- 出演者
- 駒田健吾 加藤紀子 渡部峻 宮崎由加
旅行者のバイブル的存在として人気のガイドブックを言えば株式会社地球の歩き方。1979年に創刊された約160の国と地域のガイドブックを発売。歴史や文化、現地の気候や安全情報、豆知識やトラブルの処理方法まで網羅しこれ一冊あればどこでも安全に旅ができると言われるほど旅行者の強い味方とし、長きに愛されている。しかし2020年に新型コロナウイルスの感染拡大により事態は一変し、旅行はおろか海外取材もできない状態で売上は95%激減し消滅の危機に。さらに2020年11月には出版元であったダイヤモンド・ビッグ社が地球の歩き方を学研グループへ事業譲渡。こうして株式会社地球の歩き方を設立。完全なるマイナススタートに。社長を任された新井邦弘さんは中長期的なビジョンとして今後なにをしていこうか考える時間を作ったという。また売上をたてるために海外取材にいかなくても良いコンテンツをと、この二本立てでスタートした。こうして旅の図鑑シリーズが生まれ、地球の歩き方にのせることができなかった知識や情報が満載の読み物がヒットした。現在32作を刊行している。
また注目されたのは地球の歩き方 日本。こうした国内盤を発売すると想像を超える反応があった。今年4月には地球の歩き方 神奈川を発売しするなどし累計83万部を突破。大ヒットで業績はV字回復。また地球の歩き方 ムーや世界のカレー図鑑レトルトカレーシリーズも発売しているがサッポロ一番 地球の歩き方 台湾 担仔麺風も発売した。スタジオではこのカップ麺を実食。宮崎は味の感想に異国の味がすると答え美味しいと答え駒田はあっさりしていると答えた。
地球の歩き方では訪日外国人へ情報を届けるためのサポート事業を中心に展開している。渋谷裕理さんは会社が苦境に立たされていたコロナ禍に入社。その中で携わっていたのはGuide of the Year 2024。不足する訪日外国人向けガイドにスポットを当て活動を表彰するイベントのことで地球の歩き方の弓削貴久さんは訪日外国人で特に欧米の富裕層というマーケットにはガイドが必須だが良いガイドがいないという声が聞こえるという。中でも一番多いクレームは、ガイドとホテル。根本を変えるためにトップを決めることでガイドの敷居をあげ変化できるのではと考えたという。その中心で奮闘していたのが渋谷さん。前例もなく基準もない中で多くの有識者が意見を出し合いながらGuide of the Year 2024 の受賞者が決定した。受賞者の工藤さんは賞ができたことが大切で、ガイドに光が当たることによって多くの人に興味を持って貰える機会ができたという。もう一人の受賞者の白石実果さんは、岐阜県高崎市を拠点に全国で活動している。ガイドになるきっかけに東京で会社員をしていたが前の会社を辞めた後に世界を旅していたが先々で話を聞いたりし、日本に帰ってきた時に日本に来た時の入口が必要だと感じガイドになろうと思ったという。
白石さんがガイドをしている様子を紹介。日下部民藝館や高山陣屋を自身が用意した資料で歴史を伝えなりなどした。また白山さんのお家芸はクイズを出すことでこれが人気だという。今回の受賞に今まで評価軸がなかった業界でこの取り組みがあることで取引先が安心できるという。
新井さんは最近の商品展開については世界のスパイス味を散りばめたスナック菓子や3COINSとコラボしたトラベルグッズを発売したという。またガイドの需要についてはインバウンドが円安で急激に回復し、今年はコロナ前を超えてくるという。急激に成長している中で富裕層が日本に来ているがプライベートでガイドをつけるのが文化で定着しているが日本はそれにあったガイドのスキルや経験値が不足でそのガイド不足はどこでも聞かれる話だという。またガイドの仕事が評価されない時期も長かったので、賞を出すことによって多方面に認知されフォロワーがでてくるような形が作れたらとチャレンジしたという。また素晴らしいガイドには今後講師になってもらって育成をしてもらいたいという。
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