- 出演者
- 国谷裕子 杉田精司
ロシアの隕石落下の衝撃についてお送りする。
ロシアチェリャビンスク州など広い範囲に落下した隕石は、大きさは直径17メートル1万トンにものぼる隕石の一部だと言われている。衝撃波によって、損壊した建物は約4700棟になっている。
- キーワード
- チェリャビンスク州(ロシア)衝撃波隕石
東京大学は杉田精司さんは、隕石が落ちる前の強い光は隕石の大規模な爆発によるものと分析した。また上空を隕石が通過したあとしばらくしてやってきた爆音と伴う凄まじい風圧は「衝撃波」によるものと指摘している。衝撃波は、自分の頭上を隕石の破片が通過するときにはやってこなく、衝撃波が地上にたどり着いた時に発生する。
東京大学は杉田精司さんは、被害の拡大の原因は、隕石が落下する角度にあると分析している。
ロシア隕石落下について、スタジオトークした。渡部潤一は、「衝撃波は短い時間にエネルギーが集中してくる波なので、爆発音のように感じられる」と話した。また、100キロにおよぶ距離で被害が出たことについて「今回は珍しい。浅い角度で大きな小惑星が突入したことで広範囲に被害がおよんだ」と話した。
ロシア隕石落下について、スタジオトークした。渡部潤一は、「今回のような数十メータークラスのものは、数十年から100年に1度と言われている。爆風なので熱風を伴う為、焼けることもある」と話した。
- キーワード
- アリゾナ州(アメリカ)隕石
小惑星「2012DA14」45メートルが近づいていたが、ぶつかることなく通り過ぎた。こうした危険な小惑星を発見するために設立されたのはスペースガード財団。
日本でのスペースガード財団の拠点は、岡山県美星町の美星スペースガードセンターにある。観測で地球に接近する小惑星は9000余りになっており、観測体制が充実しこの10年で4倍に増えた。
小惑星の地球追突を回避すための研究が進んでいる。2005年にNASAが行ったのは、ディープインパクト計画、これは直径3キロの小さな天体に向けて探査機からインパクターという弾丸を打ち込もうという実験。ドン・ヨーマンズ博士は、「この計画で地球に迫り来る小天体に対して、インパクターをぶつげることが技術的に可能であることを実証した」と話した、
隕石落下について、スタジオトークした。渡部潤一は、「10メートルくらいのサイズになると事前予測は難しい」と話した。また地球にくることが分かった時に回避出来るかについて、「発見から衝突までの時間による」と話した。
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- 隕石
渡部潤一は、「隕石落下の光を見た場合、何分後に衝撃波がくると思って窓や倒れやすいものから離れるといった退避行動をとる必要がある」と話した。
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