- 出演者
- 池谷亨 林修 藤井由依 峰竜太 柏木由紀
4月上旬の京都・宇治市。大雨でも大行列がでいていたが、並んでいたのは多くが外国人。お目当ては「抹茶」。世界中で抹茶が大ブームとなっており、去年の宇治抹茶原料の平均価格の推移は1kg8000円以上と、前年の1.7倍。
- キーワード
- 宇治市(京都)
オープニング。
いま抹茶がブーム。老舗茶商・中村藤吉本店には2時間待ちの行列ができていた。売り場では様々なお茶を販売しているが、外国人が手に取るのは抹茶。外国人に人気の「抹茶缶 宇治の昔」は30gで9720円もする。海外で抹茶はヘルシーなスーパーフードのような感覚で飲まれている。カフェでは抹茶スイーツも人気。同じ宇治市には宇治茶道場「匠の館」もあり、お茶のいれ方体験ができる。
静岡でも異変が。佐々木製茶では抹茶ブームを受けて一部生産を転換。栽培の2割をめざすため、畑の多くに抹茶用の茶葉に必要な被覆栽培用ネットがかけられていた。会社の売り上げは2025年には約100億円に。
煎茶と抹茶の違いについて。元は同じ葉だが、紅茶・烏龍茶・煎茶・抹茶などが作られ、発酵度合い、育て方によって種類が変わる。収穫した後に揉み込むのが煎茶。被覆栽培で覆いを被せることで茶葉の旨味成分「テアニン」が増す。その茶葉を蒸して、揉まずに乾燥させて砕いたのが抹茶ととなる。緑茶を含む輸出実績は2024年の364億円から2025年は721億円となったが、静岡県は茶業進行計画をあって、緑茶の輸出に力を入れている。
- キーワード
- テアニン京都 三条 ちきりや静岡県
掛川中央茶葉(佐々木製茶グループ)・佐々木優取締役は「ブームのおかげで遮光ネット(1本約3万円)が手に入らないくらい売れている。なかなか手に入らず、1年以上待っている」と話す。抹茶用の畑に転換する農家が増え、遮光ネットの製造が間に合っていない。茶畑では幼木を植え直して育て直す改植が進められていた。静岡県では、これまで煎茶で飲まれてきた「やぶきた」から抹茶に適した「つゆひかり」などに植え替えを推奨している。2040年までに全収穫量の約3分の1を抹茶にする目標を掲げている。静岡県全域で煎茶→抹茶に転換する農家が増加している。2024年産の荒茶:煎茶1kg1197円、抹茶の原料(てん茶)1kg3278円。かけがわ有機の郷・堀井聡取締役は「抹茶は煎茶よりも生葉代が人によっては倍になったという声も多い。本当にやって良かった」と話す。かけがわ有機の郷の抹茶売り上げ推移は2023年0.1ha39万円→2024年1.1ha500万円→2025年3.6ha2030万円。堀井は「被覆資材をかける手間、外す手間が増える。人手を要し従来の育て方と違うことを懸念する人はいる。やればやった分だけ、かけたらかけた分だけ儲けになる」と話す。柏木由紀は「よく行っていた店が抹茶専門店になっていたことが何度かあった。東京ドームシティなど人が集まるところや海外の人が多い場所では抹茶の店に変わっていることがある」、峰竜太は「インバウンドの人はすごい」とコメント。インバウンド客向けに販売している「抹茶シェイカー」を紹介。販売しているのは静岡県「岩崎恭三商店」。抹茶関連の土産の売り上げにも変化が起きているという。岩崎麻須美代表は「2024年までは売り上げは土産品が月数万円くらいだったが、2025年になってからは売り上げが1000万円くらいになった。インバウンド効果はすごい」と話す。
抹茶ブームをきっかけに煎茶にも大きな変化が起きている。静岡・島田市「カネス製茶」のガラス瓶入り「ボトリングティー 750ml」(1本2万4840円)を紹介。4代目・小松元気取締役によると「1杯1000円後半~2000円」。ボトリングティーIBUKIは20年以上かけて開発された貴重品種「金谷いぶき」と大井川の伏流水を使用。鮮度を落とさない低温ろ過製法で一般の煎茶の40倍ものアミノ酸を含む。2022年の発売以降、3年間で売り上げは8000万円。2030年には年間売り上げ1億円の見込み。小松取締役は「コロナ禍になってから酒を控える人が増えた影響でレストランや日常で酒でなくても嗜好性の高い飲料が求められるようになった」と話す。食事に合うアルコールが入っていない飲料を求められて開発した。最近は酒を飲まない人が多い中東からの引き合いも増加しているという。
お茶は緑色なのに、なぜ「茶色」というのか。昔のお茶の色は茶色で、布を染める染料としても使用されていた(お茶染め)。そこから茶色と言われるようになったという説が有力。江戸時代に「青製煎茶製法」ができ緑色のお茶が飲めるようになった。江戸時代に緑茶ブームとなった製法。「青製煎茶製法」を開発したのは永谷宗円、その子孫がやっている会社が「永谷園」。永谷宗円が持ち込んだ茶商が「山本山」。
抹茶ブームの裏側のお金。煎茶の茶葉の価格が低下した結果、製茶業者の休廃業・解散が去年過去最多だった。増益となった企業は42.7%、減益・赤字と答えた企業は半数を超えてた。香典返しやお歳暮などの需要が年々減り、煎茶の茶葉の価格が下落している。遮光ネットなど初期投資・ネットを張る力仕事は高齢化が進む農家には困難。抹茶ブームの裏側で廃業する農家も増えていた。
- キーワード
- 帝国データバンク
大阪市にあるコミニケ出版は朝礼の専門誌・月刊朝礼を出版している。朝礼の教科書のようなもので、1984年に創刊し日本のい朝礼文化を支え続けてきた。朝礼のスピーチに使うネタ本のようなもの。朝礼当番が記事を読み感想を共有することで有意義な朝礼になるという。365日分の話題を作り続けている月刊朝礼は月の発行部数は1万5000部、購読している企業は2000社以上。朝礼をしている企業は7割以上ある。朝礼はコミュニケーション不足を解消するきっかけとして注目されている。ある調査ではコミュニケーション不足による企業の損失は従業員1人当たり年間194万円。うどん店の三国一でも月刊朝礼を使って朝礼を30年以上続けている。辻洋装店も月刊朝礼を3年前から導入。
最新回も過去回もテレ東BIZなら見放題。
- キーワード
- テレ東BIZ
林先生は全体がひとまとりになる力は朝礼にあると思う、必ずマクラを用意するのでネタを探しているという。一番ネタを拾えるのは電車だという。
