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きょうの世界遺産は聖なる山の奇岩地帯、プー・プラバートのセーマ石。
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- セーマ石タイプー・プラ・バート歴史公園
プー・プラバートはタイの東北部、ラオスとの国境付近にある。世界遺産エリアにある山は岩だらけ。この地にははるか昔から人が暮らしていた。ひさしのような岩の下には絵が描かれている。約3000年前のものとされている。その後、奇岩などを崇める土着の信仰の場になったとされる。プー・プラバートのシンボルとされる岩は明らかに人の手で石が積み上げられている。中には仏像がある。土着の信仰と融合することで鉾兄はない仏教の聖地になった。
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奇岩のそばに立つ細長い石h「セーマ石」と言って聖域の境界線として置かれている。この内側で僧侶が修行や出家の儀式を行った。セーマ石は約1400年前、この地に伝わった。当時のタイは都市国家が集まったドヴァーラヴァティーと呼ばれる時代。セーマ石は仏教とともに沿岸部から入ってきたと考えられている。タイ東北部で発見されている100か所以上のうち、特にプー・プラバートにはたくさん残っている。
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セーマ石は現代のタイの寺院でも見ることができる。
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- セーマ石ワッチラ・タマラン寺院
聖域を示す印は日本人にも馴染みがある。那智大滝は水の落口にしめ縄が張られている。厳島神社の大鳥居も聖域の境界。
聖域の印として、タイではセーマ石が多用されてきた。聖なる山には他にも金色に輝く足跡が。
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プー・プラバートとはタイの言葉で「聖なる足跡の山」。ブッダがこの地を訪れた時に残した足跡と伝わる岩のくぼみがある。自然にできた岩のくぼみに約400年前、人々が装飾を加えた。仏像が登場する以前はこうした足跡などを拝んでいた。プー・プラバートでは足跡が5つも見つかっている。足跡には蓮の花が彫られている。
セーマ石にも蓮の花をかたどったものがある。蓮は仏教の悟りの象徴だ。俗世から離れた山奥での修行を求め、僧侶が集まるようになったと考えられている。
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セーマ石は古都アユタヤでも見ることができる。王室専用の寺院ワット・プラシーサンペットの本堂の周りに蓮の花びらの形をしたセーマ石がある。
タイのプー・プラバートは奇岩などの周囲に置くことで聖域を作る石「セーマ石」がたくさん見つかっている。プー・プラバートの近くにある村の寺院の敷地内には巨大なセーマ石が。表面にはブッダの物語などが彫刻されている。ここではセーマ石そのものが信仰の対象になっていた。
「世界遺産 聖なる山の奇岩と結界 プー・プラバート ドヴァーラヴァティー時代のセーマ石(タイ)」の次回予告。
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