- 出演者
- さかなクン 香音 のん
さかなクンと香音が宮古島でサメ漁に挑戦。サメを捕まえるのは延縄漁という漁法。宮古島でよくかかるのはイタチザメ。イタチザメは最も危険なサメのワースト3に入っている。この日捕獲できたのは全長3.5mのイタチザメだった。
さかなクンと香音がサメの生態に迫った。サメは硬くて鋭いサメ肌に全身を覆われている。その理由はサメの骨にある。サメの仲間は骨が軟骨でできている。その軟骨の体を保護するために頑丈なサメ肌が必要なのだという。また、サメの仲間の多くは尾鰭の上葉が長く、人の歯は1回しか生え変わらないがサメは何度でも生え変わるという。
サメと日本人の関わりは歴史が古く、少なくとも5000年以上前の縄文時代にはサメを食べていたと考えられている。サメの体内にはたくさんの尿素が含まれていて保存性に優れている。そのため、昔から山間部の貴重なタンパク源として重宝されてきた。そこで、さかなクンと香音、スペシャルゲストののんがサメ料理を食べてみることに。ヨシキリザメの刺身、イタチザメのフライなどを堪能した。
沖縄に生息するサメは90種類以上ともいわれる。そんな沖縄で、最近、世界初となる珍しいサメの姿が確認された。さかなクンと香音は沖縄美ら海水族館を訪ねた。この施設にいる珍しいサメとはヒレタカフジクジラ(幼魚)。関東以南の水深400~600mに生息するサメ。沖縄美ら海水族館では人工子宮装置を使って世界で初めて出産に成功したという。
さかなクンと香音はジンベエザメの生態に迫った。ジンベエザメは体の模様が甚平羽織の柄に似ていることからその名が付けられたといわれている。ジンベエザメは世界最大の魚とされ、長寿の魚としても知られている。ジンベエザメは目を守る手段として目をへこませることができる。これまでジンベエザメは視力が弱くロレンチーニ器官や嗅覚に頼って生活していると考えられてきたが、とても目を大事にしていることから目に頼って生活しているサメじゃないかというのが最近の定説になっているという。
沖縄の海にサメが集まる理由は地形と海流が関係している。沖縄の海は沖縄トラフと琉球海溝という深海に挟まれており、浅い海にいるサメから深海に暮らすサメまでたくさんのサメを見ることができる。また、黒潮によって東南アジアの海からサメの獲物となるさまざまな生き物が運ばれてくる。
香音は「サメはもともと好きだったが、いろんなサメに出会うことができてもっと好きになった」などとコメントした。
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エンディング映像。