- 出演者
- 阿川佐和子 ビートたけし 眞鍋かをり 江口ともみ 井上和彦 吉田貴之 東国原英夫 石田健
いま日本の防衛を脅かす大きな問題が起きている。3月下旬、SNSで海上自衛隊の護衛艦「いずも」を無許可でドローン撮影したとみられる動画が拡散。当初防衛省はフェイク動画の可能性を示唆。約1か月後、防衛省は動画が本物の可能性が高いと分析。「いずも」は事実上の空母にするための改修が行われ、F−35B戦闘機の発着艦が可能になる。軍事ジャーナリスト・井上和彦氏は「今回のことで自衛隊の課題が露呈した」という。木原稔防衛大臣は「映像は悪意を持って加工、ねつ造されたものである可能性を含めて分析中」、海上自衛隊・酒井良海上幕僚長は「ドローンを操縦する電波等が探知されればそれなりの対応ができる」、小野寺五典元防衛大臣は「防衛省から正式に空撮されたものであると確認したと報告があった」、自民党・長島昭久衆議院議員は「探知能力の欠如」、中谷元元防衛大臣は「ああいうのがフェイスブックやSNSに載るようでは非常に意識が低い」と話した。SNSで海上自衛隊の護衛艦「いずも」を無許可でドローン撮影したとみられる動画が拡散。動画は中国のサイトに投稿。以前中国のSNSに投稿された映像、映っているのは台湾軍兵士。場所は台湾の金門島、ドローンに兵士が石を投げる様子が映されている。「いずも」を撮影したとみられる人物は別の日、横須賀基地に停泊していた米国海軍の原子力空母「ロナルドレーガン」とみられるドローン映像も投稿。動画投稿者は「注目を集めるために動画を投稿した」としている。ロシアによるウクライナ侵攻では双方が爆弾を搭載した小型ドローンによる攻撃を実施。去年ウクライナ軍は10万機以上のドローンを前線に投入。米国が開発した無人武装偵察機「リーパー」は高い攻撃能力を誇り、最高速度は時速400km/h以上。五輪を控えるフランス。パリ近郊、フランス空軍基地で訓練がはじまった。
本日は北朝鮮の弾道ミサイル発射頻発。護衛艦のドローン映像が拡散。ニッポンの防衛はどうなるSP。
- キーワード
- 北朝鮮
いずものドローン映像拡散についてトーク。東国原英夫氏は「妨害電波を出すために周波数とか電磁波とかそういったところの規制があってそれ以外の電波を出すと総務省で電波法違反になる」などと話した。
2024年世界軍事力ランキング(出典:GlobalFirepower):1位・米国、2位・ロシア、3位・中国、4位・インド、5位・韓国、6位・英国、7位・日本、8位・トルコ、9位・パキスタン、10位・イタリア。145か国の兵力、財政状況、地理的条件などから米国の調査機関がランク付け。ロシア・モスクワで先月戦勝記念日を祝う軍事パレードが行われ、核弾頭を搭載できる大陸間弾道ミサイルなど70台余の軍事車両が登場。ウクライナ侵攻前と比べスケールダウンしていることは否めない。核保有国として強さを誇るインド。ニューデリーでバイク部隊がアクロバット走行。パキスタンとインドの国境で行われるフラッグセレモニーは人気となっている。韓国・ソウルでは軍事パレードで国技、テコンドーを披露する兵士たち。英国で開発が進む新装備「ジェットスーツ」。ガスタービンで飛行が実現。海軍が不審船を調べる時などすぐに船に乗り移ることができると期待されている。トルコではステルス機能を有する最新鋭戦闘機「KAAN」を独自開発。米国が開発を進めている新兵器、翼がついたロケット弾「GLSDB」。様々な方向から正確に攻撃することができるという。ミサイル防衛の要として日本が開発を進めている「レールガン」。自衛隊は世界初となる洋上射撃試験を実施。早期の実用化に向け研究を進めている。中国で登場したライフル銃搭載のロボット犬。中国軍は先月台湾への武力行使を想定したと思われる軍事演習を実施。陸海空の軍に加えミサイルを運用するロケット軍も参加する大規模な総合演習となった。台湾を攻撃するCG動画を公開するなど圧力を強めている。台湾・頼清徳総統は「今後も国防改革を推進し、台湾軍の総合的な戦力を強化していく」と述べた。台湾は防衛予算を過去最高となる約2兆7700億円にまで増やすなど中国の圧力に対抗している。
中国軍の軍艦や戦闘機は日本の沖縄本島や周辺の島々の周りで継続的に活動。沖縄本島、奄美大島、石垣島、宮古島、沖永良部島、久米島、与那国島に自衛隊の駐屯地が配置されており、台湾に近い与那国駐屯地にはことし電子戦部隊を新たに配置。中国軍の活動に対して沖縄周辺の防衛体制を整えている。軍事ジャーナリスト・井上和彦氏が「島しょ防衛の構築は順次行われている。戦闘機の離発着できる基地が那覇空港一つ。鹿児島から奄美大島に点在するトカラ列島は完全に無防備な状態。中国が太平洋に出る玄関口の一つ。次の島しょ防衛として考えなければいけない」「那覇空港を攻撃を受けて潰されてしまうと日本の戦闘機は沖縄からは離陸できなくなる」とコメント。
日本の防衛問題についてトーク。古田所長は「一番怖いのはコンピューターチップ」などと話した。
火薬、核に続く第三の軍事革命と言われているAI兵器。米国・クラトス社のAI無人戦闘機「XQ−58A Valkyrie」。滑走路は必要なく、移動式の台車を使いどこからでも離陸可能。別のAI戦闘機は人間が操縦する戦闘機との空中戦闘訓練にも成功したという。
ウクライナ軍はAI搭載のドローンでロシアの石油施設を攻撃。ガザの戦闘では現地の調査報道によるとイスラエル軍が「ラベンダー」と呼ばれるAIシステムを使用。ガザの住民の情報をデータ化、ハマスなどの戦闘員と思われる人物約3万7000人を攻撃対象として抽出。防衛省もAIが戦局を変える技術として「AI兵器の早期実装が必要だ」としている。世界で懸念されているのは攻撃までのプロセスをAIが全て担う兵器。このようなAI兵器は「倫理的な問題がある」として規制を求める声が上がっている。
宇宙人などの部外者が攻撃してきたら地球は1つになるのではないかという話や、宇宙人と組もうとする人間が出てくるといった話があがった。
- キーワード
- 人工知能