年齢ととともに有毛細胞が死滅し聞こえにくくなっていくという。今回特別に鈴木所長に作ってもらった30代~60代まで各年代で聞こえるというモスキート音をスタジオで流した。真相は「ネズミの侵入を防ぐため」だった。飲食店の多い繁華街ではネズミ対策として1997年からモスキート音を流し始め、以降ネズミが店内に入ってこないことが実証された。
2023年ブレイク芸人1位(ORICON NEWS調べ)のやす子がVTR出演。気になる変は「大仏の服がはだけすぎなのって変じゃね!?」。美術史学者・山本勉さんによると、真相は「お釈迦様が厳しい修行を経て悟りを開いた姿が基になっているから」だった。着ているのは「糞掃衣」と呼ばれるもので、他の人が捨てた布をつなぎ合わせてそれを体に巻き付けているだけの衣装。
大竹の気になる変は「冬になると冷たいコーヒーが自販機からなくなるのって変じゃね!?」。真相は「平均気温22℃未満になると冷たいコーヒーがどんどん売れなくなる」だった。全国清涼飲料連合会・稲野さんによると、冬場でも暖かい室内であれば冷たいコーヒーを設置している自販機は比較的多いという。
村重の気になる変は「女の人が乳首を出すのはダメなのに男の人は出していいのって変じゃね!?」。明確な答えは得られなかった。
小宮の気になる変は「ホテルのWi-Fiの表示がわかりにくいのって変じゃね!?」。真相は「家のような落ち着ける空間作りのため」だった。大手ホテルチェーン担当者によると、壁に大きく貼るのは家ではしないことなので内装としてはそぐわない、一度繋げば邪魔になってしまうので小さい置物にしたりしているとのことだった。三村はホテルつながりで、ホテルにある木のスーツケース置きをちゃんと使ってる人はいるのかと話した。
水野の気になる変は「大仏の髪の毛がカッチリしているのって変じゃね!?」。美術史学者・山本勉さんによると、真相は「体中にエネルギーがみなぎり伸びた髪がグルグル巻き付いたから」だった。
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ジュニアの気になる変は「『ゲリラ豪雨』って言っているのに予報されるのって変じゃね!?」。ウェザーニューズによると、真相は「観測機器が発達し予測できるようになったが『ゲリラ豪雨』という言葉がその現象にピッタリなのでそのまま使っている」だった。2008年に流行語大賞にもノミネートされた。「ゲリラ豪雨」という言葉は、1969年に読売新聞が使ったという記録が残っている。
とにかく明るい安村がVTR出演。気になる変は「百人一首の試合でビデオ判定が行われないのって変じゃね!?」。真相は「かるた道の精神のもとセルフジャッジで行われているから」だった。競技かるた名人位の粂原圭太郎さんによると、どちらが取ったかは競技者による話し合いで決定するルールで、かるた道の精神のもと短時間で譲り合い解決しなければいけないという。
小森の気になる変は「飛行機が未だに速くならないのって変じゃね!?」。真相は「実は新しい機体ほど速くなっている」だった。日本航空・岡田さんによると、国際線では新型の飛行機が従来の飛行機を追い抜かすこともあるという。国内線は飛行機同士が安全な距離を保つため追い抜かすような機会は少ない。出発時刻が遅れても予定通りに到着するケースは、航空交通管制の指示のもとショートカットしたり向かい風が強い場合は低高度を飛行することで遅れを取り戻している。
水野の気になる変は「青森県は本州に位置するのに津軽弁は日本語離れしすぎているのって変じゃね!?」。真相は「都との距離が遠くて新たな言葉が伝わるのが遅かったから」だった。弘前学院大学・今村かほる教授によると、新たな言葉は1年に約970mの速度で広がっていくと言われており、京都や東京から遠い青森は昔の言葉をそのまま使うケースが多かったという。北海道は開拓のために全国各地の人が集まった際に言葉が伝わりづらかったので共通言語として標準語を用いた。
小宮の気になる変は「タクシーの空車と回送の色が似ているのって変じゃね!?」。真相は「ルールでLEDの色が決められているから」だった。国土交通省関東運輸局によると、関東では都県ごとの運輸支局が決めたLEDの配色ルールがあり、決まった当時の2003年はLEDが赤・緑・オレンジしか出せなかったという。
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