- 出演者
- 水野真裕美 関口宏 唐橋ユミ 杉浦みずき
オープニング映像が流れた。
きゅうに季節が進んだと関口さんがいう。
ラスベガスに現れた丸い物体。そこには様々な映像が映し出された。高さ112m。ドーム型のコンサートホールだ。U2がこけら落とし公演を行った。120万個のLEDがはりめぐらされている。球体全面がスクリーンになっているという。
今年のノーベル賞。ノーベル生理学医学賞は、新型コロナウイルスワクチンに貢献した研究者だった。体内に抗体をつくるために重要な役割を果たしたのが、mRNA。カタリン・カリコ氏ら2人は、炎症を起こさないようにする技術を確立した。ワクチンの迅速な開発と大量供給が可能になった。物理学賞は、100京分の1秒「アト秒」の研究者におくられた。化学賞は量子ドットの研究者におくられた。文学賞はノルウェーの劇作家 ヨン・フォッセ氏におくられた。平和賞は、イランの人権活動家ナルゲス・モハマディ氏におくられた。モハマディ氏は、イランでの女性の権利向上を訴え人権侵害を告発し続けてきた。国家に対するプロパガンダの拡散などの罪で収監中だ。カタリン・カリコ氏は、ハンガリーを出て、基礎研究にこだわった姿や、モハマディさんの獄中からもメッセージを送った姿に、たのもしいと感じたという。関口さんは日本人が入らなかったのは残念だという。
円安が問題になっている。火曜日には1ドル150円台まで値下がり。東京すしアカデミーでは入学希望者が急増している。お金を稼ぐために外国で寿司職人をすることを希望する人が多い。円相場は火曜日、1ドル=150円を突破。円の価値が今年最も下がった。学校には現地通貨が書かれた求人票もある。去年寿司レストランを開業した岸本さん。今の円安を有利にしたいという人は、日本よりは給料を揚げるチャンスがあるという。食料品の値上げは、平均値上げ率で15パーセント。1ドル80円台だった10年前。物価高を実感する人の割合は38パーセント。いまは95パーセント以上の人が物価高を実感している。岸田総理は物価高対策への意欲を示した。経済の熱量の源は賃上げだという。賃上げ税制の減税制度の強化を検討する。減税で暮らしは良くなるのかという声もある。
物価高について。岸田総理は賃上げ税制の減税制度を強化するとして従業員の給料を上げた企業に対する減税などに度々言及している。森山総務会長は税に関する事は国民の審判を仰がなければならないとして減税が解散選挙の大義になる考えを示している。石破元幹事長は将来の財政的自由度が失われ、目の前の人気取り政策と言われても仕方ないと安易な減税の動きをけん制している。岸田総理は防衛費について今年度からの5年間で、これまでの1.5倍にあたる43兆円まで増額する方針を決定。少子化対策として来年度から児童手当を拡充するなど1年で3兆円台半ばの財源が必要とされ、。国債の残高は約1027兆円だという。寺島実郎は「これまで日米金利者と欧米はインフレ対応で金融の引き締めに入り金利を上げていたが日本は異次元金融緩和から出れないというギャップがドル高による円安の説明だった。今年の1月から9月の間にシンガポールドルに対して25%落ち、タイバーツ・インドネシアルピーに20%落ちている」などと話している。
アメリカ議会では3日下院のマッカーシー議長が解任されるという史上初の事態となった。原因は共和党の内紛で政府の予算案をめぐり民主党に歩み寄ったマッカーシー氏に身内の共和党議員が解任動議が出されていた。公認の議長候補に浮上したのはトランプ前大統領だという。
アメリカ議会で、議長解任があった。臨時に任命された議長は憤りをあらわにした。背景には野党・共和党の内紛がある。与党民主党に歩み寄った共和党のマッカーシー下院議長。これに怒った共和党の造反組が解任動議を提出。彼らのちからで可決された。共和党から8人が造反した。多くがトランプ氏に近い議員だった。その中心がゲーツ議員。アメリカ第一主義を掲げトランプ氏と同様の主張を繰り返している。つなぎ予算は、ウクライナ支援分がカットされるという。共和党強行派が影響力を示した。バイデン大統領は、ワシントンの雰囲気を変える必用があるという。共和党からはトランプ氏の議長待望論があがった。トランプ氏は議長就任を否定。
アメリカ議会で、議長解任という背景にはトランプ氏の影響力の大きさがある。大統領選挙が来年に迫っている。共和党内の支持率はトランプ氏が高い。大統領選挙までの日程は来年、候補者をしぼり、7月に決定し、11月には本選挙となる。トランプ氏は党内に敵なしだ。トランプ氏には刑事裁判がある。4つの罪で起訴されている。共和党内の亀裂は、ウクライナ支援が背景にある。アメリカのリーダーとしての劣化がある。アメリカの分断は世界の混迷につながる。日本は、世界を二極にわける流れにつきあってはいけない。
米軍の基地建設で、国が4日までに工事の承認するように沖縄に求めた。沖縄県知事は、期限までの承認は困難と国へ伝えた。建設予定地には軟弱地盤がある。政府は改良工事を行う方針だ。7万本の杭を打ち込むという。地盤の改良工事を行う。費用は1兆円膨らむ。沖縄での県民投票では7割以上が反対と意志を示している。最高裁判での判決は、沖縄県が敗訴している。政府は代執行で工事をすすめている。知事は不承認。この考えは変えないと玉城デニー知事は言う。政府は知事に代わって行うという。玉城デニー知事は司法に従わなければいけない立場だ。三権分立の原則だ。沖縄は何度も民意を示している。行政不服審査法まで使っている。司法権力、行政権力が、沖縄の民意を押しつぶしている。埋め立てには2兆数千億かかると言われている。
日本は防衛に徹する盾になるという日米同盟。その役割分担が変わりつつある。日米防衛相会談では、他国の領域を攻撃できる「トマホーク」は、1年前倒しの2025年度から導入されるという。射程の長いミサイルについて政府は、反撃能力と呼ぶ。専守防衛だった日本。敵国を攻撃できる武器は持たないと言っていた。戦後の防衛力の大転換が行われている。この流れはじっくり考えなければいけないと青木さんが言った。
10月5日、東京電力は福島第一原発の処理水について2回目の海洋放出を始めた。放出は今後30年続くとされ、これを批判する中国は長期的に監視できる国際的な枠組みを作るよう要求。これまで2回分の処理水はIAEAが確認しているが、今後放出する処理水について政府は毎回確認するかは未定だとしている。こうした中今月24日からは、中国の専門家も含むIAEA調査団を受け入れ視察させることになっている。
巨人原辰徳監督が辞任した。後任は阿部慎之助ヘッド兼バッテリーコーチ。水曜のDeNA戦に勝利し4位で巨人原監督はシーズンを終えた。2002年から3度合計17年監督を務め、リーグ優勝9回・日本一3回、監督としての勝利数は球団最多の1291勝だった。金曜日には阿部新監督が就任会見をして、任期3年で背番号は原監督と同じ83となった。阿部新監督は、来年度はアレではなくアベで行きたいとコメントした。
スタジオトーク。原監督は契約はもう一年あったが辞めた。中畑清は、この1、2年の原監督に対しては喝を入れたいと思うが、17年の監督生活で最多勝利数になったことにはあっぱれだなどと話した。落合博満は新監督について、コーチの時いくら勉強しても自分で新たなものを作り上げていけないので真剣に考えないと足元すくわれるなどと話した。
パ・リーグのクライマックスシリーズ争いは残り2試合。勝てばクライマックスシリーズ決定のロッテは、投手陣がオリックス杉本に2本のホームランを浴び3位以上を決めることはできなかった。2位ソフトバンクは楽天と対戦し、柳田悠岐のホームランなどの活躍でリードを奪ったが辰己涼介のホームランで同点にされ、引き分けに。ソフトバンクがクライマックスシリーズ進出決定した。
スタジオトーク。雨でなければあしたの試合でクライマックスシリーズ進出チームが決まる。中畑清は、楽天の気がしていて今は楽天の方が安定しているなどとコメントした。平野佳寿が日米通算250セーブを達成した。
水曜日に井端弘和新監督の就任会見が行われた。井端さんは1997年中日に入団し2004年に落合監督から厳しいノックを浴びせられた。この都市からセカンド荒木・ショート井端の「アライバ」コンビで6年連続ゴールデン・グラブ賞を受賞した。バッティングでも勝負強さを発揮し侍ジャパンの一員として出場した2013年WBC台湾戦では1点ビハインドの9回2アウトから同点打で逆転勝利と大会ベスト4に大きく貢献した。2015年に現役を引退し11月からアジアプロ野球チャンピオンシップが初陣となる。落合さんによると全日本の監督になると教えることができなくなるという。
エンゼルスの大谷翔平がホームラン王を獲得した。シーズン終盤に右肘の靭帯損傷や脇腹の怪我の影響でシーズン終盤に離脱し日本人初アジア人初のホームラン王となった。大谷は広報を通じてメジャーリーグでこれまで活躍された偉大な日本人選手たちとのことを考えると大変恐縮であり光栄なことであるなどとコメントした。
落合さんは体力的に日本人が難しいのはホームラン王をとることとした。大谷翔平選手はけがで終盤の25試合は欠場したが44本を打った。これまでの数と比べると松井秀喜選手がシーズン最多で31本、鈴木誠也選手で20本、井口選手、城島選手が18本、イチロー選手が11本である。データを分析するとポイントは死角がないことが分かった。去年は.250以下が外角の真ん中と低めにあったが今年は1割向上し内角低めは3割を切っている。飛距離がUPし30号HRは150.3mであった。今季からバットを1インチ長くしている。来年はバッティングに専念する。契約額は5億ドルと言われている。落合さんらは見守っていくなどと話した。
体操の世界選手権・男子団体総合決勝。日本は3種目を終え4位と出遅れるが、4種目目の跳馬で南一輝が高難度の技を決め、日本が首位に躍り出た。そして最終種目の鉄棒。託されたのは東京五輪金メダリストの橋本大輝。G難度の大技・カッシーナを何度も決め、最後の着地もピタリと決めた。圧巻の演技で日本を優勝に導いた。世界選手権での団体制覇は8年ぶり7度目となる。そして一昨日行われた個人総合決勝でも橋本が安定感のある演技をみせ、見事2冠。内村航平に続き日本選手2人目となる連覇を達成した。