- 出演者
- 加藤紀子 宮崎由加 南波雅俊
オンデーズは眼鏡の企画、製造、販売を自社で行うメガネ小売企業。北海道から沖縄まで国内に262店舗存在し、さらにシンガポールや台湾、オーストラリアなど世界13カ国550店舗以上を展開。2023年三月期の売上は340億円。従業員数は世界で4000人を抱える大手メガネメーカー。最近ではオープンしたばかりの東急プラザ原宿「ハラカド」に新店舗をオープン。予想以上の集客に成功しているという。またオンデーズでは売り上げだけでなくある事業に力を注いでいる。それはOWNDAYS Eye Camp。ネパールやミャンマーなど様々な理由でメガネが手に入りづらい発展途上国の人々にメガネを無料で提供する取り組み。このプロジェクトに積極的に取り組んでいるのが銀座で店長を務めるシュレスタ・ミランさん。母国のネパールのメガネ事情については、医療寄付扱いなので簡単に手に入るようなものではないという。また一般的にメガネは普及しておらず収入とくらべかなり効果。また視力検査なども行われていないために目が悪いことに気づいていない人も多い。さらに田舎では病院に行くこと事態が大変で、手に入れるにも数週間は待つことになるという。オンデーズでは片道を半日かけてメガネを届けることもあるという。
OWNDAYS Eye Campは2015年から続けているプロジェクト。始めたきっかけに田中さんは東日本大震災があり、ファションも何もなかったが皆喜んでくれたという。その時に自分たちが扱っているものが人の役に立つものだと感じ。本質をしっかりやることを気付かされたという。世界にはいくらでもメガネを買うことのできない地域があり、また社員たちもそうした活動を経て仕事にプライドを持てるようになってると言う。今では、現地医師の協力のもと、眼病検査や目の健康状態をチェックし一人一人の目にあった最適なメガネを渡している。
OWNDAYS Eye Campは社会貢献活動。とある商業施設で行われていたのは盲導犬の認知を広げるイベント。オンデーズと盲導犬の関係については目に関わる事業を行っているという点で支援の申し出をもらい受けたという。日本では盲導犬を必要とする潜在需要は約3000人。盲導犬の数はそれに対し800頭あまり。オンデーズでは盲導犬の普及活動に尽力している。店舗に募金を設置したり盲導犬の育成の費用を募ってもらっているという。その寄付金は餌代やハーネス、医療費などに使用される。またひとり親支援プロジェクトも行っているが厚生労働省の国民生活基礎調査によると2022年の子どもの貧困率は11.5%。そのうち一人親世帯の子どもの貧困率は44.5%で2人に一人が貧困状態という結果に 。オンデーズでは貧困家庭の子供にメガネを無償でプレゼントする支援活動をしている。子どもがいる家庭の経済的な負担軽減に貢献し、子どもたちからお礼の手紙が届くことも。また最近では視力矯正が必要な児童には眼鏡の無償提供をしている。田中さんは支援していることを言わないほうが美徳という風潮があるが、それは間違っていると答え、会社の行政次第で寄付が滞るのは相手に迷惑なので、やるからには定期的に安定的な支援が必要で、支援活動は会社のPRにしていると答えた。また支援をすればその子どもたちがその支援を次世代にとつなげようとまたオンデーズからメガネを購入してくれると答え、良い循環が生まれるはずだと答え、PRすれば業績もアップし、さらなる支援が出来ると答えた。
オンデーズのAI「AI‐AM」はランダムに表示された問題にも高速に的確に答えることが出来る。開発したのは永井さん。AI技術に力を入れている理由に昨年のサミットで社長がAI推進課を発足すると言う発表があったという。会社の業務を50%カットし人の手による生産性を倍増させるのが目的。AI推進課が全部署の上位層として発足。AIでは接客ができ、スタッフの代わりができる。不安や悩みをスタッフに聞けば何でも答えてくれる。操作方法も簡単で、話しかければすぐに正確な回答も。また英語や中国語などにも対応している。また接客以外にも問診ができるが以前はスタッフがしていた度数の調整も可能。100万人のデータをもとに一瞬でできるという。
この番組をもう一度ご覧になりたい方はTVerで。
- キーワード
- TVer