2023年12月23日放送 1:20 - 2:05 NHK総合

アナザーストーリーズ
スヌーピー最後のメッセージ連載50年作者の秘めた思い

出演者
松嶋菜々子 
(オープニング)
今回は...

オープニング映像。

(アナザーストーリーズ)
スヌーピー最後のメッセージ〜連載50年作者の秘めた思い

チャールズ・M・シュルツ氏はスヌーピーやチャーリー・ブラウンが個性的なキャラが登場する「ピーナッツ」を描き続け、17897作を世に送り出した。バラク・オバマ氏は「何百万のアメリカ人と同様、私も作品とともに成長した。でも、まだ卒業していない」と話す。シュルツ氏は物故し、連載は終了したが、アシスタントだったペイジ・ブラドック氏は作品のキャラクターを描くことを許されている。

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スヌーピー 最後のメッセージ ピーナッツ 創作の秘密

「ピーナッツ」は1950年10月に新聞で連載がスタートし、スヌーピーは第3話で初登場。当時、コミックといえば勧善懲悪のヒーロー物、冒険物語が多いなか、ペイジ氏にとって人の感情を取り上げた「ピーナッツ」は異色だったという。56年4月12日~20日の連載では意固地になったチャーリー・ブラウンが同じ構図で描かれ、評判となった。また、スヌーピーは二足歩行となり、呑気な想像力を膨らませた。アポロ計画ではスヌーピーが宇宙船に搭乗し、月面着陸船には「スヌーピー」というコードネームがつけられた。ペイジ氏は99年にアシスタントに採用され、シュルツ氏の為人について、深い話をするか沈黙のどちらかで、作品を通して何を伝えようとしているのかと尋ねると、「皆が子供の頃に体験した失敗、儚さを伝えたかった」と答えてくれたという。

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「ピーナッツ」ではキャラクターたちの恋模様も描かれるが、片思いに終わってしまう。シュルツ氏は「注意深く観察すれば、子供の言っていることの本質は大人と同じだと分かるはず」と話す。

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スヌーピー 最後のメッセージ 「うまくいかない」スト-リーの秘密

ディーン・ジェイムス氏がシュルツ氏と出会ったのはゴルフ場で、名前は知っていたが、「ピーナッツ」は読んだことがなかったという。シュルツ氏はかなりの負けず嫌いに加え、スポーツ好きが高じてスケートリンクを建設し、チームも立ち上げたこともある。学業成績は優秀で、小学時代に飛び級するも、いじめを経験。高校卒業後に入隊し、復員後、アートスクールに通いながらマンガを執筆していた。当時、同僚だった赤毛の女性、ドナさんにプロポーズするも、成就しなかった。勝負に負けては癇癪を起こしたり、うまくいかないときにはジタバタするキャラクターたちはシュルツ氏の性格を投影したもので、「勝つことより負けることが面白い」と話していたという。連載11年目、チャーリー・ブラウンが想い人である赤毛の女の子にプロポーズしようとする様子が描かれた。連載38年目、シュルツ氏はドナさん一家に連絡し、夫のアルさんとは意気投合したという。

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シュルツ氏は「片思いというものに取り憑かれていると言わないまでも、魅了されている」などと自著に綴っていた。「ピーナッツ」の連載中、1度だけ赤毛の女の子が登場したが、顔は描かれていない。そして、晩年、氏は想い人だったドナさんと再会を果たした。

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スヌーピー最後のメッセージ 最終回の舞台裏

99年、シュルツ氏は癌を罹患し、同年12月に連載を終えると発表。ジェイムス氏によると、「神様は私からマンガを奪った」とシュルツ氏は落胆していたという。それとともに最終回に向けた製作が進み、2000年2月12日、最終回が掲載される前日にシュルツ氏は息を引き取った。最終回はその日に印刷され、シュルツ氏が厳選したお気に入りのエピソードとともに、メッセージが掲載された。ペイジ氏によると、シュルツ氏は最終回に満足していたというが、ジェイムス氏は「彼は胸が張り裂けて死んだのだと思う。自分のキャリアの終わりを悟ったのだと思う」などと話す。

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アポロ計画のシンボルに「ピーナッツ」が選ばれたのは何度失敗しても諦めないという信念を示したかったからとされる。シュルツ氏が作品を通して伝えようとしたメッセージはアメリカにとどまらず、世界中で支持されている。

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