2023年12月30日放送 12:15 - 13:00 NHK総合

ドキュメント72時間
年末スペシャル2023 視聴者投票10位

出演者
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(オープニング)
オープニングトーク

来年3月で放送作家を引退する鈴木おさむは、もしオファーがあれば出演すると話す。さらに今年1年の放送を一覧にし振り返った。第10位は「島根・黄泉比良坂 あの世との境界で」。

オープニング

今回の舞台は島根県の黄泉比良坂。この世とあの世の境界。みんな何のためにここにやってくるのか。夏の終わりの3日間、その胸のうちに耳を傾けた。

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黄泉比良坂(島根)
島根・黄泉比良坂 あの世との境界で
8月26日(土)

黄泉比良坂は島根県松江市の緑豊かな地域にある。周辺には池や鳥居、石碑などがある。車が1台やってきた。出雲市大社町から夏休み最後の思い出として来たという家族連れ。ご両親は黄泉の世界の神話について教えてくれた。続いて、自転車に乗った2人組が訪れた。東京から来た大学生で、自転車はレンタサイクルだという。ここに来たのは「鬼灯の冷徹」というギャグ漫画がきっかけ。続いて1人で来た男性がいた。埼玉から来た会社員、黄泉比良坂が日本神話で重要な土地だということを知り、来てみたという。男性は備え付けの箱から便箋とペンを取り出した。小さなポストがあり、亡くなった人へ手紙を出せる。男性は2年前に亡くなった祖母へ手紙を書いた。午後3時半、赤ちゃんを連れたお母さんが訪れた。近くに住んでいるが、これまでここに来たことはなかった。今回、来てみようと思ったのは、出産がうまくいくかが危うくなった際に生死について考えたことがきっかけ。

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鬼灯の冷徹黄泉比良坂(島根)
8月27日(日)

撮影2日目。朝9時前、歩いてくる人が。近所に住んでいる84歳の女性。池の前で手をたたき、鯉を呼んでエサをあげた。毎日の日課だという。続いて栃木から来たという男性がいた。中学校の先生だという。幼い頃に亡くした曽祖父に手紙を書いた。続いて神戸から来たという男性がいた。男性は人の生き死には時の運だと考えており、ここに来ても特に思うところはないという。その後、突然大雨が降ってきた。雨上がりの夕方、脇道を駆け上がる男性がいた。男性はここを管理する地元の保存会の方で、便箋やポストのチェックをした。年間1700通の手紙が投函され、年に一度、お焚き上げされるという。夜7時前、東京から来たという家族連れに出会った。薄暗く緊張感が漂う林の中を歩いた。お子さんが古事記を読んで黄泉の国に興味を持ち、両親にお願いして来たのだという。

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黄泉比良坂(島根)
8月28日(月)

撮影3日目。朝9時過ぎ、女性2人組がやってきた。ポストに投函しようと亡くなった友人に宛てた封筒を持参していた。大きすぎて入るか心配されたが、何とか投函完了した。午後、ポストの前に女性が1人。昨年亡くなった父宛てに手紙を書いていた。女性はあした誕生日を迎える。この世に生を授けてくれた父への感謝を手紙にしたためた。午後3時過ぎ、岩の前で佇む人がいた。神話のイザナギの心情に思いを馳せていた。続いて、アニメ「呪術廻戦」のエンディングテーマの演奏にも携わったことがあるという、作曲も手掛けるサックス奏者の男性がいた。日本のアニメには古い神様のネタが多く、インスピレーションを得ているという。続いて、急死した母を思い毎月訪れているという女性がいた。突然のことで、いまだに心のなかで母の死を消化しきれておらず、心の整理をつけるために訪れている。

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呪術廻戦黄泉比良坂(島根)
8月29日(火)

撮影4日目。3年ほど前に亡くなった親友に手紙を出す男性がいた。

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黄泉比良坂(島根)
スタジオトーク

10月6日放送の「島根・黄泉比良坂 あの世との境界で」に関して鈴木おさむは「ここに来る人たちは自分の心残りを解決させようとする、皆が必要とする変わらないものだ」とした。また吹石一恵が視聴者からの感想を紹介。その後、番組で紹介したポストには2000通以上が投函されるようになったという。またスタジオには「72時間の会東京支部」のメンバーが集合。

視聴者投稿 お試し企画
母島“ガジュ下”

視聴者から投稿された「ここなら72時間ができるのでは」という場所を取材。1つ目は東京都小笠原村の母島の“ガジュ下”。海岸沿いのガジュマルの木の下のことで多くの人が集まる。

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ガジュマル千葉県小笠原村(東京)母島父島
スタジオトーク

視聴者の投稿で紹介した“ガジュ下”の感想や企画の案を各々述べた。

NHKプラス

「NHKプラス」の紹介。

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ドキュメント72時間 この1年をプレーバック
ドキュメント72時間 この1年をプレーバック

ドキュメント72時間で今年1年放送した映像を紹介した。

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