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(オープニング)
神奈川県横浜市のウミコイ仲間
神奈川県横浜市にある柴漁港で獲れるのが、江戸前名物のアナゴ。肉厚で柔らかく、地元・小柴の自慢だ。しかし、全国的に漁獲量が減っていてピンチなのだ。そんなアナゴを守り続けているウミコイ仲間がいる。
オープニング
オープニング映像。
(ウミコイ -今 海に出来ること- )
神奈川県横浜市のウミコイ仲間 齋田芳之さん
アナゴを守り続けているウミコイ仲間・齋田芳之さんは、700年以上続く漁師の家に生まれ、ご自身も漁師歴46年の大ベテラン。アナゴの本来の旬は梅雨時から初夏だが、東京湾では1年中いいアナゴが獲れるという。齋田さんが行うのは、穴が大好きで自ら中に入るというアナゴの習性を利用した筒漁。しかし、柴漁港で獲れるアナゴは31年で約22分の1に激減!そもそも、アナゴは東京湾から1600km以上も遠い場所で産卵し、子どもは黒潮に乗って戻ってきていたのだが、地球温暖化などの影響で黒潮のルートが変わり、日本に辿り着けなくなっているのだ。そこで齋田さんは、子どもアナゴが逃げられる筒を発案。また、環境悪化で減ってしまったアマモを増やす活動を20年以上続け、2019年に農林水産大臣賞を受賞している。子どもたちに環境の大切さを伝える活動をしている齋田さんは、「資源管理ってすごく大事。やらなければアウト」と語った。