2024年5月26日放送 18:05 - 18:35 NHK総合

ドキュメント72時間
秋田 真夜中のそば屋で

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(オープニング)
オープニング

今回の舞台は秋田にある昼夜逆転のそば屋。夜10時に開店し、翌日昼ごろに閉店する。夜通し賑わうこの店にどんな思いを抱えてやって来るんだろう。訪れる人の声に3日間、耳を傾けた。

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秋田県
秋田 真夜中のそば屋で
3月21日(木)

秋田市の歓楽街を抜けてすぐに見えてくる1棟のビルに今回の舞台がある。開店して1時間となる夜11時から撮影開始。結構お客さんがいる。親族4人組で来ているお客さんに声をかけた。月見・きつね・たぬきを組み合わせた「おばけ」というメニューが運ばれてきた。一番の売れ筋だという。お酒は冷蔵庫からお客さんが瓶や缶を持ってきて後で会計するセルフ方式。11時半、お客さんはどんどん増えてきた。2階の客席も埋まってきた。秋田県南部から仕事の出張で来たという4人組がお酒を飲んで盛り上がっていた。ここが今日の3軒目だという。おそば以外におつまみもたくさんある。地元の大学生5人組の客席では「おばけ」を注文している男性がいた。来たらこれしか食べていないという。午前4時になったが、客足は途絶えない。いつも同じ席で天ぷらそばを食べているというタクシードライバーがいた。朝7時半、雪の中で通勤・通学する人たちの姿が増え始めた。2人組のお客さんがいた。近くの飲食店で働く女性と、そのお客さんの男性だった。女性は19歳で東京に出てエステやクラブで働いてきた。3年ほど前にコロナ禍を理由に帰ってきたが、「東京かぶれ」と言われるなど平坦な道ではなかったという。朝9時半、お客さんがいなくなり、店じまいとなった。

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おばけそば処たちそばてんぷら秋田市(秋田)
3月22日(金)

撮影2日目。週末だからか、開店直後からお客さんでいっぱいになった。職場の送別会の終わりに夫婦できたという2人組がいた。同じ職場に務めていて四六時中一緒にいるが、2人きりで飲むことはあまりなく、楽しいとのこと。午前4時半、「今日の主役です」のタスキを掛けている人に声をかけた。友人2人に72歳の誕生日を祝ってもらった後、1人でここに来たという。初めて会った隣の席の人たちと盛り上がっていた。歓楽街の明かりが消えたあと、仕事を終えた飲食業の人たちが集っていた。43年ぐらい前からここに来ているという男性がいた。今はパブのマスターをしていて、若い時はキャバレーで働いていたという。創業以来、夜通し営業は60年続いている。朝7時前、男性が1人やってきた。ダーツバーのオーナーで、若い頃は上京してメンズノンノのモデルをしていたこともあるという。

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MEN’S NON-NOそば処たちそば秋田市(秋田)
3月23日(土)

撮影3日目。2階に上がってくる2人の男性の姿があった。2人は双子だという。弟さんは歌舞伎町でホストをやっていたこともあるが、口下手であまり喋れずトラウマになっている。兄も口下手で、友達を作るのにも苦労し、よく2人だけで遊んでいた。しかし弟さんはマジックを覚え、周囲に人を集めるようにもなっていった。50歳を前に、やっと2人でゆっくり飲める関係を築けてきた。午前1時半、2人組の男性の姿が。建設会社の社員さんと下請けの職人さん。今度いわきに行く社員さんの送別会の帰りに、職人さんが馴染みのこの店に誘ったという。大学でレスリングをしていて、この春から指導者の道に進むという男性がいた。お酒が進み、レスリングのマスクを被って上半身裸でパフォーマンスしてくれた。このお店はサンクチュアリだと語る女性がいた。元メンズノンノの男性が再び来店し、挨拶してくれた。

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かけそば処たちそば秋田市(秋田)
(エンディング)
次回予告

「ドキュメント72時間」の次回予告。

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