- 出演者
- 望月麻美 中川栞
オープニング映像と挨拶。
今年秋に行われアメリカ大統領選挙に向けて、野党共和党から立候補表明していたデサンティス氏が、ニューハンプシャー州の予備選挙を2日後に控えて、選挙戦から撤退しトランプ前大統領を支持すると表明した。これで事実上トランプ氏とヘイリー元国連大使の2人の戦いとなる。CNNとニューハンプシャー大学の調査によると、共和党の有権者のうち、50%がトランプ氏を支持、ヘイリー氏は39%支持となっている。インタビュアーに「23日にトランプ氏に10ポイント以上の差で負けても撤退はしませんか?」と聞かれたヘイリー氏は「地元のサイスカロライナ州に向かいます。近いうちに撤退することはありません」等としている。トランプ氏はヘイリー氏への攻撃を強め、「彼女はタフさが足りない」等と発言している。ヘイリー氏はトランプ氏が議会乱入事件に話した際、「自分とペロシ元下院議長を間違えているようだ」と指摘した。トランプ陣営はデサンティス氏の支持を得たことを「光栄に思う」等とコメントしている。
デサンティス氏は一時は「トランプ氏の最大のライバル」とも言われたが、その後支持は伸び悩んでいた。今月15日のアイオワ州の党員集会では2番手につけたが、トランプ氏に得票率で30ポイント離されていた。アメリカCNNは、デサンティス氏は現在45歳と若く、次の2028年の大統領選挙に立候補することを見越して撤退してトランプ氏支持にまわったと見ている。ニューハンプシャー州ではヘイリー氏が支持を伸ばし、事前の世論調査でデサンティス氏はヘイリー氏に次ぐ3番手となっていた。デサンティス氏への支持は撤退を受けてトランプ氏に流れる事が予想される。恩恵派の共和党員が多いとされるニューハンプシャー州でトランプ氏が勝利すると、トランプ氏がさらに勢いつく形となる。
イスラエルとイスラム組織「ハマス」の軍事衝突が始まった去年10月、SNSで拡散された偽動画。アメリ位のバイデン大統領が徴兵法を発動するなどと、徴兵の協力を呼びかける内容。このような偽情報は国の安全保障を脅かす事態になっている。世界は偽情報に対応すればいいのか。サイバーセキュリティーが専門の情報処理推進機構・長迫智子さんに伺う。偽情報については、ロシアと中国が戦略的に使用していると伝えられている。おととし3月、ロシアによる侵攻開始直後に、ウクライナで拡散された偽動画では、ウクライナのゼレンスキー大統領が国民にロシアに投降するよう呼びかける内容になっている。長迫さんは「ロシアはウクライナ侵攻の前から情報戦を戦略的に展開している。誤情報はうっかりした間違いがミスリーディングで広がってしまった、偽情報は偽装や加工された内容・不都合な真実など。悪意ある情報はヘイトスピーチなどがある。ロシアの情報戦において、真実と虚偽を混ぜ合わせたり、機密情報を漏洩することが組織として明文化されている。ロシアは1920年頃から情報戦を研究していて、歴史は長く、手法も洗練されてきてる」、「ウクライナ侵攻前にロシアはウクライナの銀行や政府機関にサイバー攻撃を行った。ATMが使えないという情報をテレグラムで市民などに流した。現在は侵攻について、正当化させるような物語や陰謀論の拡散も力を入れている」と話した。
台湾・総統選挙の期間中に民進党の野党候補者を称賛したとする偽動画。中国は台湾の総統選を巡って偽情報に拡散に関与したと疑われている。長迫さんは「中国は主にアジア太平洋地域で情報戦を展開している。SNS上での情報戦は中国が後追いの形でこれまでプロパガンダなどが多かった中国が、人民解放軍のモスクワとの交流があり、ロシアのハイブリッド戦を学んだことで、同じような情報戦を展開している。オーストラリアでは議会へのサイバー攻撃や中国系候補者擁立の動き、労働党議員のSNSの投降改ざんなど中国の影響工作の可能性があった」と話した。2月に大統領選挙が行われるインドネシアで、現職のジョコ大統領が実際には話せない中国語を話す偽動画を紹介。長迫さんは「生成AIの影響はメディアの媒体を変えたのが大きいと思う。これまではテキストや画像が人力で作るDisinformationとしては主流だったが、一部の人しか高度な編集ができなかったものが生成AIで簡単になった。こういった状況は、政府関係のインターネット会社を通じて、人力でやっていた拡散を大きく変える可能性がある」、「Disinformationは言論、表現の自由とも関わってくるので、SNSそのものを発信できなくなるというは政府が行うことは難しい。特にDisinformationが多く存在するプラットフォームXやFacebookの企業が政府やEUと協力したり、規制を進める動きはあるが、SNSは民間企業が運営しているので、規制や対策というより、広告や利益が優先されるので、一律の規制が難しい」と話した。拡散されやすい偽情報として、「ゼレンスキー大統領逃亡」、「蔡英文総統が逃亡計画」など、リーダーの逃亡や社会を分断させるテーマ「集団の対立をあおるもの」、「移民問題」、「陰謀論」を挙げた。
北朝鮮の外務省が、プーチン大統領の訪朝の可能性について正式に発表した。朝鮮中央テレビは外務省の発表として、「外相がロシアを訪問した際、プーチン大統領は早い時期に訪朝する用意があると表明した」と伝えた。プーチン大統領は金正恩総書記からの招待に、感謝の意を示した。
女性は自分の人生を一変させる決断をした。26歳で1人で子どもを産むという決断。パートナーを見つけることを諦めた女性は、子どもを産みたいと強い思いから生殖補助医療に頼ることに。フランスでは2年ほど前から法律により、独身女性も生殖補助医療を受けられるようになった。精子の提供者について肌の色しかしらないという。人工授精は数分で終了した。人工授精を望む人の半数は、独身の女性だという。
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次回の番組宣伝。
エンディングの挨拶。
オーストリアのマウンテンバイカーのファビオ・ヴィブマーさんが雪山のダウンヒルに挑戦した。世界で最も難しいコースを最高時速107キロメートルで駆け抜ける。
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