- 出演者
- 洋輔 菅良太郎(パンサー) ハシヤスメ・アツコ
洋輔とハシヤスメさんは金継ぎをしたことがないと話し、菅さんも今回初めての金継ぎだったと明かした。現在、金継ぎ初心者セットが販売されている。
漆かぶれの予防対策として、長袖やアームカバー、エプロン、手袋を着用し、長い髪はまとめる。生漆は漆の木から採取し異物を取り除いたもので、接着や塗料など万能な働きをする。金継ぎは下地・塗り・蒔絵の3段階の流れがある。下地の第1段階はダイヤモンドヤスリで断面を削る。表面の角を削ると仕上がりが良くなる。生漆に灯油を加えて希釈して塗る。電気炉に入れ、120℃で焼く。電気窯のない場合は3日以上おくと漆が硬化する。
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- 金継ぎ
金継ぎにはたくさんの種類の漆を使う。今回、松田さんが修復した器をスタジオに用意した。菅さんは松田さんの作品の出来栄えを称賛した。
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- 金継ぎ
素地調整のあとは接着。漆に素材を混ぜて役割の違う漆を作る。接着用の漆は麦漆。小麦粉・水・生漆で作る。作った麦漆は固まらないようにラップに包むのが重要。塗り終わったら、漆を少し硬化させ、器とかけらを押し合わせる。はみ出た漆は竹べらで丁寧に削り取る。テープで固定すれば接着完了。欠けた部分を埋めるパテのような漆なども作り、塗っていく。菅さんは5時間で下地の接着工程が終わった。固めるために漆風呂を作り、湿度70~80%で保管し硬化する。
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- 金継ぎ
金継ぎの詳しい作り方はHPで公開中。金継ぎは室町時代からあるとみられている。松田さんは正倉院の宝物を見たことがきっかけで漆に興味を持ったと語った。漆文化は飛鳥時代に大陸から伝わり、全国各地で技術が発展し、今では地元の伝統工芸品として愛されている。松田さんの漆作品を紹介した。
続く作業は錆びつけ。サビ漆を作り、すき間を埋める。サビ漆を固めるために呂瀬漆を上から塗る。ボコボコした凹凸を水研ぎで整える。塗りは下塗り・中塗り・上塗りの3工程。呂色漆で下塗りし、弁柄漆で中塗りする。蒔絵筆を使って塗りをする。ハシヤスメさんが塗りにスタジオで挑戦した。失敗したら、灯油を付けたティッシュで拭う。
最後の工程は蒔絵。弁柄漆で地塗りする。ポイントは、金粉が沈まないように漆を薄く均等に塗ること。続いて金粉を蒔く。筆が漆にさわらないように掃きかける。漆風呂で金粉をしっかり固める。
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金継ぎの詳しい作り方はHPで公開中。粉硬めと金磨きをしたら完成。磨くには鯛の牙を素材にしたタイミガキを使う。菅さんがスタジオで金磨きにちょうせね。線を重ねて面にしていくのがポイント。
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- すてきにハンドメイド ホームページ金継ぎ
今回紹介した「金継ぎ」はテキストにくわしく掲載されている。
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- NHK出版すてきにハンドメイド
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