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オープニング映像。今回訪れるのは巻機山。
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- 巻機山
新潟県の魚沼盆地にある巻機山。名前の由来は機巻天女の伝説。山で機織りをしていた天女を村の守り神として祀ったとされている。JR六日町駅から車で40分、登山口でガイドの松原美成子さんと待ち合わせ。今回は割引沢から巻機山を目指す。割引沢は雪の消える9月中旬から10月下旬頃しか登ることができない特別なルート。割引沢からヌクビ沢、割引岳、巻機山を目指す。往復9時間半の日帰り上級者向けルート。朝7時出発。割引沢の森の中を進む。巻機山は標高差があるので紅葉の進み具合が違うのだという。存在感のあるミズナラの木がある。ミズナラ、イタヤカエデなど水辺を好む植物が多い。30分ほど歩くと割引沢に到着した。この時期しか楽しめない沢登りに挑戦。
沢登りの装備と歩き方を紹介。まずはヘルメット。割引沢は整備された登山道ではないのでヘルメットを着用する義務がある。おすすめの靴はアプローチシューズ、軽くて靴底が柔らかく、ブロック状の凹凸で滑りにくくなっている。次は歩き方。かかとに頼ると滑ってしまうので、足の裏全体で岩をつかむように歩く。岩を登るときには両手両足のうち三点で体を支えて凹凸につま先をしっかりかける。水辺ではコケが付いた石に注意。
沢登りに挑戦。水が滲み出た岩を進む。登り続けて2時間、アイガメの滝に到着。巨大な一枚岩を流れ落ちるアイガメの滝。滝壺は藍染の染料を注いだような色。秋の一時期にしか足を踏み入れることがでいな巻機山の沢登りルートは自然の雄大さを体感しつつさらに、上を目指す。
巻機山の麓にある清水地区。ここで旅館と食堂を営む小野塚さん夫妻。この店には登山客から愛され続けている名物料理「山菜だらけそば」がある。山菜と野菜を油で炒め、きのこなどを乗せている。お腹いっぱいになるように盛り付けたら好評になったという。きのこ採りを担当するのは妻のとよ子さん。この時期は週に2、3回は山に入る。見つけたのはナラタケモドキ。巻機山の自然がてんこ盛りのそば。
割引沢を登り続け標高は1000mを越えた。ヌクビ沢出合に到着。ヌクビ沢出合は2つの沢の分岐点。今回はヌクビ沢へ進む。毎年のように岩が崩れるため、登山道はあってないようなもの。森の中にも岩がゴロゴロしている。開けたところに出ると布干岩に到着。花崗岩でできた巨大な一枚岩。さらに奥へ進む。そそり立つ斜面を慎重に登っていく。稜線に出ると割引岳山頂に到着。越後三山の3つの山がきれいに並んで見える。稜線を進んでいく。キンコウカ、イワショウブなどを見ることができた。出発して6時間半、巻機山に到着。至仏山、苗場山などが見える大パノラマが広がっていた。
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