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昨年10月のオリンピック予選。パリへのオリンピックを獲得したバレーボール男子日本代表。女子はこの大会での出場権獲得はならず。五輪をかけた最後の戦いがネーションズリーグ。日本女子がパリに出場するには世界ランキングでアジアトップに立つか、五輪出場おきめていない上位3か国に入る必要があるという。最終決戦に挑む2人のエースを紹介する。
オープニング映像。
今年5月のトルコのアンタルヤ。バレーボール日本女子代表やネーションズリーグに向けて合宿をおこなっていた。オリンピピックをかけた最終決戦で特別な想いで挑む二人のエースがいる。キャプテンの古賀紗理那は気持ち的には気合が入っていると語り、石川も周りも巻き込みながらやっていきたいと答えた。彼女たちにとってパリは絶対に譲れないリベンジの舞台。3年前の東京五輪ではチームのエースだった古賀と、アタッカー最年少でアタッカーに抜擢された石川。ケニアとの初戦で古賀は着地で右足を負傷し、欠場を余儀なくされた。その後残された石川も古賀の穴を埋めることができず日本は敗れ、東京五輪は終わった。1勝4敗で予選敗退となり、怪我でエースとしての役割を果たせなかった古賀は悔しい思いをし気持ちが切れてしまった気がしたという。その悔しさを胸に2年前に新チームのキャプテンに就任した古賀。そのプレッシャーの支えになっているのは男子日本代表の西田有志。オリンピックを決めた男子の左のエース。その西田の存在が古賀の考え方を変えた。2人が目指すのは夫婦揃ってのパリ五輪出場。オリンピックへのラストチャンスのネーションズリーグは、一ヶ月以上の長丁場で、最後まで戦い抜く体を作るために限界まで追い込んできた。その一方で勝利を誰よりも望むキャプテンだからこその思いがある。
求めたのはエース一人に頼らないチーム全体での得点力アップ。一躍を担うのが次世代のエースの石川真佑。3年前の東京五輪の悔しさを味わった一人で、石川はその時の経験を何もできず悔しい思いをしたと語った。当時21歳でスタメンに抜擢された石川だったが、背の高い海外選手にアタックを封じられた。石川はその後世界最高峰のリーグのイタリアのセリエAに移籍。自宅へ戻るとイタリア語も一から勉強している。イタリアに来て半年が経過。プレーにも変化が出てきた。身長174センチでアタッカーでは小柄な石川は世界と渡り合う方法を模索していた。イタリアで奮闘する石川のお手本になる存在が兄で男子代表の石川祐希。兄はイタリアで9シーズンをプレーしている。
4月、イタリアで一年目のシーズンを終え代表に合流した石川真佑。帰国した石川を待っていたのは雑誌の撮影。周囲からの期待も大きい。バレー界のためにイタリアの経験が意識を変えた。ネーションズリーグい向けた代表合宿がスタートし、5月中旬には日本のメインをかけた戦いがスタートした。
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オリンピックをかけた最終予選。ネーションズリーグに臨むバレーボール日本女子代表。一つでも多くの勝利を飾り、世界ランクを押し上げることがパリ五輪へとつながる。世界ランキング1位は開催国のトルコ。完全なアウェーの戦いで石川が進化を見せた。石川や古賀は第1セットをものにする活躍。更にフルセットの激闘となり試合は日本が勝利した。古賀はパリ五輪への出場権を獲得できるように頑張りたいと答えた。
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