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プロ野球はことしで創立90周年。66年ぶりに「くふうハヤテベンチャーズ静岡」と「オイシックス新潟アルビレックスBC」が新球団として2軍が戦うファームリーグに加わった。静岡はあらゆる準備が不足し、ユニフォームやバッティングマシーンも無かった。球団職員はわずか4人。選手の数も少ない。今回は開幕戦へ向けて奮闘する職員たちに密着した。
オープニング映像。
ファームリーグに新球団として加入した「くふうハヤテベンチャーズ静岡」はNPB経験者・ドラフト指名を目指す選手を中心に構成。監督は近鉄で守護神を務めた赤堀元之(54)。元ロッテの福田秀平(35)など10人のNPB経験者が所属し、セ・パ12球団入りを目指す。球団職員はわずか4人。選手の確保やスポンサー集めなど、やるべきことは膨大。参入が正式承認されたのは昨年11月。球団社長の池田省吾さんは限られた時間と予算に頭を悩ませていた。目下の課題は入団会見の準備。池田は会場となるホテルを訪れて打ち合わせ。1週間後に行われた入団会見は成功し、ユニフォームもギリギリ間に合った。この時点で入団した選手は33人。12球団平均57人を大きく下回っていた。
くふうハヤテベンチャーズ静岡の課題は即戦力となる外国人選手の確保。予算と時間が限られているため、現地視察はできず映像を見て監督・GMなどと会議。WBCオランダ代表のウェンデル・フロラヌス(29)、MLBブレーブス傘下のフアン・マテオ(31)など3人にオファーすることに決まった。
くふうハヤテベンチャーズ静岡はスポンサー探しも急務だった。独立リーグが1~2億かかる中、ファームリーグに参入した静岡は5倍以上かかるという。スタッフ不足のため、池田社長が自ら営業活動を行う。池田は自宅のある東京と静岡を往復する日々で家族とはすれ違いの日々が続く。27歳でアメリカに留学し、マイナーリーグの魅力に触れた。帰国後は四国アイランドリーグでGM・球団代表を歴任したが、立ち上げた九州の球団が経営難で解散した。池田は「1軍に新しいチームができるなら手を挙げていない。選手を育成して1軍に上げていくから是非ってなりました」と語った。予算も人員も足りないため、編成担当の榎本さんも食事の準備からバッティングピッチャーまで様々な仕事を兼務していた。池田社長の想いに共鳴して一緒に仕事したいと思ったという。
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外国人選手の獲得を目指したくふうハヤテベンチャーズ静岡だったが、金額面で折り合わず獲得が難航していた。MLBジャイアンツ傘下のミゲル・モラ(22)など新たに4選手にオファーした。
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くふうハヤテベンチャーズ静岡のキャンプに参加した選手たちはホテルで共同生活を送っている。食器洗い・洗濯は選手が自ら行う。開幕まで2週間を切った3月上旬になると、バッティングマシーンの手配が完了。スポンサー企業も数社決まった。開幕9日前にはドミニカ共和国出身のジェリンソン・バスケス(23)ら外国人選手がチームに合流した。
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「バレーボールネーションズリーグ」の番組宣伝。
くふうハヤテベンチャーズ静岡に外国人選手が合流したが、オープン戦の広島戦に先発したミゲル・モラは2者連続の押し出しフォアボールで2失点。打者からも快音は聞かれなかった。開幕へ向けての準備は深夜まで及んだ。開幕日の3月15日は試合開始3時間前からチケットを求めて行列ができた。ファンから池谷蒼大選手の幟の名前が「太」になっていると指摘を受け、ミスも発覚したが、12時30分に無事開幕を迎えた。来場者は1631人。対戦相手オリックスの先発は日本代表の宮城大弥だった。静岡は代わった投手から6回に待望の初得点をあげた。試合は1-9で敗れたが、野球界にとって新たなBIRTHDAYとなった。
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