- 出演者
- 塚原愛 岡村隆史 小芝風花 嶋佐和也(ニューヨーク)
チコちゃんが挨拶をした。ゲストはマネージャーの車ではなく安田顕さんの車に乗ろうとしたことがある小芝風花さんといつも遅刻するのでマネージャーが入り時間を10分早く伝えることに気付いていない嶋佐和也さん。
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- 安田顕
「関東・関西の「関」ってなに?」というクイズが出された。正解は鈴鹿関・不破関・愛発関の「関」。東京大学史料編纂所の本郷和人教授の解説。関所は古くから日本各地の道や国境に設けられそこを通る人をチェックする現在の空港の入国審査や保安検査場のような場所。人の行き来が監視しやすくするために主に山に挟まれた道が狭いところに設置された。古代の日本は奈良・京都に朝廷があってそこが日本の中心だった。朝廷やその周辺の安全を守る目的で関所が作られた。なかでも朝廷に直接繋がる道にある東海道の鈴鹿関、東山道の不破関、北陸道の愛発関の3つは朝廷の安全を守る重要な役割を果たしていた。現在の関東は東京・神奈川・千葉・埼玉・栃木・群馬・茨城を指すが、昔は3つの関所より東側の中部地方や東北地方もすべて「関東」と呼んだ。関東という言葉がいつから使われ始めたのかはっきりとは分かっていないが平安時代の「続日本紀」では既に使われている。どのようにして現在の関東になったのか?奈良時代くらいに朝廷の勢力が東に延びていくにつれ現在の中部地方は関東からは離脱していく。朝廷の軍事活動によって関東は北へ広く陸地が続いていることがわかると、現在の東北地方は「みやこから延びる道の奥にある」という意味の「みちのく」と呼ぶようになる。鎌倉時代になると鎌倉幕府を中心とした国々が関東と呼ばれるようになる。京都や奈良の人たちは幕府の武士を「関東の武士」と呼んだり鎌倉幕府が支配した土地を「関東御分国」と呼ぶなど関東という言葉は鎌倉幕府そのものを指す言葉としても使われるようになった。室町時代になり幕府が京都に移ると関東の支配が手薄になることを恐れた室町幕府は第2の幕府・鎌倉府を置いた。鎌倉府の支配下にある国々が関東と呼ばれるようになる。明治時代になると廃藩置県によって都道府県が整備されていき関東は現在の1都6県になった。一方、「関西」という言葉が一般的に使われ始めたのは明治時代になってから。古くから日本の中心は京都・奈良だったのでそこにいる人たちはわざわざ自分がいる場所は西側だと区別する必要がなかった。ところが江戸時代後期に化政文化が盛り上がったことや明治時代にみやこが京都から東京に移ったことで日本の中心は東京と浸透し始めると関東より西という感覚が生まれ「関西」という言葉が生まれたのではないかという。7世紀後半に設置された3つの関所をきっかけに「関東」「関西」と呼び方が分けられた。結果としてそれぞれの文化にも影響した。関東出身の夫と関西出身の妻の3組の夫婦に東西文化の違いを話してもらった。食文化では関東の卵焼きは甘いが関西はしょっぱい。関東は焼きのり、関西は味付けのり。配膳では関東は右に味噌汁で奥におかず、関西は右におかずで奥に味噌汁。交通系ICカードで改札に入るには関東は最低でも初乗り運賃が必要だが関西は1円でも入っていればOK。チコちゃんは関東のことばで言うと恥ずかしいのは「なかにしさん」のイントネーションだと話した。
オープニング映像。
「ナマケモノはなぜなまけている?」というクイズが出された。小芝風花が正解した。正解はなまけないと生きていけないから。奈良教育大学自然環境教育センターの村松大輔特任准教授の解説。ナマケモノは中央アメリカ~南アメリカの熱帯雨林に生息し木の上で葉っぱを食べながら生活。ほとんど動かない様子が怠けているように見えることが名前の由来。フタユビナマケモノとミユビナマケモノの2つの種類がいて特になまけものがミユビナマケモノ。ナマケモノの祖先は地上で暮らしていたといわれる。あるとき木の上で葉っぱを食べて暮らす種類が登場した。なぜ木に登ったのか、いつ頃なのかははっきりしないがその生活に適応したのが現在のナマケモノ。草食動物にとって木の上で生活することは難しい。そこで必要だったのがなまけること。葉っぱや草はカロリーが低く消化しづらいためたくさん食べる必要があり体は大きく重くなる。すると枝にぶら下がったり木に登ることが難しくなる。そこでナマケモノは食べない・動かないという超・省エネボディーに進化した。ナマケモノの1日の食事は葉っぱ200g。体重あたりの食べる量を比較するとキリンの7.6%に対してナマケモノは4.5%。ノドジロミユビナマケモノは1日の81%(合計約19時間)を動かずじっとしていた。動くといっても「体をかく」「辺りを見回す」「えさを食べる」程度。なまけることでカラダに藻が生えて森と同化し敵から見つかりづらくなる。なまけた生活をし始めたからこそ生存競争に勝つことができた。ギリギリのエネルギーで生活しているので天気の悪い日が続くと体温が下がり消化が間に合わなくなり命の危険があるので実はスリルのある生活を送っている。最大のスリルが約1週間に1回のトイレ。トイレに行くときだけは木を下りるので敵に襲われる可能性が高くなる。その貴重な映像がこちら。地面に下りてトイレをするはっきりした理由はわかっていない。「進化しすぎてこうなった動物たち困ってます」映像集。泳ぎが得意な鳥・オオハムは陸ではうまく歩けない。ヘラジカはツノが大きすぎるせいで絡まってまともにケンカできない。チコちゃんは木の上でツリーハウスを作って瞑想にふけりたいと話した。ちなみにコアラもユーカリの解毒・消化に体力が必要なため木の上で動かず過ごしているがナマケモノより食事量が多く地上を走ることができる。
小芝風花さんが人の話が頭に入ってこないときがあると相談した。岡村はそんなに迷惑はかかってない、お仕事一緒にさせてもらってますけどそういう感じは全然ないと話した。チコちゃんは風花ちゃんはその笑顔でわらといたらいいと話した。
チコちゃんがにらめっこをした。
ZAZYが1か月間左手で生活し脳を活性化させて天才になりもっとおもしろくなることを目指す企画。2週間目の左手生活の模様をお届け。スプーンでアイスを食べれるようになった。おすすめは冷やしサツマイモアイス。箸でラーメンを食べるのに悪戦苦闘。この生活を初めてから左手が筋肉痛だという。
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視聴者から「焼き肉のニオイはなぜ長く残るのでしょう?」という質問が届いた。正解は脂のミストシャワーを浴びているから。東海大学理学部の関根嘉香教授の解説。ものすごく小さい脂の粒の中に肉の焼けたニオイやタレのニオイなどいろんなニオイが閉じ込められている。肉を焼くとニオイ物質が発生するのと同時に肉の脂が熱により細かい粒となり空気中に飛び出す。このとき周りにある肉が焼けたニオイ物質やタレのニオイ物質などを粒の中に閉じ込めて空気中を漂う。細かい脂の粒が霧状になったものをオイルミストという。ハイパワーシートビームレーザーを使ってオイルミストを撮影すると水蒸気の周りにオイルミストが見えた。オイルミストがカーテンやソファーにくっつくことでニオイ物質もくっつく。通常ニオイ物質は衣服などにくっついても空気の流れによって徐々に少なくなっていくがオイルミストは油分でコーティングされ繊維質などにくっつくとその場所にずっと留まって落ちづらい。オイルミストを防ぐには脂が飛び散らないようにする必要がある。焼き肉店ではオイルミストや煙を吸い込んで換気をしたり水を張って脂が蒸発しないようにしている。家庭でオイルミストを防ぐには扇風機を回して空気の流れを作りオイルミストを外に逃がす換気。さらに大量のオイルミストは220℃以上で焼くと発生するので肉を200℃で焼くこと。200℃でおいしい焼き方を焼き肉の達人・中原健太郎さんに教えてもらった。家庭用ホットプレートで200℃に設定して熱い所を狙って肉を動かすと常に200℃に近い温度で焼くことができる。うっすらと肉汁が浮いてきたらうすぐにひっくり返すことで肉汁を逃さない。チコちゃんが好きな肉の部位は牛テールだと話した。
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秋分の日にちなんで「秋か?秋じゃないか?クイズ」をキョエちゃんが出題。3種類の岡村の画像を見て秋なのかを答えた。正解は全部秋。続いて3種類の秋川雅史の画像を見て秋なのかを答えた。正解は1番だけが秋。視聴者からの「僕は暑がりです。家族が寒いといって窓を閉めてしまう。どうしたら涼しく寝れますか?」というおたよりを紹介。チコちゃんは家族に布団かぶってもらうと提案した。おたよりのあて先は〒150-8001 NHK「チコちゃんに叱られる」係まで。動画は公式ホームページまで。LINE登録もよろしく。「クリスマス飾り限界チャレンジ2024」も大募集。
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チコちゃんがあっち向いてホイをした。