- 出演者
- 石丸幹二
今回はユニークな行政サービスの裏側を調査する。
群馬・高崎市の「高齢者力しごとSOS」は無料で高齢者の力仕事を手伝ってくれるサービス。粗大ごみの処分も格安で引き受けてくれるという。他にも高齢者の買い物を代行する「高齢者世帯買い物SOS」など様々なサービスがある。高崎市の富岡賢治市長は「市民が安心して暮らせるようにするのは地方自治体の仕事」などと話した。また中小企業庁は全国47都道府県に「よろず支援拠点」を設置。中小企業・小規模事業者の相談に乗ってくれる場所で、利用は無料で回数無制限だという。
岡山県玉野市。コーディネーターとはいかなる存在か。もんしーファームみかん園にやってきた。ムラカミヨシコさんはコーディネーターだ。岡山県の企業のブランディングを行っている。もんしーファームのご主人は福井県から移住してきたという。コーディネーターは本業を持っている。相談内容は大藪みかんの価値向上だという。みかんの箱にはいらすとを描いたという。それが人気になっている。収穫の時期には、イベントを開催し、収穫ボランティアを募集する。エンタメ戦略をしているという。岡山県はデニムの生産地として知られている。水のよさで風合いが違ってくるとのこと。アイムスは昨年は児島ジーンズストリートにも出店。生地のことやアフターサービスを紹介した小冊子を作ったという。当初はよろず支援の活用にためらいがあったアイムスの社長。アッパービレッジのオフィスにやってきた。企業のホームページなどを作っているという。相談者には女性も多いとのこと。クリエイティブコワーキングスペース TOGITOGIにやってきた。相談を希望するときは簡単に予約が取れる。対面かオンラインかも選べる。フォトグラファーが相談にやってきた。安佐南区のイオンモール広島祇園にやってきた。デニムメーカーが展示会を開いた。そこでもコーディネーターはアドバイスした。
価格転嫁を考えなければいけない。これが難しい。みかん農家では、配送料をもらうようにしているとのこと。アパレルでは、圧迫されてしまうという。ただの値上げはお客様も納得しない。北海道の札幌市。北海道よろず支援拠点にも、相談が持ち込まれている。相談者は市内で飲食店を営む。仕入れの値上がりでこのままでは立ち行かなくなる。鈴木俊介さんは経営コンサルタントのコーディネーター。これまでメニューを減らす提案をしてきた。メニューを厳選。値上げもしたという。無料相談を受けているという。刺激的な仕事だと鈴木さんはいう。
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- 北海道よろず支援拠点札幌市(北海道)
北海道・弟子屈町の阿寒摩周国立公園の一角にある温泉街「川湯温泉」。町中の川に温泉が流れていて、中でも人気の宿が「別邸すいかずら」。人気の理由はビュッフェなどで、館内のドリンクは常時飲み放題。しかし宿は数年前倒産の危機にあり、救ったのが鈴木さん。提案の1つが若者層に訴える企画で、釘を溶かす強酸性の泉質に着目した「縁切り湯巡り」企画を提案。
北海道釧路市にあるスーパーマーケット「あいちょう釧路星が浦店」。悩みのタネは大手チェーンにおされて集客力が落ちていること・物価上昇で経営悪化などだということ。状況を打開しようとマグロの解体ショーなどを行うも、社長1人の奮闘では限界。鈴木さんはプロジェクトチームを組み各部署で発案・実行を行うことを提案。
経営相談のエキスパート浅沼聡さんを取材。浅沼さんのホームグラウンドは東京にもうひとつある立川事務所。相談者は、書道らうんじまなかな主催の遠山ちひろさん。相談のテーマは教室の他店舗展開について。浅沼さんは聞き取った想いを書き出していく。浅沼さんは覚悟を持って相談に挑んでいた。浅沼さんの本業は経営コンサルタント。かつては英会話教室の運営で働いていたが、経営に興味を抱き、独学で様々な資格を取得、11年前に独立。よろず支援への参加はビジネスの助けにもなると考えたから。いまや週に4日拠点に出ることもあるという熱血派。
浅沼さんが目下足繁く通っているのが青梅の岩蔵地区。相談者と待ち合わせしていたのは創業明治16年の儘多屋。近頃はインバウンドにも人気という。やってきたのは地元で町おこしを進めている法人の代表。この地の自然と文化を活かし、農業体験やイベントを通して東京で一番近い里山を発信するイワクラエクスペリエンス。岩蔵地区のファンを増やすのが目的。何もかもが手探り状態。そこで浅沼さんの登場となった。目下、青梅のヒノキと柚子を使ったボディソープを開発中。浅沼さんは一緒に農家を訪ねる力の入れよう。とのわファームの清水さんは2拠点生活をしている。清水さんはすでに60種類以上の野菜を全国に送り届けている。
かわなべ鶏卵農場を調査。東京の特産として東京しゃも。絶品の軍鶏鍋はツアーの目玉にもなりそう。生産者も乗り気だった。イワクラエクスペリエンスは以前もこちらの農場とコラボ商品を実現している。その実績が約だったようだ。浅沼さんは「事業者それぞれの想いがある。そこに愚直に支援していく」などコメント。
エンディングの挨拶をした。
東京都よろず支援拠点の浅沼さんは「3つの健康。体の健康、心の健康、お金の健康を達成するための道具であると」などコメント。鈴木さんは「いっしょに楽しむということ」などコメント。ムラカミヨシコさんは「人と未来をつなぐデザイン」などコメント。
