素地調整のあとは接着。漆に素材を混ぜて役割の違う漆を作る。接着用の漆は麦漆。小麦粉・水・生漆で作る。作った麦漆は固まらないようにラップに包むのが重要。塗り終わったら、漆を少し硬化させ、器とかけらを押し合わせる。はみ出た漆は竹べらで丁寧に削り取る。テープで固定すれば接着完了。欠けた部分を埋めるパテのような漆なども作り、塗っていく。菅さんは5時間で下地の接着工程が終わった。固めるために漆風呂を作り、湿度70~80%で保管し硬化する。
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