2024年1月30日放送 10:05 - 10:45 NHK総合

キャッチ!世界のトップニュース
北朝鮮 ガザ

出演者
高橋彩 別府正一郎 
(オープニング)
オープニング

オープニング映像。

(ニュース)
ロシア・ベラルーシ 軍需産業などで関係強化

サンクトペテルブルクで開催されている連合国家最高会議では、29日はロシアとベラルーシの首脳が今後3年間にわたる関係強化についての討議を行なった。プーチン大統領は「今年7月にはベラルーシが開放されて80周年を迎える。非常に重要な記念日です。わたしたち2つの国にとって大きな意味のあるもの。」などと話した。今回の首脳会議では特別軍事作戦や共通のグローバルな政策についても話し合われた。

キーワード
アレクサンドル・ルカシェンコウラジーミル・プーチンサンクトペテルブルク(ロシア)
北朝鮮 “新型巡航ミサイル 発射実験”

北朝鮮は弾道ミサイルに続き、多様なミサイルを開発したと主張している。北朝鮮の核の高度化に、韓国軍は十分対処できていないとの批判の声が出ている。北朝鮮は去年3月に潜水艦から巡航ミサイルSLCMを発射したと主張した。その10日後には巡航ミサイルの飛行映像を公開した。巡航ミサイルは低空で飛行し、レーダーで捉えるのが難しいとされている。北朝鮮の主張は誇張しているとみているとのこと。

キーワード
大韓民国国軍潜水艦発射巡航ミサイル
ワールドEYES 特集 “北の脅威”徹底分析

巡航ミサイルは日本のほぼ全域を射程におさめると見られていて、北朝鮮は戦術核弾頭搭載できると主張していることから脅威のレベルが一段の上がっている。今月14日、迅速に打つことができる固体燃料式の中距離弾道ミサイルとしては初めての発射実験を強行した。音速の5倍以上の極超音速で滑空し迎撃が難しい弾頭を装着したとしている。また核魚雷と見られる水中核兵器システムの重要実験を日本海で実施したと19日に発表している。北朝鮮は朝鮮労働党創立80年となる来年までの国防5か年計画の達成を目指す考えを崩していない。キム・ジョンウン総書記は韓国を統一の対象ではなく敵対的な国家とみなす政策に転換した。その背景には南北間の緊張を意図的に高めることで内部の引き締めをはかる。そして韓国のユン・ソンヨル政権に揺さぶりをかける思惑があると見られる。北朝鮮軍は今月5日から3日連続で韓国との海上の境界線近くに繰り返し砲撃。韓国軍を撹乱するため砲声を装って爆薬を爆発させる作戦も決行したとして映像を公開した。15日の最高人民会議で演説したキム総書記は憲法を改正し韓国を第一の敵対国と明記すべきだと強調し窓口機関の廃止を決めた。国営テレビは番組で地図を表示する際、これまでは朝鮮半島全体を色付けしていたが、軍事境界線より北側だけを強調するかたちに変更。朝鮮戦争による分断後に南北首脳会談で連結することで合意していた鉄道の遮断や父親の時代に南北統一を願い設けられたアーチ型の記念碑の撤去も指示するという徹底ぶり。これに韓国のユン大統領は強く反発している。4月の総選挙を前に北朝鮮が軍事挑発に出る可能性が高いと見て警戒を強めている。キーワードは「新冷戦」。キム総書記は安全保障協力をすすめる日米韓3カ国に対抗するうえで伝統的友好国のロシアや中国との関係強化を重視するとして陣営対立の構図を強調している。最優先すべきはロシアとの関係。キム総書記が新年の挨拶状を送った外国主導者として5年ぶりにプーチン大統領を筆頭で紹介した。チェ・ソニ外相がロシアを訪問し緊密に協力していくことを再確認。プーチン大統領が24年ぶりの訪朝を早い時期に実現する用意があると表明したとしている。チェ外相にはチョ・チュンリョン党軍需工業部長が同行した。兵器開発を指揮するキーマンでロシアへの軍事物資の供与で重要な役割を担っているとされる。イギリスの紛争兵器研究所が今月ウクライナに着弾した短距離弾道ミサイルの残骸を分析した結果、北朝鮮製と推定されると発表したが、残骸の写真では手書きのハングルが確認できる。北朝鮮の弾道ミサイルにはハングルのあとに8~10ケタの数字が示されているのがしばしば確認されているので北朝鮮製とみて間違いなさそう。その見返りの可能性があるのが軍事偵察衛星の打ち上げ技術の支援。キム総書記が今年追加で3基打ち上げると強気の計画を表明したのもロシアの下支えがあってこそという味方がある。

キーワード
NHK解説委員室ホームページアメリカ合衆国軍ウラジーミル・プーチンキム・ジョンウンチェ・ソニチョ・チュンリョンモスクワ(ロシア)ユン・ソンニョル労働新聞大韓民国国軍日本海最高人民会議朝鮮中央テレビ朝鮮人民軍朝鮮労働党朝鮮半島朝鮮戦争紛争兵器研究所軍事境界線韓国放送公社韓国総選挙

キム総書記が最高指導者になって今年で12年だが整形基盤は現時点で揺るがないように見える。今月8日で40歳になったとみられるキム総書記の権威付けにも拍車がかかっている。キム総書記の姿を描いた壁画が首都・平壌に初めてお目見え。場所は党幹部を養成する学校で、学生らが式典を開き完成を祝った。また祖父・キム・イルソン主席と父・キム・ジョンイル総書記の写真の間にキム・ジョンウン総書記の写真も掲げられた。いずれも民族の聖地とされるペクトゥ山の頂きで撮影されたもので、先代2人と並ぶ最高の権威を持つと誇示したかっこう。さらに次世代も意識した動きも見られる。長女のキム・ジュエ氏とされる娘の偶像化。一昨年11月に公の場に登場して以降軍事分野を中心にキム総書記と行動をともにする姿が度々確認されてきた娘だが、2カ月前空軍の部隊を訪れた際には父親の前に立つ異例のアングルの写真が公開された。4代目となる後継者かどうかは見方が分かれるところだが、国の将来を担う象徴として娘を全面に出しているのは確かなようだ。一方、資格はないのかといえばある。それは経済。韓国の推計によると北朝鮮経済は一昨年まで3年連続でマイナス成長だった。去年は食料事情の悪化が伝えられ一部の地域で餓死者が続出したという観測も流れたほど。財政難からか在外公館の閉鎖も相次いだ。キム総書記はテコ入れのため先週、当政治局の拡大会議を開き、地方経済は極めて情けない状態だと危機感を示した。平壌との格差が広がる地方で工場の建設を進めて生活水準を引き上げる政策をかかげ、軍の部隊の動員まで命令した。経済面で誇れる成果が乏しいため軍事面でアピールしている側面は否めない。まず主な資金源とされるサイバー攻撃による暗号資産の進み出しを阻止するため各国のセキュリティ対策の強化が急務。北朝鮮は11月のアメリカ大統領選挙もにらみながら国連安全保障理事会の機能不全に付け入る形で軍事挑発をつよめることが予想され日米韓の3カ国の結束も試される1年になる。

キーワード
アメリカキム・イルソンキム・ジュエキム・ジョンイルキム・ジョンウンペクトゥ山国際連合安全保障理事会平壌(北朝鮮)暗号資産朝鮮中央テレビ
香港高等法院 恒大グループに清算命令

香港高等法院が世界最大の負債を抱える中国の不動産大手恒大グループに下した判断はどのような影響を与えるのか。裁判所は約5000億ドルの負債を抱える恒大グループに会社を清算するよう命じた。かつては中国最大の不動産企業であった恒大グループは行き過ぎた不動産開発でつまずいた。これまで中国経済を牽引してきたが、今では景気回復の足かせとなりつつある。各国のニュースも恒大グループをめぐる情報を伝えている。中流階級は不動産市場を安全な投資先とみてきたが、今は安全神話は崩壊した。不動産価格が下落する中、莫大な借り入れに対する中国政府の規制強化が追い打ちをかけた。数多くのアパートが空き家となっている。恒大グループが南部に建設した14棟のビルも完成しなかった。アナリストは数十万に及ぶ家族が暮らせると思っていたアパートを手に入れることができないと話している。2021年に債務不履行に陥った恒大グループはいまや5000億ドルという世界最大の負債を抱える不動産会社という不名誉なレッテルを貼られ、金融市場にも衝撃が広がっている。債権者とは2年前から新たな債務返済協議を試みているが、まだ出口は見えていない。香港の高等裁判所は負債問題の解決は困難と判断し、清算するよう命じた。恒大グループは最高裁判所に上告できるが、上告した場合さらに結論が先送りされることになる。

キーワード
オーストラリア放送協会中国恒大集団香港高等裁判所
ASEAN外相会議にミャンマー

ASEAN外相会議が昨日ラオスで開かれ、2年以上欠席が続いていたミャンマーから外務省の高官が参加した。ミャンマーでは少数民族の武装勢力が攻勢を強めており、シンガポールCNAはこの状況が1つの理由となり、ミャンマー軍側がASEANとの融和に動いたとの見方を伝えている。3年ぶりに出席したミャンマーの外務省上官に注目が集まった。ASEANはこれまで一貫してミャンマー軍トップのミン・アウン・フライン司令官や軍事政権の外相を招待しない姿勢を貫いていた。非政治的な代表者に限って参加は認めるとしていたが、ミャンマー軍事政権はこれに反発して、これまで2年以上欠席を続けていた。去年10月、3つの少数民族の武装勢力がミャンマー国軍に対して一斉攻撃を開始した。攻撃は組織的で、長期にわたりミャンマー軍事政権にとってこれまで最大の驚異となった。2023年10月27日に一斉攻撃が始まったが、これで自信を失ったことが一つの理由になって、ASEANとの融和に動いたと思うとのこと。ASEAN側もラオスが中心となってミャンマー側が一定の譲歩をすれば、ASEANとしても歩み寄ろうとする姿勢をみせた。ミャンマーの民主派勢力が樹立した国民統一政府は、これまでASEANに反発して会議に出席してきた軍事政権が譲歩したのは、いよいよ追い詰められてる証拠だとしている。会議後の記者会見で、議長を務めたラオス外相はミャンマーはASEANの不可欠なメンバーであり、対話を続けることが重要だと述べた。

キーワード
ASEAN外相会合CNAミャンマーミャンマー軍ミン・アウン・フラインラオス東南アジア諸国連合
メキシコ市 2年ぶりに闘牛再開も…

メキシコ市は2年ぶりに闘牛が再開。豪 ABCのニュース映像が流れた。闘牛ファンと動物愛護団体の長い闘いが続き、アリーナのそとは抗議する人々が集まった。闘牛はメキシコで16世紀からあるが動物愛護団体などが訴訟を起こし2022年5月に首途での開催を無期限停止としたが、昨年最高裁が覆し今日再開された。国際的な人道団体によると毎年世界中でおよそ18万頭の牛が闘牛で殺害されている。観客のなかには闘牛は芸術と考える人もいる。2年ぶりの闘牛がスタートした。自由バンザイと叫ぶファンもいた。関係者は雇用が失われると訴える。

キーワード
オーストラリア放送協会メキシコ市(メキシコ)
(エンディング)
あすの特集

キャッチ!世界のトップニュース。明日は藤原帰一さんと「映画で見つめる世界のいま」と番組宣伝をした。

キーワード
藤原帰一
氷の世界 ノルウェー

ノルウェーの映像が流れ、エンディング。

キーワード
ベルゲン(ノルウェー)

© 2009-2024 WireAction, Inc. All Rights Reserved.