ASMACIにおける共創とはいかなるものか。プロジェクトリーダーに教えてもらう。案内してくれた神戸市長田区は、震災を乗り越えた復興の街。阪神大震災のときは、千葉で住宅の営業マンをやってたが、ミサワホームとして現地に行ってこいと言われたという。佐藤さんは時を経てこの地で思いを遂げた。再開発を待つ最後のエリアに「ASMACI 神戸新長田」を誕生させることができた。1~5階までが病院で、6~14階にかけて80戸の住居を備えた複合施設。病院の自慢の1つは、リハビリルームに直結した公園オーバルパーク。時には地域の人達を招くイベントも行っている。佐藤さんは、地域の方々含めて民間の企業、国、自治体に想いを伝えながら、何をつくるのかをテーマにしながらプロデューサーの役目をしたという。パートナーに選んだのが、荻原記念病院理事長の荻原さん。この共創は荻原さんから持ち込まれたもの。かねてから老朽化した2つの病院を統合したいと考えていた。新病院は、震災復興再開発の最後の土地にと考えた。だが病院だけでは広すぎて費用が賄えきれないと悩んでいた所、ASMACIの記事を見て提案したという。共に作り上げる現場にはビジネスを超えた交流もあった。一般住宅を主力としてきたミサワホームを、共創という業態に大きな可能性を感じているという。ASMACIチームの拠点は新宿の本社に置かれている。今や乗務の佐藤さんは、学生時代はホテルでアルバイト、お金が貯まると海外を旅していた。ミサワホームのリゾート開発に魅力を感じ就職を希望。でも残っていたのは技術者枠のみ。筆記試験もちんぷんかんぷで諦めかけてたら当時の社長から直接電話があったという。営業職に就くと、初年度で新人賞獲得。4年目から全国トップの成績を誇った。その秘訣は、同じことはしないこと、的をはずれない、きちっとして話し合う、嘘は絶対つかない。
