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本日の世界遺産はベトナムの古都ホイアン。かつては外国船が立ち寄る貿易港として栄えた。その町並みは約300年受け継がれてきたなど放送内容を伝えた。
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- ホイアン(ベトナム)徳川家康
ベトナム・ホイアンはトゥボン川から少し遡った先にある港町。ホイアンには濃い茶色の屋根の建物がある一角が存在し、そこがホイアンの旧市街で世界遺産エリアとなっている。ホイアンの港は海に近く少し内陸で外洋の波を避けることが出来寄港できる条件が出来、15~19世紀にかけて東南アジア屈指の貿易港として発展した。建ち並ぶ家屋の殆どが貿易で財をなした商家。1700年頃に建造された元漢方薬の商家など多くが約35m細長い構造となっている。元漢方薬の商家の場合は客間と住まいを中庭で分けた構造となっていた。中庭は商談の息抜きの空間でもあった。住まいでは観光客への食事の準備を行っており、自慢のメニューが蒸し料理「ホワイトローズ」。
数字が書かれている柱は洪水の記録で特に1964年に起きた最大の洪水では家主の背を越えるほど浸水したという。人々に恵みを与えるトゥボン川であるが時々牙を剥く。船から積荷を運びやすくするため防波堤がない。そのため今でも潮が満ちると道が浸水する。そのあtめ大事なものはとにかく高い場所へ移動させており、特に祭壇は天井近くにある。他には天井を格子状になっていた荷物を避難させるハッチにする工夫がなされていた。ホイアンは東西を結ぶ重要な拠点となっていてオランダ東インド会社の建物には扉にはロゴがアレンジされたものが施されていた。そんなホイアンのお得意様が日本だった。
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- トゥボン川ホイアン(ベトナム)
現在ランタンの街としても知られるホイアンはヨーロッパやアジアの商人が行き交っており、日本との公益も盛んだった。瓦屋根がつき上空からみると少し突き出したスペースが存在する橋「来遠橋」は通称「日本橋」と呼ばれていて日本人が作ったとされる。18ほどある橋の中程には祠があり幸運をもたらす神が祀られている。碑文には橋の由来が書かれておりそこには「日本国」の文字が記載されていた。その事が分かる資料が名古屋に存在する。情妙寺には徳川家康が許可した絵巻物でホイアンに入港する朱印船が描かれていた。現在ホイアンでも人気な品が香木で家康は香木コレクターで財を惜しまなかったという。
ホイアンにある市場は昔から物が売り買いされてきた。この日は近隣でとれたタチウオが目玉商品となっていた。貿易で栄えたホイアンだったがやがて衰退してった。道が狭いため車は通れず自転車タクシーが現在活躍している。建物は殆どが築100年が経過しており、その理由に川があるという。17世紀頃と比べると陸地が増えており、これは土砂によるもので船の往来に影響を与えた。そのため大型船はダナンを目指すようになり、その後一大貿易港として発展し空港なども作られた。そしてホイアンは開発を免れ現在の姿を残されている。
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- ダナン(ベトナム)ホイアン(ベトナム)
世界遺産の次回予告。
ベスコングルメの番組宣伝。