- 出演者
- 桑子真帆 中山淳雄
オープニング映像。
- キーワード
- おぱんちゅうさぎ
今、キャラクターにハマる大人は珍しい存在ではない。取材したグッズ店の客層も広がっているという。ある調査によると、多くの世代で半分以上の人が好きなキャラクターがいると回答している。大人が夢中になる背景には「共感」があるという。
日本のコンテンツ産業に詳しいエンタメ社会学者の中山淳雄さんをスタジオに迎えた。キャラクタービジネスの国内市場規模はコロナ禍以降急増している。中山さんは「つながりが弱くなったときに寄り添ってもらうものとして必要とされていたんだろうなと思う」などと話した。
中国発キャラクター企業が急成長している。去年の全世界での売り上げは前年比の2.85倍。約8630億円を売り上げた。急成長を遂げた理由はこの企業のビジネスモデルがある。鍵となるのは利益となるIP(知的財産)の運用。企業がキャラクターを開発するとIPが生まれる。一般的な企業はこのIPを他社に付与し、商品の生産や販売を許可する見返りとしてIPの使用料を受け取る。しかし、この企業はIP運用を他社に委ねることなく、開発から生産、販売までのほとんどを自社で管理している。店舗は世界20か国で630店舗にまで拡大している。
日本発キャラクター企業はIPでは世界的な存在感を示してきたが、海外へビジネス展開する際の生産・販売などを海外の企業に頼っている状態。そのため日本の収益は少ない。そこで国はキャラクターを含むコンテンツ産業を日本経済の屋台骨にしようとしている。2024年に6.13兆円だったコンテンツ産業を2033年までに20兆円に引き上げる目標を掲げている。
世界最大人口14億人のインド。町なかで売られている商品の多くは公式ライセンスを取得していない海賊版。インドでは輸入されるキャラクター商品には高い関税が課されるため正規品が流通しづらい状況となっている。そんなインドでは今、正規品を求める声があがり始めている。日本の商社は高い関税を回避するための現地生産体制の構築を進めている。
キャラクターの変遷について中山淳雄さんは「メディアの変化に近い」などと話した。キャラクターは、経済成長の“かわいい”からバブル崩壊後の“癒やし”、SNS浸透やコロナ禍を経た“切なさ”へと変わってきている。
