- 出演者
- 中山果奈
オープニング映像。
防衛省と米国国防総省は米国本土などに所属する艦船の補修を日本で可能とするための作業部会の初会合を開催した。作業部会はことし4月の日米首脳会談で米国本土などに所属する米国軍の艦船を日本で補修できる仕組みを整えることで合意したことを受けて開かれ、きょうは日本から防衛省の深澤防衛装備庁長官、米国からは国防総省の担当者のほかエマニュエル駐日大使が出席した。会合では今後も定期的に作業部会を開催し具体的な仕組みや協力の在り方について協議していくことを確認した。このあと記者団の取材に応じたエマニュエル大使は「艦船の修理や整備は抑止力の重要な要素の1つだ」と指摘したうえで「米国海軍が重要な役割を果たしている地域で日本は抑止力に不可欠な役割を果たすことができる」と述べた。さらに「日本で修理などを行うことで艦船を米国本国に戻さずに済むため、平時と有事において抑止力の維持に欠かせない」と強調した。
大和証券グループ本社は旧村上ファンドの村上世彰氏が関わる投資会社「シティインデックスイレブンス」と村上氏の長女が保有するあおぞら銀行の株式のおよそ9%すべてを取得することで合意したと発表した。取得額はおよそ280億円だという。大和証券グループ本社は先月、米国の不動産向け融資事業の失敗などで業績が悪化しているあおぞら銀行に500億円余りを出資すると発表している。今回の取得で保有割合は23%余りとなり、銀行が力を入れる富裕層を対象としたビジネスでの提携などを強化したいとしている。あおぞら銀行を巡ってはことし2月、多額の損失を計上する見通しを発表したあと旧村上ファンド側が銀行の大株主になったことが明らかになり、どのような提案や助言をするか注目されていたが、これでファンド側はこの銀行の株式をすべて手放すことになった。
能登半島地震の被災地の石川県輪島市では気温が上がって夏日となる中、避難所での食品の衛生管理のため冷蔵庫を増設する支援が行われている。冷蔵庫は家具用品大手の企業からの支援物資で、市内の避難所に35台が追加されるほか、今後夜間の熱中症を防ぐ夏用の布団なども届けられるという。市は避難所や仮設住宅などでの慣れない暮らしの中では特に食品の衛生管理や熱中症対策を行うよう呼びかけている。
エンディングの挨拶。