2026年10月15日放送 22:00 - 22:58 テレビ東京

ワールドビジネスサテライト
▼カフェ刷新!消費反映コンビニ決算▼量子コンで配送進化▼大人の「ぬい活」

出演者
豊島晋作 原田亮介 長部稀 北川莉央 
(オープニング)
オープニング

オープニング映像。

(ニュース)
コアウィーブ・ショック 世界で株価が大幅下落に

きょうの日経平均株価は昨日に比べて3300円超の急落となり、過去3番目の下げ幅で取引を終えた。発端となったのはクラウドサービスを手掛けるアメリカの「コアウィーブ」の社債価格の急落。この “コアウィーブ・ショック”により日本を含めた世界各地でAI・半導体関連株の売りが広がった。「コアウィーブ」は「エヌビディア」も出資するアメリカの新興企業で、データセンターを企業に貸し出すクラウドサービスが主力でオープンAIやアンソロピックなどAI開発企業を顧客としている。そのコアウィーブに広がった“信用不安”、AIに必要なデータセンターなどの整備のためには多額の資金が必要だがその資金を社債によって調達していた。ところが社債が14日に急落、価格が下がったことで利回りは一時15%台にまで急上昇した。コアウィーブの債務返済が困難になるとの味方が拡大したとみられる。ハイテク関連が多いナスダック市場でAI関連の株が売られたことから、約1カ月ぶりの安値を記録。この流れは韓国にも拡大し、総合株価指数のKOSPIは一時売買停止となる「サーキットブレーカー」が発動される事態となった。専門家は「コアウィーブはアメリカの中ではそこまで大きくない会社。これが全体に広がっているのは拡大解釈しすぎの印象がある。来週以降にアメリカのメタやマイクロソフトなど大手クラウド事業者の決済があるので市場心理も変わってくれるのかな」などと話している。

解説 コアウィーブ・ショック AIバブル懸念の行方は?

アメリカ「コアウィーブ」の社債価格の急落がきっかけで、また前日のアメリカの消費者物価指数が予想を越える上昇となったことも追い打ちをかけたかたち。原田亮介氏は「データセンターの建設や運用に関わる資金の調達不安が浮上している。エヌビディアの半導体を搭載したデータセンターをアメリカ各地で40箇所も保有・賃借して運用している。しかしデータセンターの建設費用を社債などで調達しているので、きのうは社債の利回りが一時15%にまで大幅に上昇。つまり社債が一種暴落した」などと説明。一方半導体企業の業績を見ると好調で、きょう発表された台湾「TSMC」の7-9月の決算は過去最高を更新 し純利益は市場予想も上回った。クラウド事業者が世界的な金利上昇で利払い負担が膨らむ分キャッシュを稼ぐハードルが上がっていることが気がかり。

ラインナップ

「コンビニカフェ競争」などラインナップを伝えた。

不正アクセスで病院が混乱 システム停止 徹夜で対応

医療機関でも不正アクセスによる被害が起きている。患者の情報などを管理するシステムが不正アクセスによりサービスを停止した。都内にある不妊治療を専門「はらメディカルクリニック」では、受付の表示画面や患者を呼び出す画面も真っ暗。病院向けの業務支援システム「@link」が受けた不正アクセスで、最大787の医療機関の情報漏えいの可能性があり、被害拡大を防ぐためシステムを一時停止している。連絡を受けた医療スタッフは予約データ約1000件と診療データ約5万4000件を保存する作業を一晩かけて行い、臨時の予約サイトを立ち上げた。復旧の目処は立っておらず、クリニックの理事長は「(運営会社が)サイバー攻撃を受けてしまうと、当院でいくら対策しても防ぎようがない。今の時代個人情報がもう安全ではないというのが、今回すごくわかった」などと話している。とどまることを知らないサイバー攻撃、その被害はきょうも未曾有の規模で広がっている。こうした中対策に動いたのが先月アルバイト採用業務の委託先が不正アクセスを受け、個人情報約5000件が漏洩した「吉野家ホールディングス」で海外のIPアドレスからのアクセスを遮断する対策を講じたと明かした。

セブン コーヒー新商品 豆3種で他社と差別化

セブン-イレブン・ジャパンはきょう店内で入れるセブンカフェシリーズの新商品を発表した。コンビニ各社は今定番商品より価格の高い新たなコーヒーを投入している。セブン-イレブン・ジャパンが今月発売する新商品、“選べる3種の青「セレクトブランド」”を発表。客はキリマンジャロ・コロンビア・グアテマラの3種類から好きな豆を選ぶことができる。セブンカフェは2013年に販売開始、今月末で累計販売数は100億杯を突破する見通し。この新商品でセブンカフェの売り上げを2割増やしたいとしている。

ファミマ “希少コーヒー”好調 大容量で若い世代取り込む

コーヒーを強化するコンビニは他にもある。東京ビッグサイトで開かれているコーヒーの展示会「SCAJ2026」では約560社が出展。コンビニで唯一出店した「ファミリーマート」は7月に発売した「プレミアムモカS」を紹介。価格は定番商品より72円高い230円。モカ豆の希少さがうけ発売開始で約150万杯以上を売り上げている。またファミリーマートでは豆の引き具合を9段階から自動調整する新たなコーヒーマシンを全店舗に導入、若い世代にニーズが高い大容量サイズを展開しコーヒーの売り上げを15%伸ばしている。

ローソン 中間決済で最高益 500円のコーヒーも展開

ローソンはことし3月から8月までの純利益が前年比で5.7%増の405億円、4年連続で過去最高を更新した。業績を押し上げたのがコーヒーなどの「マチカフェ」シリーズ。今月6日には世界的な評価の高いコロンビア産の豆を使った500円のコーヒーを発売、今後も拡大予定となっている。

解説 コンビニが“カフェ戦争”狙うのはついで買い

世界的に今コーヒー豆が値上がりする中でなぜ、このタイミングでなぜコンビニ各社はカフェで戦うのか。原田亮介氏は「コンビニ業界の売り上げは非常に成熟してきている。コンビニのカフェスタンドもマシンの償却負担などがあり、それほど利益率が高いとは言えない。コスト高の商品だがそれでも主戦場とみているのは、“ついで買い”を誘う最有力なサービスのためである」などと説明。原田氏もコンビにで購入する際は一緒にせんべいなどを購入し、客単価を上げることに貢献していると笑顔で語った。

賞金2億円“量子コン”大会 ドローン配送に画像生成も

量子コンピューターは今様々な企業が開発を進めている。こうした中、社会課題を解決する優れた活用案を選出する賞金総額2億円の大会が開かれた。都内で開かれた量子コンピューターの活用案を競うコンテスト。NEDOと経済産業省は幅広い分野での需要の創出を目的に、量子分野で初の懸賞金つきコンテストを開催した。コンテストには大学からも参戦、「慶應義塾大学 Bio2Q」は前例がないという量子コンピューターでの画像生成を行う研究を発表した。アニメーターなどの人手不足解消に向け、将来的には量子コンピューターによる効率的な画像生成が期待されるという。QoL領域 1位となったのは塩野義製薬の創薬の課題解決のための研究。新薬の候補となる物質の発見に膨大な時間が必要だったが、量子コンピューターを活用することで従来の1.7倍の量の物質を発見することができたという。今後創薬に活用できれば3.4兆円のコストカットが見込めるという。

WBS Quick
みずほ AI人材の育成強化

みずほフィナンシャルグループはきょう営業職や事務職の社員をAIの開発を担う人材として育てる「みずほAI Bootcamp」を本格運用すると発表した。すでに6月から研修を受けた5人がAI開発関連のエンジニアに転換した。今後グループ内で希望者を募り、10年以内に数千人規模にまで増やす計画。

TSMC 7~9月最高益に

台湾の「TSMC」が発表したことし7月-9月までの決算は純利益が前年比68.7%増の7630億台湾ドル(約3兆7200億円)。売上高は50.9%増の1兆円4942億台湾ドル(約7兆2800億円)と、共に四半期として過去最高となった。また2026年度の売上高は(米ドルベースで)約44%増との見通しを発表した。

NY州の半導体工場に投資へ

赤沢経済産業大臣は日米の関税交渉で合意した対米投資第3弾として、「半導体工場の建設」を選定したと発表した。グローバル・ファウンドリーズの工場建設に約1兆6000億円を投資する。2棟目の工場建設も検討していて投資規模は約3兆3000億円になるとしている。

自動調整で“上下両面焼き”

タイガー魔法瓶は新たな自動調理家電を発表した。「マルチグリルクッカーGRISIA」は裏返さずに両面に香ばしい焼色をつける「グリル」機能を実現した。自動調理家電市場はコロナ禍をピークに縮小しているが、「焼き」を強みとする自動調理家電で子育て世代の需要獲得を狙う。

(ニュース)
大人のぬい活に商機 新形態 ぬいぐるみが参戦

ぬいぐるみと一緒に出かけて美しい景色を背景に写真を撮るなどする「ぬい活」。ぬいぐるみ市場は1年間で1.4倍に増加している。きょう公開されたハイブリッドトイ「ブロッフ」は、ぬいぐるみの顔に手足を動かすことができる体を合体させた新しい玩具。手掛けたのは「セガ フェイブ」で、キャラクターは全36種類。「ぬい活」ブームにあやかろうと大人をターゲットにしている。

「ぬい活」サービスを新たに始めたのは横浜市の「新横浜プリンスホテル」。ぬいぐるみの専用ベッドやブランコ、衣装などが用意された一室限定のぬい活部屋「ときめく推し空間~“ぬい”ドレスアップステイ~」。今後もレストランや他のホテルのコンテンツと絡め、他のプランも展開したいとしている。

トレたまneo
抱っこで体重・体温測定

東大阪市にある「カワキタ」。子どもの健康管理ができる「抱っこバッグ」で、子どもを抱っこした状態で体重と体温を図ることができる。「子どもが動き回っ体重・体温が測れない」といった声から、大阪国際工科専門職大学とタッグを組んだ。体重計の中にパンタグラフ構造を採用、どこに力がかかっても中央のセンサーに均等に体重が伝わる仕組みとなっている。加速度センサーが子どもが動いた時に生じる計測のズレを補正する。計測された体重・体温はスマホアプリに送信され、推移を確認することができる。現在は体重10キロまで測定が可能、今後は2年以内の商品化を目標に計測範囲の拡大・誤差の低減などを改良を進める計画。

(ニュース)
速報 米国9月小売売上高↑0.8% 市場予想を上回る

アメリカの個人消費の動向を示す9月の小売売上高は前の月から0.8%上昇し、市場予想を上回った。中東情勢の悪化で原油価格が高泊する中、ガソリンスタンドは+6.4%。また同時に発表された生産者物価指数は1.3%上昇、こちらも市場予想を上回った。

最新 マーケット情報

為替と株の値動きを伝えた。

解説 米小売売上高 予想上回る 為替や利上げ確率に影響は

アメリカ経済は強いということなのか。原田亮介氏「アメリカの北東部で暴風雨があったりして、9月は天候要因が非常に大きかった。8月が1.2だったので減速している」と指摘し、判断材料がまだ不足しているとした。また利上げ予想も月内については見送り予想が今7割、「マーケットの安定を前提とすると利上げもしにくいのか」などと語った。明日のマーケットにも注目したい。

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