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出演は大倉孝二、ケラリーノ・サンドロヴィッチ、山西惇。3人は舞台を通じて知り合った仲。ケラリーノは劇作家・演出家・映画監督・音楽家。劇団「ナイロン100℃」を主宰。9月の舞台「最後のドン・キホーテ THE LAST REMAKE of Don Quixote」で演出、大倉・山西が出演。
オープニング映像。
山西とKERAは同学年で30年来の仲。大倉はKERAが主宰する劇団「ナイロン100℃」の劇団員。入団当時は20歳。当時は常識外れで、稽古場でもトイレでもずっと裸足だった。KERAとはこの頃の関係性が今も続いているという。山西にとって師匠的存在は生瀬勝久。2人きりで一緒にいると緊張するそう。劇団に入ったのは大学生のころで、入団は生瀬のほうがあと。山西から見た生瀬の第一印象は「とんでもない天才」。
大学時代、潤滑油について研究していた山西。合理的ではない演劇界に身を置く理由について「理にかなわないことのほうが楽しい」とし、不条理劇が好きであることを明かした。理屈で考えているからこそ、理屈に合わないことが舞台上で起こることが楽しいという。話題は舞台と映像作品の違いについて。大倉が初めての映像作品で戸惑ったのは、舞台ではあった「いらない部分も一応やってみる」ということなどが全く通用しないこと。
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山西は幼い頃から勉強好き。人前に出るのも好きで、高校の文化祭でコントを演じた。大倉も幼い頃から人前に立つのが好きで、その成功体験が今につながっているという。KERAの父親はジャズ奏者。周囲に喜劇人が多く、一緒に麻雀をやるなど親密に。当時は喘息で外に出られず、定期的に注射を打たされるなど病弱だった。小学時代にサイレントコメディを初めて見てお笑いに目覚め、二十歳までには方向性が確立されていったという。
30年以上活動しているKERA。創作意欲が尽きないことには、「二番煎じでも縮小再生産でも今の自分がやれば違うものになる」という割り切りがあるという。舞台では書き直しをほとんどしない。「整っていないものだけが持つ魅力」を大事にしているという。「点数が明確につかない仕事だから面白い」とも話した。
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話題は休日の過ごし方について。大倉は「いまだに時間を有効に使う方法がわからない」とし、休日の過ごし方に困っていることを明かした。山西は4児の父。先日は娘のバイト先の居酒屋に家族で初めて行ったという。第1子が生まれたのは47歳の時。60歳を超えても創作の原動力が衰えないのには子供の存在も大きいという。KERAは若い頃に比べ、1つ1つの作品を大切に作るようになったという。「こういう世の中だからこそ出来上がるものもある」とし、コロナ禍で創作意欲が湧いたことを明かした。
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