- 出演者
- 大竹まこと 阿川佐和子 ビートたけし 眞鍋かをり 東国原英夫 石原伸晃 斎藤幸平 結城東輝
自民党の臨時総裁選は9月22日に告示、10月4日に投開票。フルスペック型で実施される。現時点で候補に名前が上がっているのは5人。前回の総裁選では3位、28歳で初当選した小泉進次郎農水大臣。小泉大臣は「皆さんの声を伺いながら最終的に対応して判断をしていきたい」などと述べた。小泉大臣は近々正式に出馬会見をする見通し。
総裁選の軸となるのは高市早苗前経済安保担当大臣。前回1回目の投票では1位、石破総理と決選投票にもつれ込んだ。32歳で初当選。20人の推薦人確保にも目処をつけ出馬の意向を固めた。官邸関係者は「高市さんが総理になれば中国や韓国との首脳外交ができなくなるかもしれない」とした。
保守派からは前回5位の小林鷹之元経済安保担当大臣も出馬を表明した。初当選からわずか9年で大臣に就任。小林氏は「誠実に向き合っていく」などと述べた。前回、党員票は19票と苦戦した。
いち早く立候補を表明したのは前回の総裁選で9人中6位だった自民党・茂木敏充前幹事長。茂木前幹事長は「地域ごとに生活支援、物価高対策を進めることが最も適切ではないか」などと述べた。参院選の公約だった“2万円給付”には否定的。2年以内に物価高を上回る賃上げを目指すとした。
前回の総裁選で4位の林芳正官房長官も出馬の意向を固めた。防衛大臣、農林水産大臣、文部科学大臣、外務大臣など主要ポストを歴任してきた。豊富な閣僚経験を持ち、官邸関係者からは好評。
オープニング映像。
“ポスト石破”の候補は高市早苗前経済安保担当大臣、小泉進次郎農水大臣、林芳正官房長官、小林鷹之元経済安保担当大臣、茂木敏充前幹事長。東京大学准教授・斎藤は「僕はわんちゃん小泉さんこのまま出ないんじゃないかって気がしてる」、「自民党の体質の問題」、東国原は「小泉さんは今回出ないほうがいい。もったいない。どうせ誰がなっても1~2年でまた交代でしょ」、弁護士・結城は「去年の今頃同じメンツに石破さん」、眞鍋は「流れてしまった保守票は高市さんになっても戻ってこないんじゃないか」、元自民党幹事長の石原は「表紙変えてもダメ」、「党内基盤がなかったら大きなことは進まない」、「長老はだいぶ減った。昔はもっと怖かった」などとコメントした。今回の自民党総裁選はフルスペック型。大竹は「勝つ人にのりたいと思っている」、「派閥あるじゃん」などとコメントした。
10月4日投開票で行われる自民党総裁選。それまで物価高で国民の生活は苦しいまま。特に気になるのが“令和の米騒動”。新米が出始め価格が上昇傾向となっている。番組は元バレーボール日本代表・中垣内祐一さんを取材した。中垣内さん2022年から地元福井でコメ農家を営んでいる。中垣内家は江戸時代から続くコメ農家。田んぼは面積を合わせると約30haになるという。「コシヒカリ」や「いちほまれ」など6品種のコメを栽培している。収穫量はほぼ例年通りの見通し。農水省によると2025年主食用コメの生産量は56万t増産の見込みとなっている。しかし中垣内さんによるとJAや集荷業者のコメ争奪戦が起きると指摘した。米穀安定供給確保支援機構による調査では今後3カ月コメ価格は上昇すると発表している。農水省は備蓄米の放出を延長し9月以降も継続する。中垣内さんは「前の年の夏に出すべきだった」、アキダイ・秋葉社長は「評価としては僕は良かったと思う」などと述べた。
“コメ増産”へと政策転換“ポスト石破”でも継続されるかについて東国原は「首相が変わっても増産の方向は変わらないと思う」、弁護士・結城は「コメ政策って誰がなってもそんなに方針は変わらないと思っている」、食料自給率向上のためにやるべきことについて東京大学准教授・斎藤は「今まで自民党がやってきたことを間違いでしたと認められる人」、眞鍋は「農水族と言われる人たちに改革を認めさせられるのは誰なのかなって」、石原は「随意契約っていうのは大変なこと。それをやったということは顔つきが変わった」、2万円給付金問題について東国原は「茂木さんの会見で2万円をやめて賃金を上げるとおっしゃった」、石原は「最初からやめろって言っていた」、石破総理の評価について大竹は「民意は石破さんで良いって言っている」、石原は「リーダーなんだから選挙に3回連続負けたら」などとコメントした。
「自民党の論理」と「民意」総理辞職にはズレがあった?について大竹は「党内の権力闘争に負けちゃったていうのが、そこで権力闘争してるのかって思う」、石原「ずっと政治は権力闘争じゃないですか。権力闘争を否定したら物事は変わらない」、東京大学准教授・斎藤は「トランプ交渉とかもある中でころころ変わるよりも2~3年くらいのスパンで見ても良かったんじゃないか」などとコメントした。
今回、自民党総裁に選ばれても必ず総理大臣になれるわけではない。国会の衆参両院で行われる総理指名選挙で少数与党の自民党に対し、野党が一枚岩となれば野党から総理大臣が選出される可能性もある。1993年、非自民、非共産連立政権、細川内閣時代の自民党の河野洋平氏、2009年、民主党政権、鳩山内閣時代の谷垣禎一氏は総裁でありながら総理大臣になれなかった。茂木前幹事長は日本維新の会や国民民主党を念頭に新たな連立の枠組みを広げる考えを示した。「野党との協力が必要」と語る小泉農林水産大臣。先月日本維新の会・吉村代表と大阪・関西万博を視察。
ポスト石破の有力候補と目されている小泉農林水産大臣。先月大阪・関西万博の会場を日本維新の会・吉村代表に案内され視察。互いに「改革派」と称え合うほど親しい関係。もう1人の有力候補、高市前経済安全保障担当大臣は減税政策を掲げる積極財政派で国民民主党と考えが近いと言われている。林官房長官は幅広い人間関係を築いており、どの野党とも関係良好と言われている。野党各党も総裁選の行方を注視。トランプ関税など多くの課題が残る中、トランプ大統領と対等に渡り合える総理は誰なのか。
石原が「誰が良いかホワイトハウスは分析し終わっている」、東国原が「トランプさんとしてはアジアとは仲良くしてねと思っていると思う。中国、北朝鮮、韓国と争うような首相であってほしくないと思っていると思う」などとコメントした。
ポスト石破、トランプ大統領は誰が良いと思っているのか、東国原が「小泉さんか林さん。トランプ関税で言うとやっと合意に至ったのでこれを曲げるような人ではあってほしくないと思っていると思う」などとコメントした。
ビートたけしが「日本は相変わらず敗戦国で、相変わらずアメリカのご機嫌を伺わなきゃ成り立たない国と言われる。総裁や首相に選ばれたらアメリカにご機嫌伺いに行く。行っている本人の実力ではなく行ってこいと言っている人たちが、裏の長老たちがいっぱいいそう。何がなんだかわからない」などとコメントした。