- 出演者
- 紫吹淳
オープニング映像が流れた。
今年2月27日に開催された共創EXPO2026は学生団体が独自の取り組みを披露して共感する企業を募るマッチングイベントで、防災関連の活動を行う学生団体や東南アジアに家を建てる活動の支援などを行う学生団体らが参加して企業に提携や支援を呼びかけた。今回のイベントが行われたQUINTBRIDGEはNTT西日本が運営する施設で、ここでのイベントをきっかけに創設から4年ですでに警備ロボットにAIを搭載して進化させるなど150以上のプロジェクトがスタートしている。オープンキッチンや撮影配信スタジオも完備していて、共創目的での利用であれば無料となっている。
住宅メーカーのミサワホームが展開するアスマチは病院やスーパーなどの商業施設と住まいを地域に合わせて提案する複合施設で、すでに全国7箇所で開発が行われている。
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ASMACIにおける共創とはいかなるものか。プロジェクトリーダーに教えてもらう。案内してくれた神戸市長田区は、震災を乗り越えた復興の街。阪神大震災のときは、千葉で住宅の営業マンをやってたが、ミサワホームとして現地に行ってこいと言われたという。佐藤さんは時を経てこの地で思いを遂げた。再開発を待つ最後のエリアに「ASMACI 神戸新長田」を誕生させることができた。1~5階までが病院で、6~14階にかけて80戸の住居を備えた複合施設。病院の自慢の1つは、リハビリルームに直結した公園オーバルパーク。時には地域の人達を招くイベントも行っている。佐藤さんは、地域の方々含めて民間の企業、国、自治体に想いを伝えながら、何をつくるのかをテーマにしながらプロデューサーの役目をしたという。パートナーに選んだのが、荻原記念病院理事長の荻原さん。この共創は荻原さんから持ち込まれたもの。かねてから老朽化した2つの病院を統合したいと考えていた。新病院は、震災復興再開発の最後の土地にと考えた。だが病院だけでは広すぎて費用が賄えきれないと悩んでいた所、ASMACIの記事を見て提案したという。共に作り上げる現場にはビジネスを超えた交流もあった。一般住宅を主力としてきたミサワホームを、共創という業態に大きな可能性を感じているという。ASMACIチームの拠点は新宿の本社に置かれている。今や乗務の佐藤さんは、学生時代はホテルでアルバイト、お金が貯まると海外を旅していた。ミサワホームのリゾート開発に魅力を感じ就職を希望。でも残っていたのは技術者枠のみ。筆記試験もちんぷんかんぷで諦めかけてたら当時の社長から直接電話があったという。営業職に就くと、初年度で新人賞獲得。4年目から全国トップの成績を誇った。その秘訣は、同じことはしないこと、的をはずれない、きちっとして話し合う、嘘は絶対つかない。
調査スポットは三島市役所。三島市自体が共創パートナーの一員だった。佐藤さんの隣にいたのは現地で汗を流すスタッフ。働キーマンの川崎美緒さんに密着。午前9時、神奈川から通う川崎さんが三島に到着。真っ先に向かったのは駅前のホテル。川崎さんが13階かASMACIの全貌を紹介してくれた。三島駅南口に「ASMACI三島」を建設予定。「医療・職業・住まい」を中心とした複合施設で2028年完成予定。川崎さんのオフィスはASMACIに関わる共創企業などが組織する組合の事務局にあった。そもそもは営業部の出身。この業務に移って3年ほど。ASMACI三島ではプロジェクト初の幹事として重責を担う。とりわけ運営資金の管理には大きなプレッシャーが。建設が進む現場には進捗状況を確認するため定期的に足を運んでいる。合流したのは補助金を支出している市役所の方々。工事はつつがなく進行中。市にとって肝いりのプロジェクトで共創するミサワホームは心強い存在だという。三島市役所・前田さんは「ミサワホームはハウスメーカーで戸建ての住宅を扱っているので地権者の意向とか意見を丁寧に聞いてくれる。それは大手のデベロッパーにはない魅力だと思う」と話した。
オフィスへの帰り道で川崎さんは三島駅前の魚屋さん山田竹次郎商店へ立ち寄った。魚は毎日沼津で仕入れ遠来のお客さんも多く、年末年始のお魚をお願いしているという常連となった。3代目山田さんは再開発エリアで営業していた地権者の1人でASMACI完成まで仮店舗で営業している。駅前の再開発は地域の悲願でミサワホームは地域住民の中で入って話をしてくれて一緒に前に進んでくれていると話した。川崎さんの実家は不動産業で2018年にミサワホームに入社、父は猛反対だったが案件打ち合わせで同席したところ認めてもらったという。仕事は夜まであることもあり、この日は地権者と4月からの商業施設のテナント募集などのミーティングを行っていた。
ASMACIの第一部が生まれたのは千葉県浦安市。病院と隣接した消防施設とマンションが相乗効果を生んでいる。プロジェクトに携わったのは医療介護のエキスパートでもあった。ウェルネス事業部にも席を置く働キーマン安藤治郎さん。ウェルネス事業部はシニアライフの充実を見据えるミサワホームが介護関連の企業と連携するセクション。共創が実を結んだのが一年前のこと。背後に建てたシニア向けの分譲マンションも病院が目の前にある安心感から好評につき完売したそう。
宮城・多賀城市で始動した新たなASMACIプロジェクト、医療介護のエキスパート安藤さんが大任を任された。駅前には再開発と合わせ10年ほど前にできたスターバックスやコワーキングスペースを併設する多賀城市立図書館などがある。この地は奈良時代に鎮守府が置かれ東北における政治や文化拠点として栄えた。多賀城市役所屋上からは面積11.5ヘクタールの土地を見ることができる。移転した大学跡地は駅から5分という好立地、現場には「ASMACI」のロゴがある。目指すは医食住が揃うランドマーク、安藤さんは「近くに市役所と文化センター、商業施設・子育て環境・医療環境などもあるといったら住みたい場所だとおもう」とし史上最大のASMACIが誕生予定という。地元医療に関係する企業オーナーと打ち合わせ来院患者のエリアを調査する。多賀城市立図書館内にあるミシュラン・ビブグルマンにも選ばれた瀧さわ家で昼食中、仕事で一番楽しい時はと聞かれ「物件情報を入手して色々妄想する時」とした。午後には同期入社の佐藤さんとともに市長への挨拶を行った。安藤さんは大学時代から医療介護に目をつけ専門分野として開発を担当していた。市長も「住んでいる人たちにも誇りに思ってほしいしこれから選んでもらう1つのきっかけになればいい」と期待を寄せていた。その後ミサワホームスタッフと市担当者らが意見を出し合う月1回のミーティングでは市からASMACIを知ってもらうためのイベントの提案がされた。
エンディング映像。
あなたにとって会社とは?安藤さんは「やりたいを実現できる植木鉢。豊かは葉っぱを育て、大きな花を咲かせる場なのかな」、川崎さんは「理想を実現できる場所」、佐藤さんは「がむしゃらに働けること」等と話した。
