- 出演者
- 桑子真帆
過酷な働き方などを理由に官僚の人手不足が深刻化している。今回は現役の官僚たちが深刻な内情を明かした。
オープニング映像。
霞が関の官僚約28万人が内閣が決めた方針の元、政策などを考え予算を使い執行しさらに国会答弁の準備をしてい国民に周知するなどが仕事だ。しかし過労死ラインを超えている国家公務員は約5500人におよび。採用試験の申込者も約3割減少している。20代女性の勤務時間を見せてもらった。この頃の女性は原発事故からの復興に携わっており、100ページ超の報告書を短期間で作るよう求められたという。しかし日中はトラブルに対応しており、資料を作るため深夜残業が常態化していた。女性はうつ病を発症し翌年に退職した。長時間労働に追い込まれる原因の1つは定員だ。法律で上限で人員が抑えられている一方、業務は拡大傾向にある。人員不足を訴える声が多く寄せられた。各省庁では業務を効率化することで負担を減らそうとしている。経済産業省で推進しているのがペーパーレス化。こども家庭庁では休みの確保に力を入れている。しかし勤務時間インターバルについては目標を達成できていない。30代の官僚が訴えたのは政策が多すぎて一つ一つに時間を掛けられない現状だ。
元官僚の千正さんは、政策をく作れないのは官僚だけでなく国民にも影響があるなどと話した。また定員の問題について。官僚の人数と業務量が見合わない背景について解説した。1人1人の負担が増えていて、働き方についても守られていない。
参院予算委員会は、政府の対して質問が相次いだ。国会答弁の資料を作ることが深夜残業につながっていた。国会業務の効率化を政府に指摘した。課題は質問通告のあり方だ。また大きな課題として質問通告の遅さだという。こうした現状を議員たちは官僚の働き方について議論している。少しでも官僚の負担を減らそうと一部の議員が取り入れ始めているのがオンラインレクだ。官僚の関係について話し合っている議員グループもある。
政治家と官僚の力関係について千正さんが解説した。なぜこういった関係になってしまったのか?ということについて、かつては対等だったか、高度経済成長が終わった後から、政治家が目標を定めてそれに従うのが良いという考えになったという。特に提唱しているのが台頭に議論できる関係だという。官僚が目指すべき姿についても話した。
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