- 出演者
- 利根川真也
オープニング映像。
賃上げの定着が焦点となることしの春闘で、自動車メーカーなどの労働組合がきょう、一斉に経営側に要求書を提出し、自動車業界でも労使交渉が本格化している。このうち自動車部品メーカー、ニッパツの労働組合は、基本給を引き上げるベースアップ相当分を含めて去年より4000円高い過去最高の月額2万2000円の賃上げを求めた。そして大手自動車メーカーの労働組合では、トヨタ自動車がボーナスに当たる一時金では、過去最高だった去年と同じ7.6か月分を求めているほか、賃上げでは、職種や資格別に17パターンを示していて、全体としては高い水準の要求を掲げたとしている。またホンダの労働組合は去年より500円下回る月額1万9500円の賃上げなどを。日産自動車の労働組合は、一時金の要求を引き下げる一方、賃金については去年と同じ1人当たり平均で月額1万8000円の引き上げをそれぞれ要求している。自動車メーカーなどの労働組合でつくる自動車総連は、経営側に要求書が提出されたのに合わせて、会見を開いた。
選択的夫婦別姓を巡る議論が活発になる中、制度の導入に賛否両論がある自民党では、きょう午後、氏制度の在り方を検討する作業チームの会合を半年ぶりに開催し、およそ50人の議員が出席した。そして、これまでの議論の経緯を確認したあと、作業チームの幹部から、今後の議論に向けて、戸籍制度の原則を維持することや、旧姓使用の制限による不便をどう解消するか、それに制度を導入した場合の子どもへの影響など5つの論点が示された。出席者からは、子どもの立場に立った議論が必要だという意見などが出された。作業チームでは、週に1度のペースで会合を開き、5つの論点を中心に議論を進めていくことになった。
水俣病を巡って、環境省は法律で定められた住民の健康調査を2026年度に開始するため、その方法を検討する専門家会議を設置しているほか、去年、患者や被害者の団体と環境大臣との懇談でマイクの音が切られた問題をきっかけに、団体側と環境省の間で水俣病の問題の解決に向けた協議も行われている。きょう、参加者からは健康調査についての専門家会議で、国が開発した脳磁計を使った手法がおおむね妥当とされたことについて、国の手法は検査を受ける人の負担が大きく、被害の広がりの実態解明にはふさわしくないといった意見や、検討にあたっては、患者や被害者などの声をよく聞いてほしいといった意見が出された。また去年11月以降行われていない団体側と環境省の協議について早期に次回の会合を行うこと、新潟水俣病の患者団体などとの協議も行うこと、それに浅尾環境大臣が速やかに水俣市や新潟市を訪れ、患者や被害者と懇談することなどを求めた。
高校3年生の悠仁さまは、昼過ぎに舞鶴引揚記念館を私的に訪ねられた。舞鶴は昭和20年10月から13年間にわたり、中国などからの引き揚げ者合わせて66万人余りを迎えたまちで、記念館にはこうした歴史や、旧ソビエトによるシベリア抑留に関する資料が展示されている。引き揚げや受け入れの体験者から聴き取った歴史を語り継ぐ活動をしている同学年の地元の高校生などから、ナホトカ港から3日かけて貨物船で引き揚げてくる間に体調を崩す人が多かったという説明を聞くと、こう話された。8年前、秋篠宮ご夫妻が訪問されたときに、記念館側から、いずれ悠仁さまもと希望が寄せられていたことから、大学進学が決まり、授業がないこの時期に訪ねたということで、悠仁さまはこのあと、歴史を残すため復元された引き揚げ船用の桟橋もご覧になった。
日本製鉄によるUSスチールの買収計画を巡り、アメリカのトランプ大統領は、取り引き成立の条件として、大規模な投資が必要だとしたうえで、今週、日本製鉄の幹部と会談し、協議する考えを示していた。これを受けて、日本製鉄の森高弘副会長が12日午前、日本を出発してアメリカへと向かったということで、トランプ大統領との協議を前に、アメリカ政府側と調整を進めるものと見られる。
日銀の植田総裁は、衆議院の財務金融委員会で、生鮮食品を含む食料品の価格の上昇について意見を述べた。その上で、値上がりが一時的なものでは必ずしもなく、人々のマインドなどに影響を与えていくというリスクはゼロではないというふうに思っていると述べ、その影響も注視しながら今後の金融政策を判断したいという認識を示した。
3月からの引っ越しシーズンを前に、国土交通省はいわゆる2024年問題を背景に、ドライバーの人手不足に伴う物流のひっ迫を避けるため、民間企業などに対し、引っ越し時期の分散につながる取り組みを検討するよう呼びかけている。
国内の新薬の開発力を強化するため、政府はスタートアップ企業の立ち上げの支援や利用施設の整備など、創薬が活発に行われる環境を整備するとして、新たな基金の創設などを盛り込んだ法律の改正案を12日の閣議で決定した。
株と為替の値動きを伝えた。
エンディングの挨拶。