- 出演者
- 鈴木亮平
本日の世界遺産はタンザニアのキリマンジャロ国立公園など放送内容を伝えた。
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- キリマンジャロ国立公園タンザニア
キリマンジャロ国立公園はケニアとの国境沿いに位置している。キリマンジャロは山脈などに属さない独立峰と呼ばれる山で標高5895mで熱帯にありながら山頂には氷河が存在する。山頂から麓までの水の流れを追う。標高4200m付近は岩だらけの世界が広がる。これらは溶岩で小さな池がいくつも存在する。山頂で解けた氷河が解けて大地から染み出してできたもの。池から小さな流れになり谷に沿って流れていく。流れにそって水を好む植物が存在し中でもひときわ大きいのがジャイアントセネシオ。寒さから身を守るため枯れた葉は落ちず茎に残る。
キリマンジャロの標高3000m付近には森が存在する。森は上からミルとハート型になっている。森は地下水の上に出来たとされる。もりのその下には深い森が広がっている。3000mから1800m付近まで続く熱帯雨林で1年中濃い霧に包まれている。雨もたくさん降りキリマンジャロの水の恵みとなっており森を苔の楽園にしている。サルオガセは木にくっついて成長する苔である。雨はインド洋からの湿った風がキリマンジャロにぶつかり上昇気流となり雲を生み雨を降らせている。また周囲はサバンナで孤立した森となっており「キリマンジャロホウセンカ」など固有種が多く存在する。1500m付近で滝があり、岩には「柱状節理」と呼ばれる割れ目が出来ていた。
キリマンジャロの3000から1800mまでは熱帯雨林となり、さらに下るとサバンナが現れる。ケニアの「アンボセリ国立公園」にもキリマンジャロの瑞の恵みが存在するという。乾ききった地域だがキリンやライオンなどの野生動物も生息している。その理由が水場、キリマンジャロから地中を通って水が湧き出ており、乾季でも干上がらず人も動物も暮らすことができるようになっている。キリマンジャロの水で出来た川にはゾウの群れが水浴びをする姿が確認された。野生動物の他、遊牧民のマサイが牛を連れてやってきた。通常放牧が許されないが家畜に水を飲ませるため乾季だけ立ち入りが許されている。キリマンジャロの水による池や湿地はいくつも存在し動物などがなどが利用している。
タンザニア北部では透明度の高い湖が存在する。温泉成分が含まれており、温度の低い冷泉となっていて人々の憩いの場となっている。長い年月を経てろ過される。
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キリマンジャロの名産であるコーヒー。キリマンジャロの麓の町モシにはお店があり店の奥では豆を焙煎されている。コーヒーが世界的に有名になった理由にも水が関係していた。高地にあるコーヒー農園では朝になると葉に夜露が付いており、その露が植物にとって大事。地面は火山灰を含む土となっており、水はけが良く乾季と雨季がはっきりしているためコーヒーの栽培にうってつけとなっている。
世界遺産の次回予告。
ベスコングルメの番組宣伝。