- 出演者
- 永野 野口葵衣 藤原紀香 小林快次 ウエンツ瑛士 村重杏奈
ゲストの藤原紀香さんが恐竜柄のセーターを着ている写真を紹介。紀香さんは子どもの頃から恐竜が好きで、ロマンとスケール、どんどん情報が更新されていくことが好きだという。今回のテーマは、「恐竜の真の姿に迫る 日本人研究者たちの闘い」。
トリケラトプスとティラノサウルスが戦う映像は、最新の恐竜研究の成果をもとに作られたCG。しかし、恐竜描き方は想像の部分も多い。恐竜の体の色は今でもほとんどわかっていない。今夜は恐竜の真の姿を追い続ける日本人研究者たちの闘いに迫る。
特別ゲストの恐竜研究の第一人者・小林快次さんがスタジオに登場。最初のテーマはティラノサウルスの姿。1960年代はシッポが地面についた“ゴジラ立ち”の姿、巨大なトカゲの仲間だと考えられていた。1990年代はシッポが頭部と水平になっている姿。2010年代はモフモフ恐竜。それは世紀の大発見だったという。
世紀の大発見があったのは中国・遼寧省。1996年に見つかった全長1mほどのシノサウロプテリクスの化石。そこにあった細かな線の一つひとつが羽毛だったことが判明した。この羽毛は恐竜が鳥の祖先であることを示す証拠となった。恐竜はそれまで鱗に覆われた変温動物だと考えられてきたが、この発見により羽毛で体温を一定に保つ恒温動物だったという考えが優勢になった。小林先生は模型を使って恐竜の足の付き方は直立歩行形、また2本足なことからもトカゲよりも鳥に近いと解説した。
続いては恐竜の声。ティラノサウルスが発したであおう声の迫力や獰猛さをどう再現したのか。NHKで恐竜の声を作った音響効果の山田さんに話を聞くと、専門家にアドバイスをもらってクマやタンチョウ、悲鳴などの音を足し合わせて想像で表現していた。
恐竜の声について、福井県立大学 恐竜学部の河部教授はあることに注目して声を復元。トリケラトプスの頭の骨・脳函の化石をCTスキャンで調べると、内側に空洞があるのが明らかに。脳や神経などが収まっていたところで、注目したのは蝸牛管と呼ばれる音を聞くための器官。現在の動物研究から、動物が聞くことのできる音域と出す音の音域は相関関係があるとされている。分析の結果、トリケラトプスは300Hzあたりの音域で声を出していたと推定。そして、ティラノサウルスは600Hzと150Hzの2つの音域が混じっていると推定した。河部教授は声が分かればどんなコミュニケーションをしていたかまで分かる可能性もあるとしている。
最近発掘が進んでいるのが南半球のゴンドワナ大陸。首に2mのトゲが生えたバジャダサウルス、頭に鋭い2つのツノがあるカルノタウルスなどが南米で発見されている。
最先端の研究者、岡山理科大学の辻極教授は元々は恐竜研究者ではなく再生医療・骨の成分分析を行っていた。辻極教授はモンゴルの化石からたんぱく質を含むかもしれない軟組織を取り出した。辻極教授はハドロサウルスの仲間の化石から恐竜のコラーゲンを抽出する実験に成功した。
次のステップはコラーゲンからたんぱく質のアミノ酸配列を見つけること。これで、恐竜の肉の情報がわかり巨大化などの進化の謎も解けることが期待できる。世界初の解析には小林さんも参加。解析手法の検証のため、恐竜よりも新しい時代の化石のコラーゲンを使って分析。しかし、結果は出ず。化石から抽出できたコラーゲン量が少なすぎて正確な分析ができなかったと思われる。
恐竜の最先端研究について。約6600万年前の隕石衝突による気候変動で恐竜は絶滅した説があるが、寒いアラスカでも恐竜は住んでいたため、隕石衝突後も恐竜は生き延びた可能性があるという。小林さんは、「過去を解き明かすことで未来を理解することができる」と話した。
永野は「ミニ恐竜をペットにできる日も!?」とまとめた。
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