- 出演者
- 江口ともみ 阿川佐和子 ビートたけし 眞鍋かをり 田中紀子 東国原英夫 石田健 泉房穂
客が企業などに対し理不尽なクレームやいやがらせを行うカスタマーハラスメント。ソフトウエア会社のサポートデスクでのやりとりの音声。担当者の説明に対し納得できないのか、利用者は「殺すぞ、警察に脅迫罪でも何でもいいから言えや」などと激しい言葉で恫喝。また那須塩原の旅館ではチェックインの30分前に到着した客に「準備が整い次第案内する」と伝えるも「申し訳ないじゃない、土下座しろ」と高圧的に話し、宿泊せずに帰っていった。さらに水戸市のラーメン店でもコショウをまるまる一本入れて食べずに帰る、爪楊枝を大量にぶちまけるなどの行為があったという。店ではこのことを警察に通報、客は訪れなくなったが脅迫電話のようなものが1日に数十回かかってきたという。結果、この店は従業員の安全を考え閉店する運びとなった。亀戸にある24時間営業の弁当店では酔った客が大声をあげながら入店し弁当の上に倒れ込むなどし、何も買わずに出ていったという。この店では無人レジで接客を無くすことを決めたという。また駅のホームで危険な撮影を注意した駅員を突き飛ばすなどのカスハラが報告されている。JR東日本はこうしたカスハラに対して警察・弁護士などと相談し対処すると表明。また品川区役所のように名札を名字だけのものに変更、職員のプライバシーを守るための対応を行っている。過去3年間でカスハラの被害にあった企業は9割にものぼるという。ただカスハラ自体は線引が難しいものとなっている。
オープニング映像。
ビートたけしはカスハラに関して「弱いところを見せるとそこを突いてくる、現代の人間関係の希薄さが関係しているのでは」とコメント。「また眞鍋かをりは店側だけでなく他の客にも迷惑になると周囲の影響に関して言及。またネットに晒すことに関して「大きな力を持っている、そこが過剰になっている」「クレームとカスハラの判断基準はどうなるのか」などの意見が出てくる。前明石市の市長である泉房穂氏は不当な要求をする市民も多く、そこに対応するためにコンシェルジュ的な職員を配置、さらに弁護士も対応する準備を整え、場合によっては刑事告発も行ったという。これに関して泉氏は「市民だからって何をしても良い訳ではない」とした。またまた双方のために記録をとることが大事なのではないか、ただそれをネットに晒すのは問題だとした。また現在AIによるチャットよるクレーム対応の問題点などについて話した。
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若手芸人の頃にギャンブルをする仲間を見てきたというビートたけしは「芸人という職業そのものがギャンブルなのに、そこでまた賭け事をしてどうするんだ」と感じていたという。ギャンブル依存症問題を考える会の田中紀子氏は自身も、さらに家族や配偶者もギャンブル依存症なのだという。また依存症に関して自分や周囲に不利益があるのにやめられない状態ではないかと考えを述べた。また石田健氏はオンラインカジノにより依存症になる条件が整いやすくなると指摘、またオンラインカジノではあらゆるものが賭け事の対象になり、関心を持ちやすくなるという意見も聞かれた。また弁護士経験のある泉房穂氏は30人に1人の割合で依存症にかかっている人がいる。早い段階での対応が必要だという田中氏、借金などができた場合に家族が相談に来るのが一番良いと話した。
親子三代でギャンブル依存症を経験しているというギャンブル依存症問題を考える会の田中紀子氏。仮に自分が勝っても周囲がその勝ったお金を持っていってしまうというような状況で、祖父は亡くなる2週間前までギャンブルをし、父親は横領で捕まったと語った。こうした依存症に関して公的なサポートが足りないのではという意見に関して、田中氏は日本ではほとんどないとし、アメリカとの違いを語った。また罪を償ったうえで依存症治療を受けること、回復のためのプロセスとつながないことが問題だとした。
インバウンド急増で訪日外国人が2か月連続300万人を超えている。外国人観光客の目当ての一つ、富士山。7月からの山開きを目前に様々な問題が巻き起こっている。山梨県富士河口湖町にあるコンビニ。店の上に富士山がのっているような美しい風景が話題となっていたが外国人観光客が殺到、迷惑行為が繰り返されたため富士山を隠す黒い幕を設置。しかし膜の隙間から写真を撮ろうとする、道路の危険な横断などが見られた。さらに車で約5分の場所も新たな富士山の映えスポットととして外国人観光客であふれかえり、迷惑行為と対策はいたちごっこになっているという。静岡県富士市でも同様の様子が見られた。
静岡県富士市、「富士山に登る階段」としてSNS上で話題になっている場所。外国人観光客が押し寄せ問題となっている。車道の真ん中で撮影する人。ごみのポイ捨てや私有地への立ち入りなど迷惑行為が相次いでいる。また富士登山に関して混雑緩和のために吉田ルートからの登山者の1日の上限を4000人に、さらに通行料2000円を徴収することを山梨県は発表。ここに関してアルピニスト野口健氏は自身のSNSで賛成の意見とさらなる値上げもありではないかと意見を述べた。
山梨県の富士登山に関する通行料の義務化に関して
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富士山を観光資源と考えるために様々な“映えスポット”を作るべきではないかと東国原英夫は持論を展開。ただ映えスポットとなった場所に関して東国原は「羨ましい」と感想を述べた。ただ、泉房穂氏は「潤う人ばかりではなく迷惑を被る人もいる」のだと語った。
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たけしは日本人にとって富士山を「家を買う時に富士山が見えると値段が変わる」など特別な存在だとした。
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