- 出演者
- 野村真季 松尾由美子 菅原知弘 福岡良子 丸田佳奈 森永康平 浦林凛
番組が取材したのは先週の千葉豪雨で車が水に浸かった坂井さん夫妻。車体の3分の1ほどが水に浸かり故障した車両。夫婦は「ディーラーからは修理できないと言われ、廃棄料などがかかり手元にはお金も残らずマイナスになる」などと話す。諦めかけていたところ、インターネットで壊れた車でも買い取ってくれる業者を見つけたという。タウ自動車営業部・平涼貴さんが査定。買取価格は数十万円ほど。株式会社タウでは通常、水害にあった車でも平均47万円ほどで買い取りを行っている。千葉豪雨以降、被災車両の買い取り依頼が普段の5倍から10倍に急増。
コメンテーターは、医師・タレント・丸田佳奈、経済アナリスト・森永康平、関西学院大学特別客員教授・小西美穂。千葉豪雨から10日目。千葉市では約8割の車両で所有者が現れず、対応が課題となっている。千葉市の被災車両は約2500台。そのうち幹線道路に放置されていた約1700台は撤去完了。生活道路に放置されていた約800台もきのう撤去完了。市内10か所の保管場所に計340台保管されているが、68台分は引き取られた。千葉市建設局担当者によると「車両は個人の財産のため市が処分するのは難しい。引き取りに来てほしい」としている。撤去した車両のナンバーを運輸局などで照会し所有者を特定する。住所は特定できるが電話番号は特定できない。現時点では市からの連絡が困難。車があった場所付近の電柱に、移動させたことを知らせる用紙が掲示されている。引き取り者が確認できるものを持参し、手続きを行う。課題は、ナンバー紛失など所有者と特定が困難な車両の対応。丸田佳奈は「地方の空き家問題と似ていると思う」、小西美穂は「支援と情報をセットで提供して呼びかけることも大事」、森永康平は「国として、こういう時にかかる費用をどう負担してもらうのか考えると同時に、水害が増えてきたので民間の保険会社が撤去にかかる費用も対象に含めた新しい保険を開発する」などとコメントした。
豪雨に見舞われる地域がある一方、雨が降らないことでダムが干上がり、各地で渇水が起きている。岐阜県・白川村・御母衣ダムから中継で伝える。本来の水面よりも20mほど低い場所から伝えている。
福井県の九頭龍ダムは5月には貯水率80%前後だったが、現在は約21&。その上流にある九頭竜湖では水位が下がり、ひび割れた地面があらわに。愛知県ではきのう、渇水の影響で節水が呼びかけられた。宇連ダム流域では雨が少なく貯水量が低下。渇水は九州福岡でも。朝倉市にある寺内ダム。九州北部のこの1か月の雨量は平年を大きく下回った。上流では水が途絶え、地面がむき出し状態。四国の水がめと言われる高知県の早明浦ダムでは、先月以降、貯水率が60ポイント以上も低下。この影響で19日には、2022年以来4年ぶりとなる第3次取水制限が実施。少なくともこの先2週間は貯水率0%を回避できるという。
北アルプスからの雪解け水や清流に恵まれ、 水の王国と呼ばれる富山も例外ではない。きのう、国土交通省北陸地方整備局・富山河川国道事務所が会見し、渇水について警戒感を示した。岐阜県・御母衣ダムの下流にある富山県の庄川合口ダムでは7日から、32年ぶりの取水制限で農業用水の2割節水を呼びかけている。不安の声は農家からも。里芋の収穫は11月で、今の時期は一番水が重要だという。
スタジオには水ジャーナリスト・武蔵野大学客員教授・橋本淳司。岐阜県・白川村・御母衣ダムから中継で伝える。ドライブインみぼろ湖・渡辺武志社長に、渇水による周囲への影響、冬の雪の状況などを聞く。
渇水は西日本を中心にあちこちで起きている。岐阜県の御母衣ダムはほぼ枯渇。国土交通省は放流できる量について「底をついている」としている。九州でも渇水が深刻。貯水率が1桁になっているところもある。高知県の早明浦ダムでは例年貯水率約80%。けさは31.3%。19日、2022年以来となる第3次取水制限を開始した。香川県への水の供給量を50%まで減らし、香川県は市民に対して節水を呼びかけている。橋本が「全国一律に渇水しているわけではなく、水が十分ある地域もある。雨の降り方が変わっている。冬場の雪にも注目したい」などとコメントした。
きのうも各地でゲリラ雷雨が発生。埼玉県内ではレベル4大雨危険警報が出されている。
一時レベル4大雨危険警報が出されたきのう午後4時ごろのさいたま市の映像。道路が冠水したほか、住宅街でも道路脇の側溝から水があふれた。正午ごろ前橋市では雨が降るなか響き渡る雷鳴。強い風も吹いた。きのうは西日本や北陸、東北など全国各地で局地的な雷雨になった。きょうも全国的に大気の状態が不安定で、東京都心でもゲリラ雷雨のおそれがある。
同じ日本列島で渇水と大雨という正反対の現象がなぜ起きたのか。三重大学・立花義裕教授によると日本でいま起きているのは熱帯化と極端化。高温になると大気中の水蒸気量が多くなる。気温が高いほどためこめる水蒸気が多くなり、雨の頻度は減る。これが渇水につながる。ためこめる水蒸気量の限界を超えると大雨に。橋本が「台風、雨の通り道、どこに降るかがとても大事になってくる」、丸田が「できるだけ節水しながら生活を維持するものとか、産業とか市場の構造も変わってくるのかなと思いますね」などとコメントした。
福岡市は海水淡水化施設「まみずピア」を運営。1日最大5万tの水を生産可能。東京・墨田区は大型施設や個人宅に雨水タンクの設置を推進。総貯留量約2万8000t、トイレなど生活用水に活用。橋本が「雨を身近に感じながら暮らしの中に取り入れることで雨の日に外出するのを避ける、車の運転どうしようというところにまでつながっていくんじゃないか」などとコメントした。
今夜北京で開幕する「世界人型ロボット運動会」。北京では水曜日から別のイベントも開催中。ロボットの見本市。2000点以上のロボットが展示されている。中でも注目を集めているのが人型ロボット。子どもとダンスするロボット、ロボット同士でキックボクシング、華麗な演奏をするバンドロボットなど様々なパフォーマンスを見せる人型ロボットたち。洗濯をしたり、衣服をたたみ片付けてくれる家事代行ロボットといった実用化に焦点を当てた展示が増えていた。長崎県立大学・華金玲教授は「去年と比べると劇的に進化している」などと話した。
華教授によると中国の人型ロボットが実用化に向け急激に進化したのはことし4月以降。カギとなっているのはフィジカルAI。複数のAIで構成されているフィジカルAIは人間の脳のような仕組み。メインとなるAIは2つ。一つは大脳のように考える、感じる、記憶する、体を動かす働きをするAI。もう一つは小脳のように体のバランス感覚や動きをスムーズに制御する働きのAI。これにデータを蓄積した別のAIが加わり人型ロボットの性能が飛躍的に向上した。中国の人型ロボットの原点は日本にある。華教授は「UBTECHの創業者が人型ロボットを作ろうと思った。日本でアシモを見て感銘を受け、中国・深センに戻ってロボットを作った」などと話した。
中国できょう開幕する世界人型ロボット運動会。16の国から2056選手が参加する。去年の第1回では26種目が行われ、今回は51種目に増加。
きょうから中国で世界人型ロボット運動会が始まる。中国のロボット企業「ユニツリー」が開発した最新人型ロボット「スーパーマン」は垂直ジャンプで2m以上跳ぶ。10mを0.79秒で走り、100m換算では7秒90。ウサイン・ボルトの男子100m世界記録は9秒58。人型ロボット運動会にはスポーツ以外の種目も。ホテル業務や工場での組み立て、梱包などのシチュエーション別、豆つまみや針通しなどのロボットハンドなど実用シーンの競技は21種目。急速な進化を遂げる中国の人型ロボットについて長崎県立大学・華金玲教授は去年と大きく違うのは「AIの進歩だ」としている。中国では政府系ファンドなどがことし人型ロボットの分野に2兆2400億円を超える資金を投じている。丸田が「人手不足の分野とか、人が行くには危険な分野は今後希望になるかと思いますし、皮肉なのは一番古いロボット企業が日本のアシモを見てっていうのが日本が出遅れてしまって法整備も進んでいないのがちょっと情けなさも感じますが」などとコメントした。
人の動きに合わせ同じ動きを再現するロボット。ロボットの訓練センター。センサーをつけた人間が行った動作をAIが覚える。訓練には120体が参加。商業施設や工場、介護など30以上のシーンを想定し、AIの訓練やデータを収集。集められた情報はAI開発企業に提供され、人型ロボット開発を支えている。
ロボット訓練センターが中国全土に約100カ所。大量のデータを収集している。中国が人型ロボットにこだわる理由は、華教授によると日本は働くことを優先し、産業ロボットが発展。中国では人にサービスすることを最優先にし、人型ロボットが発展。中国は日本の5倍以上の規模で高齢化社会が来るとされ、介護に関する人手不足が想定されている。仮題はロボットの技術進化が速すぎて社会が準備できていないこと。森永が「将来世界はどうなっちゃうのかなって思いますよね」などとコメントした。
月曜日に開かれた福岡県議会の臨時議会。金銭授受疑惑の渦中にある蔵内議長への辞職勧告決議案の採決が行われようとしていた。突然待ったがかかると採決は急きょ中止に。
月曜日の福岡県議会。金銭授受疑惑を告発した吉松県議が提出した蔵内議長への辞職勧告決議案の採決が行われる予定だった。突然待ったをかけたのは林泰輔議員。動議が認められ、辞職勧告の採決取りやめに対する採決が行われ、賛成多数で可決された。事前に自民党県議団の前で蔵内議長はしかるべき時に議長職を辞任する意向を示していた。カメラの前で初めて進退について発言した蔵内議長。議長職辞任の時期については来月議会で議論される予定の政治倫理条例の制定などをめどとしたいとしている。
水曜日、俳優で作家、ジャーナリストの岸恵子が今月7日に亡くなっていたことが分かった。93歳だった。1953年に公開された映画「君の名は」で主人公・真知子を演じ、一躍国民的スターに。ストールを頭から首元にぐるりと巻くスタイルは「真知子巻き」と呼ばれ、当時社会現象に。1957年、映画監督・イヴ・シャンピと結婚し、パリに移り住んだ。パリで起きた反体制運動「5月革命」を目の当たりにしたことで国際ジャーナリストとして活動の幅を広げていく。1991年にエルサレムを取材した際の映像。インタビューをしている相手は当時のイスラエル首相・シャミル氏。ソ連崩壊直前にはモスクワを訪れ政府関係者を単独取材。世界中に足を運び情勢を発信。活動を行う根底にあるのは自身が経験した戦争の記憶。2004年に旭日小綬章を受章した際には自身の活動について「日本の人が日本国内でもいろいろな問題があって大変ですけれども地球の上にいま何がおきているのか、面白おかしく自分が見てきたこと、体験したことを伝えていきたい」と語った。
