- 出演者
- 桑子真帆 山口一郎(サカナクション)
オープニング映像。
ことし7月、イギリスでの復活ライブから世界ツアーに乗り出したOasis。解散から16年、ファンの前に再び姿を現した。会場の外にはチケットを確保できなかった人たちが溢れていた。目立つのはOasisをリアルタイムでは知らないはずの若い人たちの姿。ここまで若い世代に刺さる理由について、音楽ジャーナリストのパオロさんは兄弟の生きざまにあると指摘した。Oasisの代名詞は歯に衣着せぬ発言や自由奔放な振る舞い。Oasisの歌詞にはその生きざまが色濃く反映されている。
Oasisに大きな影響を受けたという山口一郎(サカナクション)をスタジオに迎えた。山口は「今、どんな情報も簡単に手に入る時代。そんな中でリアリティってどこにあるのかが分からなくなっている気がする。でも、Oasisが存在していたのはインターネットがまだ出てきたばかりの頃で情報はリアルに包まれていて、そのバックボーンを持って現代にOasisを見ると信用できるっていうところが若い世代に受けているのではないか」などとコメントした。山口が強い影響を受けた曲は「Wonderwall」だという。
ギャラガー兄弟が生まれ育ったイギリス・マンチェスター。8年前、この町を悲劇が襲った。コンサート会場近くで起きた自爆テロで22人が犠牲になったのだ。直後に行われた追悼集会で人々が自然に口ずさみ始めたのがOasisの「Don’t Look Back In Anger」。この曲は「怒りで過去を振り返るな」と何度も繰り返している。テロの恐怖に立ち尽くす人々を励まし、支える曲になっていた。
山口一郎は、Oasisからすでにたくさんのものを受け取っているとした上で、「今この瞬間に評価されるだけじゃなくて、Oasisのように5年後・10年後・20年後にもちゃんと評価されるものを正直に作っていきたい」などとコメントした。
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写真家のジル・ファーマノフスキーさんはOasisがロックスターに駆け上がるときも確執が取り沙汰されるときも間近でその姿を撮り続けてきた。今回、復活ライブを撮影した写真の中にOasisの関係性が現れたと感じる一枚が。それが、顔が反対を向いているがつながっている写真。
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エンディング映像。
