- 出演者
- 富澤たけし(サンドウィッチマン) 伊達みきお(サンドウィッチマン) 芦田愛菜 伊集院光
サグラダ・ファミリアの降誕のファサードの向かって左側で見つけたのは職人たちの紋章。芦田愛菜は建物を支える重要な部分に職人の紋章が使われているらしくて、コアな部分の職人のマークを置くのはリスペクトがある、そういう思いがこもっているのかなと話していた。ガウディが残したメッセージは職人へのリスペクト。生きてる間に完成できないと悟っていたガウディは、亡き後も建設を続けてくれる職人への感謝と敬意を込め、工具の彫刻などを強化の様々な場所に配置したと言われている。
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- サグラダ・ファミリア
いよいよサグラダ・ファミリアの内部へ。内部はどうなっているのか。どんなガウディ・サインがあるのか。なぜ完成しない教会を設計したのか。芦田愛菜は、マリアの塔っていうメインの塔の上についてる星のクリスタルを作ったガラス職人の巨匠・ダビ・ジベルナウにも話を聞いたといい、サグラダ・ファミリアの3つの入口があるが、先に降誕のファサードだけを高い完成度で作っていて、そうすることで全体が見てみたいという気持ちになって、お金が集まるんじゃないかと考えていたという。伊集院も昔の芸術家って、そういうとこちゃんとしてたらしい、ミケランジェロも下書きを見せた段階でももうちょっとお金あるといい青の絵の具が使えるみたいなことをやっていたなどと説明した。
サグラダ・ファミリアの内部はステンドグラスからの太陽光で眩い光を放っている。中央身廊と呼ばれるメインエリアは“ひだまりの森の中”を想像させる。ガウディはキリスト教において自然は神が造ったモノと考えから、サグラダ・ファミリアを自然に近い状態へ造り上げようとしたと考えられている。
太陽を表現したステンドグラスは色も工夫され、西側は赤・オレンジ。東側は青・緑と時間で差し込む光の色が変わるよう計算されている。
2人は太陽を表現したステンドグラスを見学。東側と西側の色彩の違いなどに感動した。
降誕のファサードは正面ではなく、栄光のファサードが正面になる。現在は建設中で出入り不可だが完成後はメインの正面入り口になるよう設計されている。膝を曲げたキリスト像には、亡くなる前の苦しんでいる姿が表現されていると言われる。2021年に完成したマリアの塔の天井には大きな窓がついていて鳩が出入りする。鳩は聖霊の象徴と言われる。内部は神・キリスト・聖霊の三位一体を表している。
世界遺産サグラダ・ファミリアの内部。続いては芦田愛菜が特に見たかったというロザリオの間。芦田愛菜は、ガウディがもともと手掛けていた場所で、内線などで壊されてしまってその復刻でもう一回彫刻されたのが外尾さんだと説明した。ロザリオの間からはガウディが伝えたかったメッセージ、そして外尾さんの想いも読み取れるという。サグラダ・ファミリアが石の聖書なのに、聖書に関係ない彫刻が出てくるといい、でもガウディが掘って残したもので、どんなメッセージがあるのかを外尾さんが悩まれたみたいだという。ここにはどんなガウディの思いが込められているのか。
未完の世界遺産 サグラダ・ファミリアスペシャル。芦田愛菜がどうしても見たかったガウディが残したメッセージ。聖書にはない「青年と少女の彫刻」。芦田愛菜は、多くの人はこれを宗教の破壊者と言う、けど外尾さんは違う見解でこの像を掘られたみたいだと説明。外尾悦郎は、なぜガウディがこの像を置いたのかを考え、違った解釈で修復していったという。 外尾悦郎は、少年は爆弾を投げつけようとしているけど、マリア様にそういうことをしていいのかとか、自分の公開、悩みだったり苦悶の表情が現れる像なんじゃないかとか考えて青年の顔を彫られたという。芦田愛菜は今回、外尾悦郎に会うという。ロザリオの間には誘惑という副題がつけられているという。一見醜い人間を表した2つの像に思えるが、ガウディは、人は何かを信じ切ったときに良くない方向で進んでしまう弱さや儚さがあること、誘惑にさらされたときに立ち止まって自分を見つめ直してほしいという思いを2つの像で表現しようとしたと言われている。
続いて向かったのはサグラダ・ファミリアの中でも特別な意味を持つ場所。ガウディのお墓はここに?ガウディの死に隠された意外な真実が…
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続いて向かったのはサグラダ・ファミリアの中でも特別な意味を持つ場所。ガウディの眠るお墓がある地下礼拝堂は最初期に建設され、世界遺産登録されている部分。観光で入ることはできないが、今も地元のキリスト教徒が礼拝をしている。ガウディは路面電車に轢かれて亡くなってしまったといい、事故の時に貧しい身なりをしていて、すぐにガウディだと気づいてもらえず、処置が遅れてしまったという。不慮の事故で亡くなってしまったガウディ。さらに内線などで数少ない資料も失われ、サグラダ・ファミリアは140年以上建設が続いている未完の世界遺産。その思いをつないで造り続けているのがサグラダ・ファミリア。芦田愛菜は、ガウディに魅せられた人たちが、彼の思いを完成させたい、その思い出つくり続けているのかなと思ったりする、それだけ魅力のある建物だなと語った。
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サグラダ・ファミリア建設の最前線に身を置き、ガウディの思いを受け継ぐ一人とされる日本人建築家・外尾悦郎に取材のオファーをしたところ、 快諾。このあと独占インタビュー。
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今世界が注目するサグラダ・ファミリア完成。その鍵を握る日本人彫刻家の外尾悦郎に芦田愛菜が独占インタビュー。外尾悦郎はガウディの意思を受け継ぐものとまで言われる人物。数々の彫刻や、キリスト教への深い理解と多大な功績が評価され、日本人初のローマ教皇庁 ラツィンガー賞を受賞するなど世界を代表する芸術家。来年、メイン塔完成と言われる未完の世界遺産の今後はどうなっていくのかなどを聞く。芦田愛菜は、外尾さんの本を読ませてもらってガウディの建築が面白いことが分かったなどと話す。外尾さんが現在作成しているのは一番大きなイエスの塔の内部デザインをしているという。2026年完成予定と発表された今まさに世界中が注目している。サグラダ・ファミリアはイエスの心のなかに入れる、そういうものを目指したという。水彩画をモチーフにした新たなタイルの技法が用いられているという。外尾悦郎は、本当に作らないといけないものは今ある方法でしかできないのではなく、本当につくりたいものを、夢を描こうじゃないか、などと説明した。さらに破壊されたロザリオの間についてガウディの弟子に「外尾 これを修復できるかね」と悲しそうな辛そうな表情で言われたのでなんとかしなきゃいけないと始めたが、始めてみるとすごく大事なところ、ガウディの魂がこもっている、ガウディのメッセージがこもっていることがわかったという。ガウディの遺志を継ぐものとまで言われる外尾悦郎は、どのようにガウディの思いを汲み取っているのか。外尾悦郎は、ガウディを見るのではなくガウディが見ている方向を見るのが一番いい方法だと話した。
日本人彫刻家 外尾悦郎に芦田愛菜が迫る。サグラダ・ファミリアの完成についてどう思うか聞かれた外尾悦郎は、完成という言葉は少し考えた方がいい、などと話していた。自分の好きなものを追求する子どもたちが見ている番組で、そんな子達にメッセージをと言われた外尾は、お父さんお母さんに伝えたいのは、好きなことを見つけたら親としては最高のチャンス、どんどん栄養を与えて、良いことと悪いこと、それは常に親が教えなきゃいけない、などとコメントした。
外尾悦郎のインタビューについて伊達はすごく良いインタビューだったと話す。今回のロケを踏まえて改めて最大の謎、なぜ完成しない教会を設計したのか。山本・リシャール登眞は、建築だとなかなか伝えられない至らないというメッセージがサグラダ・ファミリアにはあったのかなと、神様に人は至らないという謙虚なメッセージはすごく大事なものだと思う、完成しないことで謙虚さを表現したのがサグラダ・ファミリアなんだろうなと思って感動していたという。芦田愛菜は、外尾さんが言っていたことだが、完成は神にしかできない、完成=終わりはない、完璧な神に近付こうに意味があるとおっしゃっていたなどと説明した。伊集院は、日光東照宮の逆柱は、一箇所だけ逆さにはめられていて、完成した瞬間から今度はほころびが始まるものだから完成させない、と偉そうに言おうかと思ったけど多分この番組で見たんじゃないかと話していた。
来週の博士ちゃんの番組宣伝。