- 出演者
- 中山果奈
オープニング映像。
関西電力は青森県にある使用済み核燃料の再処理工場の完成が延期されたことを受けて福井県内の原子力発電所からの搬出計画を見直しフランスへの搬出量を倍増させるなどとする新たな計画を福井県に示した。関西電力は福井県内で7基の原発を運転しているが県からは原発にたまる使用済み核燃料を県外に搬出するよう求められている。こうした中、きょう関西電力と資源エネルギー庁の幹部が福井県庁を訪れ、新たな搬出計画を示した。計画では再処理工場への搬出開始を2年遅らせて2028年度からとする一方、別に再処理を委託しているフランスへの搬出量を当初の計画から倍増させるとしている。関西電力は県に認められる搬出計画が示せなければ運転開始から40年を超える3基の運転を止めるとしている。
素粒子の1つ、ニュートリノについてヨーロッパなどの国際研究チームはこれまでの観測を大きく上回る過去最高のエネルギーを持つものを検出したと科学雑誌のネイチャーに発表した。研究チームはイタリア南部シチリア島近くの地中海の水深およそ3500メートル付近に検出器を設置し物質を構成する最も基本的な粒子である素粒子の1つ、ニュートリノの観測を行った。その結果、おととし2月に推定でおよそ22京電子ボルトという高いエネルギーを持つニュートリノが宇宙から地球に飛んできたことを示す信号を検出したということだ。このエネルギーはこれまで観測されたニュートリノのおよそ30倍で過去最高だった。このニュートリノは銀河系の外から飛来した可能性が高いものの詳しい発生源やこれほど高いエネルギーを持つことになったメカニズムは分かっていないということだ。ニュートリノは物質をすり抜けて飛ぶ性質があり宇宙の遠く離れた場所で起きた天体現象を調べる手がかりとして注目されていて研究チームは今後も観測を続けることにしている。
報道の自由を守る活動をしている国際的なNPOのCPJ(ジャーナリスト保護委員会)は12日、去年1年間に世界各地で戦闘に巻き込まれるなどして死亡した報道関係者は少なくとも124人と前の年より22%増えたと発表した。統計を取り始めて以降、最も多かったイラク戦争時の2007年の113人を上回り過去最多になったとしている。このうちおよそ7割の85人がイスラエルによる攻撃で死亡し内訳はガザ地区で82人、レバノンで3人だった。